2022.06.30
講師インタビュー 春原ゆきこ先生授業編 ‐ オンラインイラスト教室|ATAM ACADEMY

1:簡単な自己紹介をお願いします。(HN、お仕事内容等)
春原ゆきこです。
大好きなポップイラストを日々制作しながら、定期生徒と新規会員生徒をメインに講師をしています。
生徒の意思を尊重しながら、「描きたい」「作りたい」という気持ちに丁寧に応えていきます。
2:講師の仕事の面白さはどんなところにありますか?
生徒の変化を間近で見られることです。
描けなかったものが描けるようになったり、
描いたことがないから不安と言う子も授業終わりには楽しかったと言ってくれたり…。
短い授業時間の中でも成長や変化を感じられます。
生徒の成長に関われるのはとても嬉しいですし、やりがいがあります。
また、同時に自分自身の成長も感じられます。授業は思い描いた通りに行くことばかりではありません。その度にどんな流れで説明しようかとか、この専門用語はどう言い回しをしようか?など考えながら授業を展開しています。
3:講師業務の中で、大変だと感じるのはどの部分ですか?
専門的な知識を教えるときがとても難しいです。
生徒さんの中には、紙と色鉛筆しかさわったことのない子もいます。子どもによって知識に差があるので、わかりやすい言葉を探りながら授業をしています。
また、生徒それぞれの個性に合わせるも大変さのひとつ。
恥ずかしがり屋でほとんど喋らない子もいれば、たくさんおしゃべりしてくれる子など、子供たちは個性もさまざまです。
どんな子でも安心して授業を受けてもらえるよう、がんばっていきたいです。
4:日々の授業で心掛けていることはなんですか?
心がけていることは2つあります。
一つ目は、絵を見せてもらう時、曖昧な言葉を使わずにできるだけ明確な言葉にして伝えることです。
それぞれの個性や能力に自信を持って課題に取り組んで欲しいので、
「〇〇がうまくできましたね」、「次は〇〇を丁寧に描いてみましょう」など、できるだけ具体的な言葉を選んでいます。
二つ目は、生徒とのコミュニケーションを大切にすることです。
生徒の成長には講師を信頼しているかどうかが重要だと思います。
笑顔で挨拶したり、子供の目線に立った話し方を心がけたりして、
心を開いてくれることを最初の目標にしています。授業内で素直な言葉が聞けたり笑顔が見れると嬉しいです。
5:講師として普段どのような工夫をしていますか?
授業の最初から最後までの段取りを頭でイメージして、導入の部分はよりしっかりとセリフをつくっておくことです。
冒頭の段取りがしっかりしていると、生徒は安心して耳を傾けてくれやすくなります。
また高学年の場合は、授業の最初に生徒と課題の意見交換とともに、その日の目標も設定しています。
6:講師の仕事をしていてよかった!と感じるのはどのような瞬間ですか?
講師の仕事をすることで、自身の技術や知識を客観視する機会になりました。
ソフトの使い方や絵の描きかたなど、体で覚えていても実際に教えるとなったときに、言葉にできないことが多くあります。
勉強し直すことでより知識が深まりますし、過去の自分の努力を見返すことで、今後の制作活動のモチベーションにもつながると感じています。