2022.03.30
オリジナルキャラクターでフルカラー漫画を制作!生徒イラストのご紹介
今回はアタムアカデミー講師のカワサキナツミ先生の生徒Iさんが、12月のイラストレッスン「オリジナルのマンガを描いてみよう!」で制作した作品をご紹介します。
このカリキュラムでは、漫画家になったつもりでオリジナルのマンガを制作していきます。
「マンガ」と言っても、少年・少女マンガがあったり、さらに細かくジャンル分けがされていますね。
今回は、まず初めに「少年マンガと少女マンガでは、どんな特徴の差があるか」を知ってもらい、マンガを描いてもらいます。
スピード線の演出術!動きを加速させる描き方のコツ!
まずは、少年マンガに多い表現「スピード線」で動いてる物のすばやさを演出する方法を学びます。
このシートでは、人物のみが元から描いてあり、授業では「武器」と「スピード線」を追加します。
私のクラスでは「武器に切られているモノ」も描いてもらいました。
何を切っているか考えると、武器の形も想像しやすくなります。
このシートの大事なテーマである「スピード線」は、ブレたり迷ったりすると、スピード感がゼロになってしまうため、迷いなくスッと線を描くことが綺麗なスピード線を描くコツになります。
Iさんは、いつもどんなテーマにも、前向きに取り組んでくれます。
スピード線も「とりあえずチャレンジしてみる」の精神でスッスッとブレのない線で描いてくれて、剣の通った道が分かりやすく描けましたね!
また、切られている(どこかでみたことある)敵も、剣の流れと同じ方向に飛び散っているので、どういう流れで剣が通ったのか、自然と理解できる絵が描けています。
感情を伝える表現法!少女マンガで使われる気持ちを表現するテクニック!
続いては、少女マンガに多い「気持ちを伝える」表現方法を考えていきます。
のっぺらぼうの人物が描かれたシートに「表情」と「比喩的表現の背景」を描きます。
表情と背景の両方で雰囲気を合わせて描くことが、キャラクターの気持ちを読み手に伝えるポイントです。
「うれしい」では、背景に点描で星の形を配置しています。
例えばこれが、「ハート」だったら、好きな人との会話で良いことがあったのかな?と推測できますが、「星」を使っていることによって、友達との会話を楽しんでいるのかな?と感じることができます。
また、アイビスペイントの機能をうまく使いながら、点描で表現することによってふんわりとさせています。
穏やかで暖かい雰囲気が伝わってきますね。
Iさんは、表情に合わせた背景の選択、描き方ができていて、どれだけ「嬉しいのか」「ショックなのか」が、とても伝わってきます。
1ページマンガ作成のコツ!コマ割りとテーマの選び方!
最後は1ページのマンガ作成に取り組みます。
Iさんは、以前にカリキュラム内で製作した、自身のLINEスタンプ「はにわたち」のオリジナルキャラで漫画を描いてくれました。
マンガのコマ割りの数を考える
「テーマ」を決めることも悩みますが、次に来る課題が「コマ割り」です。
『1ページの中で何コマ描けるのか』は意外とピンと来ないもので、まずは、自分の持っているマンガで、1ページに何コマ描いてあるか数えてもらいました。
生徒たちから得た回答は1ページに4コマ〜8コマでした。
ということで、私からのアドバイスは「4コママンガを考えるようにコマ割りしてください」としました。
「1ページ」と聞くと大層ですが、「4コマ」と聞くと身近に感じてもらえたようで、Iさんも他生徒の子たちも、コマ割りで止まった手が動き出しました。
フルカラーマンガの完成!
1コマ目の壮大な雰囲気から一転、2コマ目のゆるさに、Iさんがマンガを面白く楽しく描いている気持ちが伝わります。
また、カラーで描いてくれた理由は、「最近はWEBの漫画はフルカラーも多いので」と時代を反映させた上での選択で、素晴らしいと思いました。
私から伝える以上のことを作品で返してもらえることはとても嬉しく、今後もIさんの「どんなテーマにも前向きに取り組む姿勢」をバックアップできるよう、授業を進めていきたいと思います。
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