2022.04.12
アタムの生徒作品|大正時代の和モダンな着物をテーマに衣装デザイン!
今回は、2月のイラストレッスン「ファッションデザインに挑戦しよう!」で制作したKさんの作品を、講師の戸田ゆうか先生に紹介していただきます。
この授業は、テーマ決めから衣装デザイン・ファッションショーの企画までをしてもらう、ファッションデザイナーのお仕事がプチ体験ができるカリキュラムです!
大正時代の和モダンをテーマに衣装とファッションショーを企画しよう!↓
大正時代の着物について情報収集してアイデアを固めよう!↓
大正時代の着物の資料にオリジナリティを加えて衣装デザインを描こう!↓
大正時代の和モダンをテーマに衣装とファッションショーを企画しよう!
講師の私は、何年か前に実際のアパレルデザイン事務所で、イラストレーターとして勤務していたことがあります。
とあるブランドの子供服のイラストを担当していて、その時もパタンナーさんたちと一緒に企画書をきちんと作っていました。
そのためこの課題は、本当のお仕事に沿っているなあと思って納得しながら授業していました。
私の授業の生徒さんには、気になる「世界の民族衣装」を選んでもらい、その歴史を調べて現代の服にデザイン落とし込むところまでを学んでもらいました。
多くの生徒さんが、大変素敵なデザインを生み出してくれました。
さてKさんは、迷わず「昔の日本」を選びました。
大正時代の和モダンな着物をテーマにしたいというのです。
アジアや中東、北欧などを選ぶ人が多い中、まさかの日本!
いきなりのこの発想に先生は驚いてしまいました!
ショーの開催場所は「実際に日本にある場所にしてほしい」と声かけしたところ、Kさんは京都の清水寺が背景になる橋を選び、燃えるような紅葉にそびえ立つお寺という大胆な構図で、ロマンチックな風景を書いてくれました。
大正時代の着物について情報収集してアイデアを固めよう!
次に、着物の2面図を制作しました。
こちらのワークシートは、大正時代の着物の資料を参考に、当時の衣装をそのまま再現して描いてもらいました。
想像でファッションを描くことはみんな得意ですが、きちんと調べたことを写し取ることもまた勉強になります。
脚色せず、誇張せず、丁寧に描いてくれました。
また衣装のメモには、「羽織は膝からしたの長羽織が主流」であること、「洋服は少数派。着物が普段着。
そのため、現代のような帯のアクセサリーはほとんどない」ということで、当時は飾りが簡素だったことを書き出しています。
こうして自分で調べたことは貴重な財産になるでしょう。
大正時代の着物資料にオリジナリティを加えて衣装デザインを描こう!
女性バージョンの衣装デザイン
次はいよいよ、自分なりの個性を出してファッションのデザインに入ってもらいました。
和装を残しながら少し現代風にアレンジしてもらった衣装たち。
それぞれの衣装に色のテーマがあり、一部フリルをあしらったり、袖が長さ調節できるようになっていたり、男女どちらも着れるようなユニセックスな柄になっていたりと工夫がみられます。
素材の柄を上手く溶け込ませ、自然な着物を表現できているイラストがとても素敵です。
男性バージョンの衣装デザイン
そして最後に、男性バージョンの衣装も考えてくれましたが、これがクールで本当にすてき!
ちょんと乗せた小さな帽子や唐草模様のバッグ小物をあしらって、とてもモダンです。
本当に今この日本でこの格好で歩いていても粋だな〜と感じます。
モノトーンでまとめた統一感も素晴らしい、あっぱれです。
Kさんは現在、「自分をアバターにしよう」という3月の課題に取り組んでいます。
どんどん生み出される作品の数々、これからも楽しみにしています!
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