2023.09.22
【生徒作品の紹介】挿絵で悲しみを表現
8・9月:好きな物語にイラストをつけよう!グループコース KRさん
アタムアカデミー講師の”しの”です。
今回は、2022年度8・9月授業の
「感じた世界を伝える!好きな物語にイラストをつけよう!」
で制作したKRさんの作品をご紹介します。
今回のレッスンでは、本の挿絵を描く課題を通して
場面に応じた表現方法や文字の配置について学び、
同時にデザイナーや編集者など、様々な職業の手順を楽しみながら体験できました。
作品と場面選び
レッスンの始めに、KRさんが“イラストを描きたい!”と思える本を一冊選んでもらいました。
選んだ本の中で、特に印象深い場面やセリフを選んでもらい、登場人物を描いてもらいました。
登場人物の見た目などは、本の文章を元に“自分が想像したキャラクター”にしてくださいとお伝えしました。
印象に残っている部分をしっかりと選んで書けていますね!
場面に合わせたイラストを描く
次に、選んだ場面を細かく想像してイラストにしていきます。
まずは、状況や人物の表情がわかるように下書きを描いてもらいました。
登場人物の表情から十分に“悲しみ”が伝わってくる下書きになりました!
ただ、色を塗った後でイラストを描き直しするのはとても大変なので、
下書き段階で、しっかり修正することが大事です。
添削を交えながら、体の力の入り方や手の形状などをもう少し修正していきました。
細かく修正したので、男の子のぐったりした表現が良くかけていますね!
手の描き方も、自分の手やネットの資料を見ながら自発的に描いた分だけ上達するよ!
と伝えながら描き進めたので、とてもよくかけていますね!
背景を描き、文字入れをして臨場感ある挿絵に
続いて、背景を描いていきます。
森のうっそうとした雰囲気や純粋な少年、その家族を見守るような神々しい光を表現したかったので、
あえて線画は書かずにぼんやりとしたシルエットで描きました。
一方で、キャラクターは目立たせるために、はっきりとした線や色合いにしました。
光はエアブラシを加算・発光の設定にして描くなど、
ペンの種類や設定を何度か変えながら背景を描いていきました。
自然の背景は、同じ形や色のものはないので本当に複雑で大変ですが、
KRさんは頑張って自然の背景を描いてくれました!
これからも色々なものを見て、感じながら楽しんでイラストを描いてもらえたらと思います♪
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