【生徒作品の紹介】子ども部屋で開かれる宇宙を舞台にしたファッションショー

今回はアタムアカデミーのカワサキナツミ先生の2022年2月の授業のイラストレッスン「ファッションショーのデザインに挑戦しよう」で、Sさんが制作した作品をご紹介します。

2022年2月の授業のカリキュラムでは、ファッションデザインに挑戦して、自分だけのファッションショーを企画します。世界のファッショントレンドを調べて、流行っているファッションや民族性のあるファッションをデザインしていきます。ファッションイラストを描く中で、服の厚み・素材によって異なるシワや素材感の表現も学びます。

Sさんのテーマは、「子ども部屋と宇宙」です。狭そうな子ども部屋と、とてつもなく広い宇宙。正反対なテーマの大胆な合わせ方で企画を始めました。

カワサキナツミ先生の授業「ファッションショーのデザインに挑戦しよう」Sさんの作品例

ステージは子供のいない時間のひっそり静かな部屋にあるハリボテの宇宙です。
床には子どもが転けても痛くないクッション性のあるマットが敷き詰められています。カーテンで部屋の開閉をすることで、ショーの始まりを感じられます。

細かい設定にリアリティを感じます。Sさんの観察力が反映されていますね。

ファッションデザインを進める前に、「宇宙の世界観がとても素晴らしいので、ファッションにも宇宙を取り入れましょう」とアドバイスを行いました。Sさんもその方向性で制作してくれました。

子ども服にも、宇宙の要素を取り入れてデザインをしてくれました。
Sさんが取り入れた「宇宙」のデザインは、全体的にブルーグリーンでまとめています。

首元は「土星の輪っかのチョーカー」、肩から腕にかけて「流れ星を模したチャーム」、さらにプリーツスカートには「オーロラ」がかかっています。

Sさんの中にある、イメージを大事にしながらデザインされています。

今回は、ショーを意識して描いてきたので、服を着るモデルさんのデザインも行うことになります。
Sさんは自らテーマの意図に気づき、モデルの髪色やヘアスタイル、目の色まで考えてくれました。

Sさんの細かな意識がどんどんデザイン力につながってきている！と感じて、とても嬉しくなりました。