2021.03.02
3月:1年間の思い出をイラストで描こう!
いよいよ今年度も残りあとわずか。
コロナで大騒ぎになった今年度ですが、この1年を振り返ってみて、どんな思い出がありますか?
2021年3月のアタムアカデミーでは、「1年間の思い出をイラストで描こう!」を題材として、「いろいろな人とのかかわり」「言葉による伝え合い」「豊かな感性と表現」といった、子どものうちに身につけておきたい【社会で生きていくチカラ】を育んでいきます。

《1年間の思い出をイラストで描こう!》
- 題材を選ぼう!
- 構図を考えよう!
- 効果的に伝えよう!
今月の授業は、題材に「1年間の思い出をイラストで描こう」を選んでいます。
コロナ騒動で学校行事や外出が制限されているなかで、あえてこの題材を選びました。
これは非常にチャレンジングな授業だと考えています。
実際、「イベントにも行けず、学校行事も制限され、遠出も出来ていない。そんな中で、思い出らしい思い出があるのか?」といった意見もありました。
ただ、行動が制限された1年間だったからこそ、子どもたちの思い出を記録する意義がある、とアタムアカデミーでは考えています。
コロナ環境下でも、子どもにとって今年1年の重みは変わりません。
だからこそ、イベントがなくても、大切な思い出を忘れない様に記録しておくべきです。
子どもが見えている世界を形にする
記録の方法は言葉でも、写真でも、何でもいいです。
アタムアカデミーでは、語彙力に左右されてしまう言葉や、事実しか写さない写真よりも、子どもの見えている世界をそのまま映し出すイラストを使って、子どもの思い出を保存します。
コロナで日本中が大騒ぎしたこの1年の思い出を、子どもたちはどう切り取るのでしょうか。
身につくチカラ
「1年間の思い出をイラストで描こう!」の授業を通じて、アタムアカデミーではこんなチカラを身につけて欲しいと願っています。
いろいろな人とのかかわり
地域のさまざまな人々や、友達などとの楽しい触れ合いを通じて、自分も親しみの気持ちを持って接するようになります。言葉による伝え合い
自分のイメージや考えを言葉や絵で、相手にわかるように表現しながら、友達や家族と心を通わせるようになります。豊かな感性と表現
友達同士で互いに表現し合うことで、さまざまな表現の面白さに気付いたり、友達と一緒に表現する過程を楽しんだりするようになります。
アタムアカデミーでは、イラスト教室としてイラスト技術はもちろん、それ以上に【社会で生きていくチカラ】を身につけて欲しいと思っています。
今年度の思い出を表現し、伝え合うことで、友達同士でお互いの価値観に触れる、深いコミュニケーションのきっかけになれば嬉しいです。
思い出をイラストで表現して「一生の思い出をインプットして欲しい」
最近、「インプットよりもアウトプットが重要」という言葉を見る機会が増えています。
アウトプットすることで、記憶の定着が図られて、より効果的なインプットになると言われています。
もちろん、これは大人に限ったことではありません。
子どもも同様に、その日に学んだことをアウトプットした方が身に付きます。
ただ、子どもには「語彙力」といった制限があり、必ずしも学んだことを正確にアウトプットできません。
そのため、イラストを描いてアウトプットして欲しいのです。
「楽しかった」以上の表現を知らない子どもでも、それ以上の楽しさを表現できるのがイラストです。
このコロナの環境下だからこそ、思い出を残しておくことが価値になります。
10年後、20年後に、「こんな1年もあったんだね〜」と振り返られるような、思い出の1枚を、子どもたちと一緒に作りたいです^^。