ATAMブログ

2022.04.12

講師インタビュー ヨウ先生アート編① ‐ オンラインイラスト教室|ATAM ACADEMY

ヨウ先生の簡単な自己紹介をお願いします。(HN、お仕事内容等)

ヨウです。
現代アートの制作やイラスト・漫画のお仕事をしています。
1つのものを完成させるには、完成のイメージとそれを遂行する知識と設計力が大切です。
知識と美感、計画性をみにつける勉強を共にできたらよいと思います。

ヨウ先生のアートに関する経歴を教えてください。

高校生のとき、粘土で車の生産型ベースをつくる「カーモデラー」に興味を持ち、造形デザインに進路を進めようと考えていました。
その中でアートの歴史を知るにつれ制作表現に興味が湧き、そのままアートの道に入っていきました。

大学では立体作品やインスタレーション作品の制作を行いました。
インスタレーションというのは、空間ごと芸術作品として表現する分野のことをいいます。

現在は政治経済を主軸に、人間社会をテーマにしたアート研究をしています。

私自身は、絵が好きというよりは、他人にイラストで何かを伝えることを目的にして描いてきました。
自分自身のイラストが求められていて、対価が得られることに喜びも感じています。

仕事としてのイラスト制作では、クライアントとの意思疎通を大切にしています。
クライアントのイメージを良い形で具現化することを心掛けて取り組んでいます。

現在は海外の方が主なクライアントなので、各国のいろいろな人と知り合えたことも嬉しかったことの一つです。
私の武器はデッサン力と空間構成、また機械や工場生産品の描画だと考えています。

ヨウ先生がアートに興味を持ったきっかけはなんですか?

大学進学について考えるうちに知った美術史がきっかけです。

作品を鑑賞しているうちに、人類の歴史とアートについて興味を持ちました。
とくに興味を抱いたのが資本主義とアートの関係です。

アートには、決してお金持ちの道楽にとどまらない魅力があります。
投機(とうき)目的でのアートの売買はおこりますし、作家もごはんを食べねばなりませんから、経済活動と全く無関係ではいられません。
しかし、そこだけにとどまらず、本流人類史とは別視点として歴史に残っていくのがアート界なのだと感じています。

ヨウ先生は週にどれくらいアート作品を描いていますか?

仕事があるときは、毎日描いていて週に2,3作品を仕上げます。
ないときは、そのほかの制作や勉強をするのであまり描かないです。1か月に1作品くらいでしょうか。

ヨウ先生のおすすめの画材を教えてください。

iPad proとApple Pencil、ソフトは主にProcreate(プロクリエイト)を使用しています。
紙に描く感覚と近いのが良いところです。
基本的にProcreateで制作した絵をPhotoshopやメディバンペイントを用いて仕上げをします。

ポスターや文字の入った印刷物を制作するときには、iPadのVectornator(ベクターネーター)というソフトを使います。

最近はblender(ブレンダー)というフリーの3DCGソフトもイラスト制作に活用しています。
複雑な構造物を作ったり、アニメーションやエフェクトを制作しており、それらをイラストに活用したり、動画を制作しています。
最近はiPad proでも3Dモデルや3Dスキャンが使えるようになったので、活用の幅が広がりました。

ヨウ先生の好きな作家・作品はありますか?

彫刻家だとConstantin Brancusi(コンスタンティン・ブランクーシ)Bruno Giorgi(ブルーノ・ジョルジ)Alberto Giacometti(アルベルト・ジャコメッティ)の作品です。

彼らの作品と出会う前、彫刻作品とはミロのヴィーナスのような見た目が美しいものだと考えていました。
そのため、彼らの作品のような世界対作品の境界や、質量、エネルギー中心を表現する作品は衝撃的でした。
作品の根本的な考え方に強く影響を受けました。

直接的な表現方法では、写真家の杉本博司パフォーマンスアーチストのマリーナ・アグラモヴィッチに影響を受けました。
私自身の作品は時間や、周囲の環境や、人間の影響を組み込んだり、写真を用いる手法をとるのですが、それらはここから引用している部分が多いです。

漫画家では平田弘史が好きです。
絵の上手さはもちろんのこと、1本の映画を漫画の中に詰め込んだような重厚で奥行きのある表現に感銘を受けました。
また、まだデジタル作画が一般的でなかった時代にいち早くそれらを取り入れたり、そのバイタリティにも尊敬の念を抱いておりました。

工業デザインには詳しくありませんが、シド・ミードのイラストやデザイン画も好きです。
私自身が機械や工場生産品の作画に長けているのも、そういうところから来ているかもしれません。

 

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