2022.01.27
【スケッチブック徹底解説】塗りつぶしツールとグラデーションツールの使い方
この記事ではスケッチブックの基本的な塗りつぶしツールの使用方法から、グラデーションで塗る方法まで、丁寧に紹介していくよ♪
スケッチブックの基本:『塗りつぶしツール』で色を塗ろう↓
基本的な『塗りつぶしツール』の操作↓
塗りつぶしの色がはみ出してしまった時の対処方法3選↓
対処法1:線の線のスキマを埋める↓
対処法2:線を描いているレイヤーを統一する↓
対処法3:塗りつぶしツールの「許容値」を調整する↓
スケッチブックの基本:『グラデーションツール』で色を塗ろう↓
基本的な『グラデーションツール』の操作↓
グラデーションツールを使った空・草原の背景の描き方↓
グラデーションツールを使ったコップの描き方↓
グラデーションツールを使ったイラスト作品例↓
スケッチブックの基本:『塗りつぶしツール』で色を塗る
基本的な『塗りつぶしツール』の操作
上の画像の赤丸で囲んだ「バケツマーク」をタッチしてね。
これが色を一気に塗ることができる「塗りつぶしツール」だよ。
色塗りに欠かせないツールだから必ず覚えてね。
右上のカラーサークルをタッチすると、カラーパレットが出てくるから、好きな色をここで選んでね。
外がわの円は色味を設定できて、内がわの四角はあざやかさや明るさを調整できるよ。
イラストの色を付けたい部分をタッチすると、スケッチブックでも簡単に色が塗れるね!
塗りつぶしの色がはみ出してしまった時の対処方法3選
塗りつぶしツールで色を塗る時によく困るのは、塗った色が線からはみ出してしまったり、うまく色が塗れないことだよね。
▼髪の色だけ塗りたいと思ったのに…背景まで色がはみ出ちゃった!
そんなときはどこを確認すべきか、いっしょに確認事項を見ていこう!
対処法1:線の線の隙間を埋める
まずは、線と線がしっかりつながっているかな? スキマはないかな?と確認してみてね。
線がつながっていないと、塗りたい色がはみ出してしまうんだ。
スケッチブックの画面を大きくしてスキマがないか見てみよう。
スキマをしっかりふさげたら、塗りつぶしをもう一度試してみよう。
線の色か、塗りたい色で線のスキマを埋めると塗りつぶしツールが上手く機能するよ!
これで綺麗に塗りつぶせるようになったね!
対処法2:線を描いているレイヤーを統一する
スキマはふさいだはずなのに、まだはみ出している…
そんな時は、スキマをふさいだレイヤーが、線画のレイヤーと別になっていないかチェックしよう。
線画は線画レイヤー、塗りつぶしは塗りつぶしレイヤーで別にするとイラストを描きやすくなるよ。
今描いている対象のレイヤーはどれなのか確認しよう。
上の画像の赤丸で囲んだ「紙の上にしずくが乗っかっているマーク」を押してみてね。
「すべてのレイヤをサンプリング」というモードにすると、線画を複数の別のレイヤーに描いてしまっても、線がつながっていたら色を塗りつぶしてくれるよ!
対処法3:塗りつぶしツールの「許容値」を調整する
塗りつぶしツールの「許容値」とかいてあるバーをチェックしてみてね。
スライダーが右におおきくいくほど、許容値が大きくなるよ。
「許容値が大きい」=「ざっくり塗る」モードということだから、色がはみ出しやすくなってるんだ。
許容値のスライダーを左に少しスライドして許容値を小さくして、塗りつぶしをもう一度試してみよう。
みんなも塗りつぶしの色がはみ出て困ったときは、この3つを試してみてね。
塗りつぶしツールを使いこなして、沢山のイラストをもっと簡単に描けるようになろう♪
スケッチブックの基本:『グラデーションツール』で色を塗ろう
「グラデーションツール」は、1色で塗る「塗りつぶしツール」とちがって、3つの色を設定して塗ることができるツールだよ!
色がだんだん変わっていくことをグラデーションっていうんだ。
基本的な『グラデーションツール』の操作
まずは、赤丸で囲んだ「バケツの形をしたマーク」をえらんでね。
次に赤丸で囲んだ真ん中のツールをえらぼう、これが「グラデーションツール」だよ!
スケッチブックの画面にペン長押ししながら、下に引っ張ってみてね。
丸が3個ついた線と白黒のグラデーションが出てくるよ。
ここから、グラデーションする色を変えていけるよ!
グラデーションツールの一番上の丸をタッチしてね。
上の丸をえらんだ状態で、「カラーパレット」から好きな色をつくると、グラデーションの上の部分が水色に変わっていくよ!
このように、3つの丸のところにあわせて3色設定してグラデーションを作ることができるんだ。
残り2つの丸もタッチして、好きな色を置いてみよう!
同じ色味で暗い色、中間色、明るい色をおくと、きれいなグラデーションが作れるよ!
グラデーションツールを使った空・草原の背景の描き方メイキング
ここからはグラデーションを使って草原・青空をベースとした背景の描き方について解説するよ!
グラデーションツールで空を塗ろう
まずは、画面の半分より上に空の色を塗っていこう。
今回は塗りつぶしのグラデーションを使ったけど、エアブラシを使って色を重ねてもいいよ!
青空と雲の描き方の詳しいことについては、こちらの記事を参考にしてね。
グラデーションツールを使って、草原のベースを塗ろう
まずは新しいレイヤーを追加して、定規ツールを使って草原の奥の線を決めていこう。
画面の半分より上の位置に、白っぽい水色で地平線(ちへいせん)を描いてみよう。
画面上のメニューから塗りつぶしを選択して、さっそくグラデーションツールを選んでいこう。
手前の色は鮮やかで、奥の色は少し彩度を下げて薄い青みがかった色にすると遠近感(えんきんかん)が出るよ。
変更したい層の丸を選択して、青く囲まれた丸の色を変えることができるよ。
草原にある草のグループを描こう
草原のベースを塗り終わったら、草原の草を描いていくよ!
まずは手前の草を大きめに描いていこう。
ブラシは万年筆を使って、1グループの7~8本ほどの草を描いて、4〜5グループ描こう。
線は下から上に向かって手を動かして描くと、草のとがった形に見えるよ!
同様に、線を細くして奥の草のグールプも描いていくよ。
手前より少し小さめに描くと遠近感がでるよ!
草原にある、細かい草を足そう
ここから、どんどん細かい草を足していくよ!
ひとつ前に描いた草のグループよりも、少ない数の草を描こう。
1グループ2〜3本ほど描いて、奥の草は細く短く描くといいよ!
影のテクスチャをつけよう
草の根元に影のテクスチャを描いていくよ!
新しいレイヤーを追加して、草のグループの下にレイヤーを移動してね。
赤い丸でかこったテクスチャのブラシを選ぼう。
草のグループで使った緑を選んで、草の根元らへんにテクスチャをつけてね。
不透明度(ふとうめいど)を下げて少しずつ薄く塗ると調整しやすいよ。
草が生えている根元と、背景の地の色をなじませるイメージで軽く塗っていこう!
ハイライトの草を描こう
次に、ハイライトの草を描くよ!
新しいレイヤーを作って、ブラシは万年筆を選ぼう。
色は少し黄色みのある明るい緑を選ぶといいよ。
ハイライトは1つのグループに2~3本だけ、少し短めに描くのがコツだよ!
全体にテクスチャをつけよう
さいごは全体にテクスチャをつけて、草のグループと背景の地の色をなじませるよ!
新しいレイヤーに、テクスチャのブラシを使って、少し明るい黄緑と少し濃いめの緑の色を塗りましょう。
ブラシのサイズを大きくして、全体的に塗ってみましょう。
不透明度を下げたテクスチャブラシを使って、塗りすぎないように描いていくと、後で調整しやすくなるよ!
これで草原の完成だよ!
雲を描いたり、小さな花を描いてアレンジしてみてね!
グラデーションツールを使ったコップの描き方
ここからは、実際にスケッチブックのグラデーションツールを使った簡単な透明ガラスの描き方について紹介するよ!
スケッチブックで透明なガラスコップの線画を描こう
まずは、「対称ツール」をつかって、コップのよこの線を描いてね。
コップのふちと底もまーるく描いておこう!
スケッチブックのグラデーションでガラスの影を塗ろう
色をぬりたい範囲を「選択ツール」でえらんで、塗りつぶし(リニア)を使って色をぬろう!
こんな感じでグラデーションツールを使って、下のほうに向かって色を暗くしてみると、ガラスのコップらしくなるよ!
スケッチブックで透明なガラスに当たる光を描こう
最後に、コップに光が当たっている部分にハイライトをいれて、まっすぐ白いろでふとい線とほそい線を描くいていくよ。
「カシミヤ消しゴム」でコップのかたちに合わせて、下の光を少しだけ消してみると…グラデーションツールを使ったコップのイラストが完成!
グラデーションツールを使ったイラスト作品例
コップ以外にも、グラデーションツールを使って色を塗ったイラストはこんな感じに仕上がるよ♪
グラデーションを使うと、塗りの表現の幅が広がるし、時間短縮にもつなげることができるね!
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