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2020年10月の授業 絵本を作ろう

10月のアタムアカデミー「絵本を作ろう!」では、「道徳性の芽生え」「言葉による伝え合い」「豊かな感性と表現」を中心に、子どものうちに身につけておきたい【社会で生きていくチカラ】を育みます。

絵本を作ろう!概要

  • 絵本をえらぶ/キャラクターをえらぶ
  • ストーリーを考えて、場面(シーン)を整理しよう
  • 場面にあったイラストを描こう

アタムアカデミーの授業の中でも「絵本を作ろう!」は少しテイストが異なります。
イラストはもちろんですが、ストーリーづくりにも力点が置かれているのです。
これは、ストーリーづくりを通じて、子どもたちに論理的思考を身につけて欲しいという願いからです。

小学校で身につけたい非認知能力のひとつが「論理的思考」です。
大人でも重要視される論理的思考ですが、その基本は絵本にあると考えています。
絵本では論理的思考の基本となる起承転結が、子どもにも理解しやすいように、はっきりと展開されているからです。

「起・承・転・結」を絵本作りで学ぶ

アタムアカデミーの授業では、子どもたちは自分で選んだストーリーを起承転結に沿って 4・8コマに分解してから、絵本づくりを開始します。
この作業の中で、それぞれのコマが起承転結のどの部分になるのかを自然と身につけます。
起承転結を意識しないと、コマが割れず絵本は作れないのです。

大人の社会で論理的思考ができるひとの会話や文章は、起承転結で構成されています。
今回、子どもたちは起承転結で構成される絵本のストーリーを、イラストで表現します。
これほど効率的に論理的思考を身につける方法はないでしょう。

アタムアカデミーの「絵本を作ろう!」を通して、論理的思考を学び、社会を生きていくチカラを身につけてほしいと思います。

身につくチカラ

アタムアカデミーの「絵本を作ろう!」を通して、子どもたちはこんなチカラを身につけます。

  • 道徳性の芽生え

    道徳心のある絵本のストーリーをなぞることで、友達や周りの人の気持ちを理解し、思いやりをもって接するようになる。
  • 言葉による伝え合い

    絵本のストーリーを、読み手に分かるように表現して、絵や言葉を通して先生や友だちと心を通わせるようになる。
  • 豊かな感性と表現

    絵本のストーリーをイメージを豊かにもちながら、絵や言葉を通して、楽しく表現するようになる。

絵本の読み聞かせが認識能力の向上に役立つことは、ご存知の方も多いと思います。
アタムアカデミーでは、絵本という教育コンテンツをさらに活用しようと考え、今回の「絵本を作ろう!」の授業を作りました。

絵本には道徳性に富んだテーマがあります。
そのテーマに沿って絵本のストーリーを作ることで、道徳性を染み込ませる効果も狙っています。
聞くだけだった絵本の内容を、子どもたちが能動的に表現することで、本当の意味で絵本の内容を身につけられます。

一番のメインテーマは論理的思考を育てることにありますが、小学生の時期から道徳性を身につけられることも同じレベルで大事だと考えています。

中学受験とアート教育

(出典:日能研『今月の額面広告に掲載されている問題はこれだ! 明治大学付属中野中学 校』https://www.nichinoken.co.jp/shikakumaru/201704_ko より)

2017年、明治大学付属中野中学校の入試問題でも、まさに論理的思考が問われる問題が出題されています。
この入試問題では、5つの単文を並び替えて、全体として文章を作ることが求められています。
この問題は10月の「絵本を作ろう!」と本質的には同じく論理的思考が試されています。
違いは文字なのか、絵なのかです。
そういう意味では、絵本づくりの方が少し難易度が高いかもしれません。

論理的思考力・非認知能力を育む

いま、大人の社会でもロジカルシンキングなどといったワードが注目され、論理的思考力の必要性が見直されています。
大人の社会でも必要性な能力ですので、子どもの頃からトレーニングしておきたい非認知能力です。

子どもの頃から論理的な思考ができると、たとえば、複雑な問題でも分解して考えられるようになり、問題解決力にもつながります。
この問題解決力は、子どもがどの分野に進んでも役に立つ社会を生きていくチカラです。
アタムアカデミーでは、イラスト教室を通して、子どもたちの論理的思考を育んでいます。

絵本を作ろう!を通して

10月の題材を選定するにあたって、「絵本とは何か?」について改めて考えさせられました。
当初、絵本とは「文章を使って絵を説明している読み物」くらいに考えていましたが、そのようなイメージを持っているひとは多いと思います。

確かに、絵本は「文章を使って絵を説明している読み物」ではありますが、それはマンガや紙芝居も同じです。
しかし、絵本は、マンガでも紙芝居でもありません。

“記憶”に残る体験を

そこで、自分が読んだ絵本を思い出そうとしたのですが、実は、全く覚えていませんでした。
おそらく、あまりにも小さい頃に読んでもらったので記憶にないのでしょう。

そんなことを考えていると、ふと、絵本とは「家族に読み聞かせてもらう体験」なんだと気付きました。
マンガはひとりで読むものですし、紙芝居は読み物というよりも、芝居としてみんなで楽しむものです。

絵本だけが、自分と読み手となる家族との関係性があって初めて成立する体験です。

残念ながら、私は読んでもらった絵本の内容は全く覚えていません。
ただ、家族に読んでもらった記憶だけは残ってます。私と同じようなひとも多いのではないでしょうか。

アタムアカデミーの子どもたちも、お気に入りの絵本づくりを通じて、家族に読んでもらった絵本の記憶を残してくれたら、と思います。

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