ATAMブログ

2022.04.14

講師インタビュー 日永先生アート編① ‐ オンラインイラスト教室|ATAM ACADEMY

1:簡単な自己紹介をお願いします。(HN、お仕事内容等)

日永です。
厚塗り系やリアルなイラストが得意で、普段は少し暗い雰囲気の作品を制作しています。

「絵が上手くなりたい!」「表現したい事がある!」そんな皆さんの中にある絵に対する情熱的な気持ちを支え制作をサポートします。一緒に頑張りましょう!

2:アートに関する経歴を教えてください。

中学生のころに基本的な技術を学びたいと思い、デッサンを学ぶために予備校に通い始め、美術系の高校に進学しました。

また大学では絵画を専攻しました。油絵では人体を描くのが特に好きで、時間があればとにかくクロッキー。人の皺から読み取れる人生の経歴のような物や、あらゆる幸運が重なってそこに存在し「生きている」という状態に興味があり注目していました。

特に老人などの深い皺の刻まれた手てのひらが好きで、浮きだった血管や曲がった指が編み出す画面としてのリズム感があるので画面いっぱいに描くと説得力があり好んで描いていました。

最近ではデジタルアートに興味があり、前から好きだったゲームのアート作品を制作しています。普段から社会問題などに興味があったので、そういったものをテーマにして、少し暗いけど誰にとっても無関係ではない作品を作ることにしています。

3:アートに興味を持ったきっかけはなんですか?

気が付いた時には、スケッチブック片手に色鉛筆で絵を描いていた記憶があります。
姉がよく描いていたのでその影響も大きいかもしれません。

家族旅行では様々な景色や体験をし、行った先々で鳥などをスケッチしていました。
また家ではよくディズニーアニメを見たり、母が絵本を読んでくれていたので、そういった作品に触れ合った影響は大きいです。

幼稚園の自由時間では、近くの森で遊んだり、紙をきって張り付けて作り出した架空の生き物で遊ぶなど、空想遊びをよくやっていました。泥だらけになったり小麦粉から粘土を作ったり…親も積極的に私の遊びに付き合ってくれたので、子供のころの自由な体験がアートに興味を持つきっかけになったのだと思います。

小学生の頃運動会のマスコットキャラクターを決めるコンテストがあり、その時に毎年自分がクラス代表に選ばれたのが嬉しくて自分には絵しかないと思った記憶もあります。

4:週にどれくらいアート作品を描いていますか?

30時間くらい。
厚塗りなので一枚描くだけで20時間くらいかかっています。またイラストの仕事で線画、色塗りをやっていると10時間以上かかります。

厚塗りイラストの場合は、最初の1時間くらいで構図決めをし下書きと資料を集めます。また構図は同じシーンを切り取ったとしても与える印象が違うので気を使います。背景込みで描くなら小物も含めてある程度細かく決めて置くと後々困らないので入念にやります。

13時間ほどかけて、白黒で明暗と細かい描写を追加していきます。
光がどこから入ってどんなふうに反射するのか、素材の質感を出すためにブラシなども種類を変えながら、物の配置からレイヤー分けをして描いていきます。

7時間位かけて色付けと細かい形の修正やエフェクトなどを追加します。
選んだ色がそのまま反映されるわけではなく、くすみがかった色になるので、いつも苦戦しつつ調整しています。
また私は光をとても意識しながら描いているので、光が物と重なった時に起こる色の変化や、エフェクトなどがどんなふうに見えたら綺麗だろうか、自然だろうかという事にも着目して描いています。

5:おすすめの画材を教えてください。

油絵具は乾きにくいのでゆっくり考えながら描けるのでおすすめです。水彩画っぽいのもがっつりしたのも描けるので、どんな絵が描きたいか分からない人にも良いです。

油彩紙は、アルシュオイルなど。
油絵は絵をかくときキャンバスをはったり、準備をしっかりやらないといけないのですが、アルシュオイル紙なら気軽に練習できるのでとても気にいっています。

デジタルツールではprocreateが好きで気に入っています。
値段も買い切りなので安心して使えますし、シンプルで直感的に使えてとても良いです。sketchbookやアイビスに慣れた人でも使いやすいので、ぜひお試しください。

私が資料を集めるときはPinterestを使って集めることが多いです。
参考にしたいイラストや写真などがある時保存してフォルダにまとめておくことが出来ます。保存した画像と似た画像が次々表示されるので使いやすいです。
(ピンタレストで集めた画像を無許可でトレースや模写してネットなどで公開するのは、著作権違反になるのでやらないよう注意してください)

また、資料まとめに便利なiPadアプリのVIZREF(有料)も使用しています。
本体に保存した画像をまとめて表示出来るので、写真フォルダから画像を切り替えながら絵を描くという煩わしい操作が必要なくなります。PCの場合は、PureRef(無料)が便利です。機能はどちらも同じです。

6:好きな作家・作品はありますか?

油絵ではロペスやフロイトが好きです。
アントニオロペスは、何年も描けて一枚の絵を完成させるそうです。生活してきた人の歴史や変化したもの・変化しないもの、そういった表現が一枚の絵で静かに完結していて美しいと思います。どこか退廃的なところも好きです。
フロイトは、人の醜さ美しさというもののありのままを描いているところが好きです。
それは外見だけの話ではなく内面も含めてです。本当の意味での人間の肖像画を描いていて、人となりを感じたり画面の向こう側でも血が通っている気がします。

イラストではNikolai Lockertsenさんなどを参考にしています。
Lockertsenさんは、夜の街に差す街頭やお店の光などの表現がとても美しい建物や背景の絵を描いています。
リアルなイラストなのに、光が差しているところは色がはっきりしていて、色を見ていても綺麗です。
色の組み合わせなどにもこだわっていて、補色の関係になっていたりとリアルで少し暗いように見えますが、
どこか懐かしい感じのする絵です。

 

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