2021.05.30
6月:君の「美味しい」をデザインしよう! ‐ オンラインイラスト教室|ATAM ACADEMY
アートといえば何を思い浮かべるでしょうか?
絵画、音楽、ミュージカル、書道など、いろいろあるでしょう。
辞書には、文芸(言語芸術)、美術(造形芸術)、音楽(音響芸術)、演劇・映画(総合芸術)などとあります。
何かアートの共通点に気づきませんか?
アートは人間の五感のなかでも視覚と聴覚に限定されているのです。
今回は「君の「美味しい」をデザインしよう!」をテーマに、本来はアートに分類されない「味覚」を表現します。
味覚のデザインを通じて【社会で生きていくチカラ】を育みます。
《君の「美味しい」をデザインしよう!》
- 美味しい
パッケージ作り - デザインで
「味覚」を表現しよう - 「美味しさ」「食感」を
伝えるコツ
それでは、なぜアートは視覚と聴覚だけなのでしょうか。
味覚、嗅覚、触覚は、アートにならないのでしょうか。
視覚・聴覚と味覚・嗅覚・触覚の違いは「再現性」にあると考えています。
再現できるからこそ、芸術作品として後世に残っているのです。
例えば、視覚と聴覚を楽しむアート(絵画や音楽)は、いつの時代でも同じ作品を鑑賞できます。
どんなに時代が過ぎても、作品自体が変わることはないのです。
すると、視覚と聴覚を使えば、鑑賞者は同じ体験ができます。
同じ体験を共有すれば、そこに個々人の「解釈」が生まれます。
作品をめぐる解釈こそ、アートの世界と言えます。
一方で、味覚・嗅覚・触覚ではどうでしょうか?
自分と全く同じ体験を、他人と共有できるでしょうか。
あなたが感じる「花の匂い」は、他者と全く同じとは限りません。
匂いの体験は個人の体験に過ぎないので、そこに「解釈」が入り込む余地はありません。
本来、アートではない「味覚」を、アートの世界に呼び込むのが今回のテーマです。
個人の感想にしか過ぎない「味覚」を、鑑賞者が理解できる「視覚」に落とし込めるのでしょうか。
子どもたちはどういう表現で、私たちの視覚に訴えかけてくれるのでしょうか。
身に付くチカラ
「君の「美味しい」をデザインしよう!」を通じて、アタムアカデミーではこんなチカラを身につけて欲しいと考えています。
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自立心
いろいろな活動や遊びにおいて自分の力で最後までやり遂げ、満足感や達成感をもつようになります。
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思考力の芽生え
物との多様なかかわりとの中で、物の性質や仕組みについて考えたり、気付いたりするようになります。
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豊かな感性と表現
生活の中で美しいものや心を動かす出来事に触れ、イメージを豊かにもちながら、楽しく表現できるようになります。
自分の味覚を誰でもわかる視覚レベルに落とす作業を通じて、表現の幅を広げていきます。
今までは見えるものを表現していましたが、今回は感覚が対象になってきます。
より高度な表現が求められるカリキュラムです。アート教室として、子どもの表現の幅を広げていきたいです。
表現の幅
今回の授業を企画するにあたって、思い出した言葉があります。
“生まれた時から目の見えない人に空の青さを伝える時何て言えばいいんだ?”(江頭2:50)
色は光の波長なので、目が見えるひとにとっては同じ色に見えています。
物質の形も視覚ですので、ほとんどのひとにとって同じものが見えています。
ただ、同じものが見えていても、それを表現するのは難しい。
その難しさを表しているのが、先ほどの言葉です。
今回のテーマである「味覚」の表現は、それよりも何段階もハードルが高いです。
「美味しい」と言っても、ケーキの美味しいと、たこ焼きの美味しいは違います。
甘いものでも、チョコレートの美味しいとみかんの美味しいとは違います。
「美味しい」を表現するには、もっと深い世界で「美味しい」について考える必要があります。
果たして「美味しい」とは何なのでしょうか。
「美味しい」という感覚を、豊かに表現させたい。
アート教室としてのアタムの使命と考えています。
ぜひ子どもたちの「美味しい」を楽しみにしていてください。
今月も子どもたちの挑戦が楽しみです^^
今月の課題資料
こちらをダウンロードしてお使いください!
君の「美味しい」をデザイン!【初級】
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君の「美味しい」をデザイン!【上級】
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描き方チャレンンジ いろいろなかおの描き方