2021.11.17
【キャラデザ実践編】立ち絵を描いてみよう! - デジタルイラスト講座
今回は、キャラクターに似合う表情・ポーズを考えて「立ち絵」(たちえ)というイラストを描いてみよう。
「立ち絵」ってわかるかな?
ゲームの説明書や、アニメのサイトなんかに
キャラクターが紹介されたページがあるよね。
「立ち絵」はそこにのっているような
キャラクターが立っているイラストのことなんだ。
「立ち絵」といっても「直立」ではなくて
そのキャラクターの「せいかく」や「とくちょう」がわかるように
ちょっとしたポーズや表情がついているよ。
このキャラクターを使って、描き方のコツを紹介していくね。
この設定イラストはわかりやすいようにミニキャラで描いたんだけど、
今回の「立ち絵」はちょっと頭身を高くして描いていくよ。
ミニキャラのまま描いてもいいよ。
キャラクターとして動かしたい絵柄で描いてね!
まずは、このキャラクターに合った表情を考えていくよ。
この子は、「あかるい性格」で、色で「カッコイイ感じ」を表現しているキャラクターだよ。
明るい⇒ポジティブな感情
かっこいい⇒強気なイメージ
見る人にポジティブな子という印象をもってもらいたいときに、
「こまった顔」や「かなしい顔」みたいな、気持ちがうしろ向きな顔は描かないよね。
だからこの子は笑った顔にしようかな。
こうやって、そのキャラクターにあわせて考えながらやっていこう。
なんとなくイメージが湧いたら、つぎはポーズを考えていくよ。
ポーズを描くときも同じで、「せいかく」や「とくちょう」からイメージをふくらませてみてね。
こんな感じの、弱気なポーズは、今回のキャラクターには合わないし、
描きたい表情ともちぐはぐになっちゃうよね。
「せいかく」や「とくちょう」からいくつか、この子に合うポーズ考えてみたよ。
こんなふうにいくつかアイディアを出してみて、そのなかから1つを選んでみてもいいよ。
この子は猫の模様をモチーフにしている子なんだけど、
猫っぽい曲線の要素がある右のポーズに決めたよ。
ポーズが決まったら、この下書きをもとに線を整えていくよ。
シルエットを意識しながら、描き進めよう。
さっきイメージしておいた表情も、ここで細かく描いていこう。
ポジティブな笑顔!というのをイメージしながら「かっこよさ」も強調してみたよ。
色をぬったら完成!
こうして表情と少しの動きを付けるだけでも、キャラクターのアピールしたい部分が表現できるね。
物語のとうじょう人物をつくる気分になって、みんなもチャレンジしてみてね!
ポーズや表情の練習ができるテンプレートがあるから、アタムアカデミーの公式サイトからダウンロードして、立ち絵を描く練習をしてみてね。
それじゃあ、またね!