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2020年12月の授業 季節のカレンダーを作ろう

2020年12月のアタムアカデミー「季節のカレンダーを作ろう!」の授業では、「いろいろな人とのかかわり」「自然とのかかわり」「豊かな感性と表現」を中心に、子どものうちに身につけておきたい【社会で生きていくチカラ】を育みます。

《季節のカレンダーを作ろう!》のカリキュラムについて

  • 月ごとの行事を書き出そう!
  • 春夏秋冬・四季を描こう!
  • 色で温度を表現しよう!

アートは身近なもの・身の回りの表現から始まります。
普段の生活で触れているもののなかから、その月ならではのものを選び取り、自分で表現を考える。
この流れが体験できる題材として、「カレンダー作り」を選びました。

ぱっと思いつく月もあれば、なかなか思いつきにくい月もあります。
言葉で言うことは容易ですが、それをイラストで表現することは、大人でも簡単ではありません。
しかしながら、この難しさこそが、子ども時代に身につけるべきである非認知能力や社会生活において必要な力を育てることにつながります

思考を拡散させるトレーニング

例えば、8月の場合、小学生にとっては夏休みの時期ですが、海や山、太陽をイメージする子、いろんな子どもがいるでしょう。
同じテーマでも、子どもたちの感覚によって想像が広がっていきます。
これこそSTEAM教育のなかでもアートだけがもつ思考の拡散性です。

このような体験を通じて、子どもたちは常識にとらわれない考え方を身につけます。大人になると、思考が「答え」に向かって収束していくケースが増えていきます。
なぜなら、一般社会では「問い」が設定されていればその方が早くて効率的だからです。
しかし、現実では、必ずしも「問い」が設定されているとは限りません。
特に未知の領域では「問い」が見えないので、思考は拡散させるしかありません。
実際、新しいアイデアのほとんどは、思考が拡散していくなかで見つかっています。
子どもたちは、カレンダー作りを通して、思考を拡散させるトレーニングをしているのです。

「季節のカレンダーを作ろう!」身につくチカラ

アタムアカデミーの「カレンダー作り」を通して、子どもたちはこんなチカラを身につけます。

  • 身の回りのひととの関わり

    地域の四季折々のイベントや伝統行事をイメージすることで、自分たちが暮らす地域に親しみを感じるようになります。
  • 身の回りの四季とのかかわり

    四季折々の草花や木の実、自然の素材に触れることで、現実の日常生活でも季節を感じることができるようになります。
  • 季節のイベントの表現

    生活の中で起こる出来事やイベントをイメージして想像力を豊かにし、楽しく表現することができます。

これらのチカラは、なかなか評価されにくいですが、社会で生きていくチカラとして必要なチカラになります。
小学4年生から本格的に受験に進む子どもさんにとっても、学びの基礎を支える土台になります。

アタムアカデミーではイラスト教室を通じて非認知能力を伸ばし、子どものうちから「学びの基礎」となる土台を広げていきます。
大きな土台こそ大きな成長につながると信じています。

「季節のカレンダーを作ろう!」で身につけるアート教育

アタムアカデミーはイラスト教室なので、直接的には中学受験に関係ありません。
しかし、昨今の中学受験問題を見ていると、アタムアカデミーで教えている内容と本質的には同じ問題が問われているケースもあります。

(出典:日能研『今月の額面広告に掲載されている問題はこれだ!大妻多摩中学校』https://www.nichinoken.co.jp/shikakumaru/201909_shより)

今回の「カレンダー作り」では、四季折々の日常を想像して、それを表現することを目指していますが、大妻多摩中学校入試問題(2019年)でも、似たようなテーマが出題されています。

この入試では、九州の各県の名産品を絵で表現することが求められています。
教科書の暗記ではない、本質的な学習をしていないと絵では表現できません。
教科書に載っている知識を、知識のまま終わらせることなく、日常の出来事を自分ごととして捉えることが求められているのです。

このように、言葉以外の表現を問う問題は、近年の中学入試でも出題されています。
社会全体が「社会で生きるチカラ」を求めるようになってきています。

カレンダー作りの授業を通して

12月は、季節的な関係もあり「カレンダー作り」を授業題材として採用しました。
1年を通じた日常・行事を絵で表現するのは非常に難しいですが、同時に楽しいものでもあります。

是非、子どもたちにも身の回りを見つめ直してほしい、と願っています。
また、2〜3年アタムアカデミー通ってくださっている子どもたちは、去年の自分の作品と比較してみてください。
おそらく、視点が成長していることに気づいていると思います。

実は、今回のカレンダー作りではもうひとつ成長のヒントがあります。
授業での子どもたちのカレンダー作品の「発表」です。

アタムアカデミーはオンラインのイラスト教室を運営しており、そのため子どもたちは日本国内だけでなく、世界中から参加しています。
自分の身の回りの四季だけが当たり前ではないのです。

世界中の「多様性」に触れる

新潟の冬は大雪でも、沖縄の冬に雪はありません。
東京の夏はジメジメ暑くても、北海道の夏はひんやり涼しいです。
海外でも、オーストラリアの子どもの四季は、日本とは逆ですし、シンガポールに住んでいる子は、四季折々の伝統行事も違うかもしれません。

アタムアカデミーの授業に参加する子どもたちは、自分が制作したカレンダー作品を発表することができます。
このとき、自分が「当たり前」だと思っていたものと全く違う「当たり前」に遭遇します
このように、アタムアカデミーでは子どものときから「多様性」に触れ、豊かな人間性の獲得を目指します。

さて、世界中のアタムアカデミーの子どもは、どのようなカレンダーを作るのでしょうか。

12月のカレンダー作りを通して、非認知能力である「社会を生きるチカラ」を育てるとともに、多様性も身につけてもらえれば、と思います。

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