ATAMブログ

2022.10.18

講師インタビュー ジェイミー先生アート編② - オンラインイラスト教室|ATAM ACADEMY

ジェイミー先生の簡単な自己紹介をお願いします。(HN、お仕事内容等)

ジェイミーです。

高校の頃、美術部の油絵専攻で、その後独学で絵を学び、今はSNSなどで自分の可愛いやカッコいいを絵で表現して発信しています。
また、Tシャツのデザインやグッズのデザインなどもしています。

ジェイミー先生が創作をする上でのテーマを教えてください。

自分の好きなものを掛け合わせて、それを一つの絵に詰め込むことです。

自分が常日頃、作品や動画を見て感性に触れたものをストックしておいて、自分が何か描きたいなって思った時の材料にしています。
少し前まで、スクラップブックに切り貼りしたりして見返していました。
好きな構図、好きな髪型、好きな服など、それらの自分の好きが掛け合わさって、自分の絵になると思っているので、多少難しい構図なんかでも果敢に挑んでます。
そして、何か違うなと思ったところを、自分が納得するまで描き変えてます。

例えば、この漫画のこのシーンのキャラクターがかっこいいと思ったら、もっと自分好みのシーンとキャラクターにして描いていくんです。
そこには自分の好きな物が詰まった絵が完成です。

自分の絵の一番のファンは自分だと思っていて、自分が納得するものじゃないと他の人も喜ばないと思っていますので、自分が納得するまで描き込んだり、少し時間を置いて、改めて見て修正していたりします。
そこそこで終わってしまうと、自分の成長を感じられなくなってしまうので、「まだ何かできるんじゃないか」と、常に考えて絵と向き合っています。
そうしたら、絵を描くたびに「ここがよかった」とか「ここの表現がうまくいった」など、その絵を見るたびに自分の絵が好きになってくと思ってます。

ジェイミー先生が最近描いた作品の解説をお願いします。

 

私の好きなツインテールの女の子と、私の好きなアイスと、私の好きな入道雲を掛け合わせた作品です。

季節も、四季の中で一番好きなのが夏なので、とても描いていて楽しい絵でした。
肌のトーンをやや濃いめに設定して、日差しの強さを表現して、影を入れています。
肌の色も一色ではなく、グラデーションをかけているので、立体感が出ていると思います。

髪の毛も、毛束感を大事にしたかったので、描き込みを多めにして、流れを意識しつつ描きました。
髪の書き込みをした分、他の部分をシンプルにして顔の方に目線がいくようにして、背景の雲の位置もこだわって描きました。

今回の絵に関しては、色トレスとい線画を色付けする方法があるのですが、それをあえてしませんでした。
線の濃さを強調することで暑苦しさを表現できたかなと思います。

少し日が傾き始めてきた空をイメージして、入道雲を描いたので、赤や紫っぽい色を使って大胆に塗れたのも楽しかったです。
逆に雲のはあくまで背景なので、主線は書かずに色だけで描いて、人物を目立たせるようにしました。

色々なところを季節にこだわって描いて、夏の暑さを絵を見ただけで伝わるような表現にしたかったので、見ている人にそう思ってもらえると嬉しいです。

ジェイミー先生は絵が上手くなるためにどのような勉強をしましたか?

まだまだ勉強しなきゃいけない立場ですが、まず人の絵を見てひたすら模写やデッサンをして、基礎を固めました。
見たものそのまま紙に写せるように、ひたすら比較して微調整を繰り返して、自分の目を養いました。
そうすることで、日々の目に映るものを、「これを描こうと思ったらこう描こう」と思うように自然になるようにしました。

その後、自分の好きな色合いや好きなテイストをひたすら探しました。
デジタル絵と言っても、色々な描き方や技法があると思います。
その中で、自分の描きたい絵柄を見つけるのが1番重要だと思います。
アニメ画を描きたいのに厚塗りの仕方を勉強しても、描きたいものが描けないので。

それと、前項で少しお話ししましたが、自分が納得するまで、修正して描いてを繰り返します。
そうすることで、描くたびに自分の描ける範囲が広がって、自分の描画技術のストックが増えていくと思って絵を描いてます。

もう一つは、他の人の作品を見て、「自分だったらこう描く」「なぜこの人はここにこの色を使ったんだろう」などの視点で考えることも、絵が上手くなるひとつだと思います。
コンビニで売られている商品のパッケージから、画廊で飾られている絵まで、どれも他人の作品だと思って見てみてください。

ジェイミー先生が制作をする際に必ずやることはありますか?

必ずやることは、描きたいものの参考画像をじっくり見ることから始めます。
描きたいもの観察して、ここはどういう感じに描こうだとか、どのように色を塗ろうなど、頭の中で1度描いてみます。
想像だけで書こうとすのには限界があるので、実物があるものに関しては、必ず見るようにしています。
女性の方のポーズや服も、自分が描きたいと思うものに近い参考になる画像などをみて、描いたりしています。

それから、直線を描いたり丸を描いたりして手の運動を毎回10分程度します。
持論なのですが、運動するとき、体に”今から運動しますよ”の合図で準備運動すると思うのですが、それと同じで脳も準備運動が必要だと思っています。
今から絵を描きますよ。と脳に伝えるために、10分程度円や直線や落書きなどを描いて、絵を描き始めてます。
これはずっと昔からやっていて、別に効果が実証された訳ではありませんが、続けています。

それに加えて、最近知った事なのですが、私の好きなイラストレーターさんに、ソク・ジョンヒョンと言う有名な韓国人イラストレーターの方がいます。
その方も絵を描くまえに私と同じことを実践されているようで、尚更やめられない!と思って、俄然張り切って行っているルーティンです。

ジェイミー先生はどんな時に作品のアイディアが浮かびますか?

私の場合、サウナや温泉に行く事が趣味なのですが、サウナに入っている時ぼーと散歩していたりするときにアイデアが浮かびやすいです。
絵の構図やポージングに迷ったり、行き詰まったりしていると必ずサウナに行くようにしてます。
もし、サウナに行く時間や余裕がなかったりしたら、近所の散歩などに出かけます。
そうして、意図的に絵のことを考えないようにする時間を確保します。

そうすると、絵のことを考えていない時にふっと、アイデアが浮かんだり、いい考えが思いつく事が多いと感じています。
少し難しい話になるのですが、聞いた話によると、人は何も考えていない時でも「デフォルトモードネットワーク」といって、脳が活動しているそうです。
その何も考えていない時は、脳の大部分を広く浅く神経の伝達物質が行ったり来たりすることで、色々な物事が突拍子もなく繋がり、閃きやアイデアが出やすいと言われているそうです。
なので、できる限りサウナの時間や散歩の時間を確保しています。
サウナで何も考えずに過ごす時が一番アイデアが閃きやすいと思っていて、日々サウナに入っています。
アイデアや閃きが欲しい方、ぜひサウナをお勧めします。

絵が上手くなりたい!と思っている方へジェイミー先生からアドバイスなどがあればお願いします。

自分の考えですが、まずは物や風景を見る”目”を養ってから絵を描いた方が、断然に上手くなると思っています。

みなさん、最初に実践や技術などに行きがちですが、自分の描きたいものを定める方が1番にやるべきことかなと思っています。
絵のテイストは人それぞれ違いますので、自分の描きたい絵に近い作品をイメージできたりするようにしたほうが、方向性や目標が見えやすいかと思います。
そのためには、他人の作品を片っ端から見て、「この作品のここが良くて、ここは改善点がある」など、「自分だったらこうする」「こう描く」という自分の視点で作品を見まくるのが上手くなるコツかなと思います。
実際にこのお題に対して、この人はこう描くのかなど、勉強になる部分が多いと思います。

他人の作品からインスピレーションを感じて、自分の絵に取りこむことも少なくないと思っています。
コンビニの商品のパッケージから、チラシのデザインなども誰かが作った作品なので、敏感なセンサーでスキャンして吸収できるところは全部吸収して、作品の良いところを取り込んでください。
それから絵を描いた方が、自分が描きたい絵を明確に想像できると思います。

他人の作品は至る所にあります。今、あなたが持っているそのペットボトルのパッケージも誰かが、こうしたいと思って作った作品です。

 

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