ATAMブログ

2022.12.23

講師インタビュー かなど先生アート編② - オンラインイラスト教室|ATAM ACADEMY

1:創作をする上でのテーマを教えてください。

三つあって、まず一つ常に意識しているのが自分の好きな物を目を惹く絵にする事です。

SNSでみる絵はこちらが多いのでないでしょうか。
目の塗り方がキラキラしていて思わずスクロールを止め魅入ってしまったり、顔の描写が好みで一目惚れしたり、皺の流れが綺麗で思わず流れを追ってしまったり…と思い当たることが多々あると思います。
絵を長時間描いても、観る側は一瞬で瞬きのような瞬間だと常に感じているので、少しでも見てほしく、時間を奪えるような絵を描きたいと常に意識しているテーマはこれです。

もう二つ目は感情を揺さぶれる絵を描くこと。
絵を通して情景が思い浮かぶ様な絵であれば尚良いです。
個人的に心惹かれたり気に入る絵は必ず、情景やシーンが思い浮かぶ絵だと私は感じますので、そんな絵になるようなるべく意識して描いています。

例えば吐く息ひとつ、手の動きひとつ、少しの描写を足すだけでキャラクターの心理描写が深まり感情移入、又は共感する事が出来るのではないでしょうか。
寒い中コンビニの前でコーヒー缶を手に白い息を吐いている男性の描写。学校の帰り道白い線の上を歩いて遊んでいる子供の描写。
上記は例ですが、「あぁこんな事あったなぁ」と感じさせられたら、それは共感を感じられる良い絵になります。
共感を感じると人は親近感を持つもので、また作品をみてみようかなと感じてくれたりと、チャンスに繋がるのです。

三つ目は絵のテーマというより、思考ですので少し違うのかもしれませんが、絵を嫌いにならないよう絵を描くことです。
只がむしゃらに絵を描きたいときもありますので、その時は思うがまま好きにに描いています。
絵を嫌いにならないというのは実は難しいことで、ある程度描き続けると描けない事柄があることにに必ずぶつかります。
そんな時、嫌いにならずいかに絵を描き続けられるかもテーマなのではないかなと個人的に感じますので、これを三つ目のテーマとさせて頂きました。

2:最近描いた作品の解説をお願いします。


 
今回の絵は、チャレンジ気軽に目を惹くような女の子を練習しようと描いた絵です。

まだまだ甘い所もありますが、無理せず好きな風に描こうとチャレンジした物なので、適度に気が抜けて粗い所も細かい所も好みに描けて気に入ってます。
補足ですが光の入れ方や、目の描き込み、色の数を増やしてみようとチャレンジしてみた作品でもあります。

自分は基本厚塗りで描いているのですが、これはアニメ塗りをした後に厚塗りをして描いています。
描き方や技術力にも寄るのでしょうが、アニメ塗りだけだと描き込みが物足りなかったので、厚塗りをして髪の束など加筆しています。
毛束感をだして描いたり、髪の毛に流れをつくって遊びを入れるのが好きなので、いつも自然とアニメ塗り+厚塗りになってしまうのですが、最初は二つの技法を使う事など考えつかなくて、アニメ塗りか厚塗りか、どちらかひとつだけで描いたりしていました。
二つの技法を使って描き始めてからは、イラストを描くのがいつもより倍楽しく、描く頻度もあがったので、私のように「少し物足りないな」「描き込みがもっと欲しい」と感じる方は、アニメ塗り+厚塗りで加筆してみると、もしかしたら好みの絵ができるかもしれません。
勿論、自分に合った技法を二つ掛け合わせてみても良いかと思われます。

3:絵が上手くなるためにどのように勉強しましたか?

まだ勉強中の身ですが、映画のワンシーンを止めて模写したり、人体デッサン本や身体の描き方が記載されている本を読み、自分の描き方あった方法を見つけ練習
また、好きな作家さんの画集を観察してどう描いているか想像して実際に描いたりです。

ひとそれぞれ合う合わない描き方があるので、自分に合った描き方を見つけるまでは長いかもしれませんが、見つけてしまうと探す時間が減り、自分に合った描き方でひたすら作品作りができるので、自然と画力は上がっていきました。
好きなものを探してひたすら描くのが自分にとっては正解かもしれませんし、描き方に悩んでる方や、描きにくくて困っているようなら、自分に合った描き方を探してみるのも一つの手かもしれません。

絵を手っ取り早く上達したい方は、絵の参考資料、画集やデッサン本などをまるごとクロッキー帳などに模写するのもいいです。
まるごと模写となると苦行にも思われるかもしれませんが、絵が下手になることはなく、自然と手が慣れて覚えてくるので画力が向上します。
描けなかった所が描けるようになったり、ふとした瞬間実感を覚え、目に見えて努力がわかるので達成感も満足感も得られます。
勉強方法に悩まれていて、どうしよう…となったら、とりあえずやって損はないです。

4:制作をする際に必ずやることはありますか?

必ずモチーフとテーマを決める事描いていて違和感を持つ所を消す事です。

モチーフが決まれば実際にあるものを調べて参考にもできますし、描くものが明確で制作しやすくなります。
自分が取り扱ったことのない分野の装飾や、国の特徴、民族衣装など、答えが調べるとすぐ出てくる世の中なので、わからないことはすぐ調べて資料を集め、ある程度調べ終わってから描きます。
一から描くより、参考に描いてアレンジを加えていくのが自分の引き出しを増やす機会になりますし、間違いがわかるので自然と画力も絵の魅力も上がります。
和装や結び方など、調べると全て意味があったりするので、知らずに描くよりも知ってから描く方が楽しいですし、知らないより各段に得します。

後は描写するポーズを実際に調べて、参考資料を集め不自然じゃないよう見ながら参考にして描くことです。
ダイナミックな構図の絵を描きたい時はあえてデッサンを崩したりも良いのですが、やはり手が変な方向に曲がっていたり不自然なポーズだと、受け入れ難く、一瞬「ん?」となってしまうんですね。
構図や色がよくても手が6本生えていたり、ありえない所がまがっているとツッコミたくなりませんか?
そうすると、自分が見てほしい、感じてほしい絵の良さを自分で消してしまうことになるので、必ず全体を見ながら描き進め、絵の違和感を減らすようにしています。

5:どんな時に作品のアイディアが浮かびますか?

小説を読んでいる時や、散歩にでかけたり、一番多いのは誰かの作品を観る事でしょうか。
ご飯を食べている時や、お風呂に入っているときふと思い浮かぶときもあります。

常に考えていると脳がパンクして疲労してしまうので、無理に考えず自然とアイディアが浮かぶのを待ってる時もありました。

作品の中にはゲームもあてはまりまして、意外に思われるかもしれませんが、ゲームの心理描写やストーリーは絵の参考になることが多いです。
どんよりとした雲空の中の会話とか、楽しい旅の途中など、自然と感情を揺さぶられる部分が沢山でてくるので描きたくなります。
ストーリーからアイディアが浮かぶだけではなく、ゲーム中にでてくるキャラクターは現役のイラストレーターさんが描いたものばかりなので、表情や描き方など、もしゲームでなにかしら絵の仕事をしたい場合参考にもなります。

ゲームではなく、小説だと読んでいる時自然と情景が浮かびながらストーリーが進んでいきます。
キャラクターの外見特徴が描いていなく自分で創作できるので、キャラクターデザインの発想訓練にもなってますね。

参考になる作品が世の中溢れかえっていて、絶対に好きな作品がひとつふたつできると思います。
その作品からなにを描くか方向性を決めてもいいかもしれませんね

6:絵が上手くなりたい!思っている方へアドバイスなどがあればお願いします。

ただ描き進めるのではなくて、なにをどう描くか、描いている物に意味を持たせるのがいいかもしれません。
ただ何も考えず描いていると、上手くなっても上手いけどそれだけの絵になってしまうのです。
そうすると、それはつまらない絵になってしまいます。
意味を持たせて描くと、それに気付いて共感や反応してくれファンになってくれる方もいますし、自分が表現したいものを言葉に具現化できなかったら絵で描いて表現できます。
絵は言葉にもなるので、意味を持たせるのが難しかったら逆に言葉を意識して絵を描くといいかもしれないです。

描くことも勿論大事ですが、目を養うのも大事です。
目が養っていないと、そもそも上手い下手がわからなくなります。
自己完結ならそれで良いかもしれませんが、友人や知人に見せることが好きなら目を養って、はたから見ても上手い絵になるようにする事が大事です。

目が養うと自然とインプットできていることがあって、あんなに描けなかった物が描けたりできるようになります。
自分の引き出しが増え、絵も上手くなりますし絵の武器が増えます。
良いこと尽くめなのでとりあえずして損はありません。

ここまでこう述べましたがあまり考えず、自分が好きなものを追及するのも絵が上達する道ですので、自分にあった方法で絵を描くことが一番な気がします。

 

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