2022.04.20
講師インタビュー 甘味先生アート編② ‐ オンラインイラスト教室|ATAM ACADEMY

甘味先生の簡単な自己紹介をお願いします。(HN、お仕事内容等)
甘味です。
個人の方や企業よりご依頼をうけ、イラスト制作などを行っています。
また主に大人向けに、個人でイラストのオンラインレッスンなどもしています。
レッスンを通じてイラストを描くことが今よりもっと楽しくなるように、
お手伝いをさせていただきたいと思います!
甘味先生が創作をする上でのテーマを教えてください。
基本は楽しく描くこと。
イヤイヤ描いたものは、やっぱりあまり良いものにはならないかと思います。
私はかわいい女の子を描くのが好きなので、
基本的にはかわいくしたいと思って描いています。
仕事の場合は、クライアントの要望をしっかり理解して表現できるように努めています。
また作業をパターン化しないように、いろいろなやり方を取り入れたりも。
パターン化してしまうと楽しくなくなりますよね。まずは自分が楽しむことが大事です。
甘味先生が最近描いた作品の解説をお願いします。

テーマは光です。
光を目立たせたかったので、画面全体は暗めにしました。
光のイラストというのは始めから決めていたので、このときはまず色ラフを簡単に作って全体の雰囲気を決めていきました。
透け感のある服にするため、布が重なっている部分は透明度を低くし、
レイヤーを重ねて一枚のところと少し差を出しています。
あとは画面の周りを少しぼかしています。普段は「ガウスぼかし」を使用していますが、
このイラストでは少し変えてみようと「移動ぼかし」をかけてます。
この子はなかなか顔が可愛くならなくて、ちまちま移動したり変形したりと微調整をたくさんしました。
難産でした。
なんとなくバランスが変なときや顔が可愛くならないときは変形したり移動したりで修正します。
デジタルの良いところですね!
※移動ぼかし:レイヤーに描かれている内容を一定方向にぼかしてくれる機能
甘味先生は絵が上手くなるためにどのように勉強しましたか?
あまり勉強という絵の勉強はしてないですが、いろいろな絵の描き方やツールの使い方を調べたりするのは好きです。
ゲームの攻略サイトとか見るのと同じような感じですね。
あとは絵を見ること自体も好きなので、ふつうに見るのではなく観察するように見ています。
画像データだったらズームして見てみたり…ぼーっと見るだけでは気づけないことがたくさんあります。
デジタルイラストだったら「この表現はどうやったら自分で再現できそうか」など考えたりもします。
色をスポイトで拾ってみたりもしますね。
私は実際やってみて考えて、身体で覚えるタイプだと思います。
上手くいかなかったら、その時にまた考えます。
甘味先生が制作をする際に必ずやることはありますか?
資料を集めること!
人間の記憶力は思っているほど優れていません。
基本的にはアイディアが固まったら、関連する資料を集めて描き始めます。
途中で必要な資料が増えれば追加で探します。
インターネットで探してなかった場合は、可能な範囲で自分で用意します。自分の手の写真を撮ったり。
あとはあまり決めず行き当たりばったりで描くことも。
特に趣味のイラストでは、途中で色とか雰囲気とか変えることもあります。
ただ仕事の時はアイディアはしっかり固めてから描きます。
趣味のイラストを描くときも、あまりにもアイディアが固まらないときは色ラフを作っています。
甘味先生はどんな時に作品のアイディアが浮かびますか?
なかなか浮かびません!(笑)
仕事である程度、テーマや描くものが決まっていたほうが嬉しかったりします。
自分でゼロからアイディアを出したいときは、いいなと思う写真とか画像を探したりします。
また誰かへのプレゼントと考えると浮かびやすい気がします。
「季節のイベント」を取っ掛かりとしてよくイラストを描いています。
どちらかというと、あたえられたテーマに合うものを考えたりするほうが好きです。
どんなアイディアも全くのゼロから急に出てくるものではなく、
自分の中に、今まで体験したり見たり聞いたりして蓄積してきたものを
再構築することで作り出せるものだと思います。
まずは色々なものに触れて知っていくことが大事です。
アートに関してだけでなく、全ての事柄について言えることだと思います。
いろんなことに挑戦したり、いろんな人と話してみたりと、皆さんもぜひさまざまな経験をしていってください。
絵が上手くなりたい!思っている方へ甘味先生からアドバイスなどがあればお願いします
絵は描かなくても生きていけます。自分が楽しくなくなったら、いつでもやめれます。
でも、ほぼ一生続けることもできる趣味のひとつ。
まずは描きたい、絵を描くのが楽しい、という気持ちを大切にしてください。
細くても長く続けてほしいです。続けていればある程度は上手くなります。
絵には正解がありません。
上手に描くというのは一般的という点ではあるかもしれせんが、見るポイントが違うだけでみんなそれぞれ上手なのです。
けれども上手くなりたいと思っている人は、おそらく自分の中に理想があるのだと思います。
なんか違うなと思ったタイミングで、それをひとつずつ解消しながら理想に近づけていきます。
私は講師として、その「なんか違う」を解消するお手伝いをしていきたいです。
絵を描くには見る力がとても大切になるので、いろいろなものをよく観察してみてください。
じっさいに描くときは参考資料を用意して描きましょう。
見て描く力がつく代表的な練習法ではデッサンや模写です。
デッサンが苦手だなというかたは、デッサンでなくても資料を見て描くことを繰り返してください。
繰り返すことが大事です。
「見て描く力」がつくと資料さえ用意できれば、大抵のものは描けるようになります。
そうして集めたいろんなパーツを、それぞれ組み合わせて創作していくのです。
創作とは、そういうものだと思っています。
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