【生徒作品の紹介】現代ファッションをイメージしたギリシャの民族衣装

今回はアタムアカデミーの戸田ゆうか先生の2022年2月の小学生クラスの講座 ファッションショーのデザインに挑戦しようで、Nさんが制作した作品をご紹介します。

2022年2月の小学生クラスのカリキュラムでは、ファッションデザインに挑戦して、自分だけのファッションショーを企画します。世界のファッショントレンドを調べて、流行っているファッションや民族性のあるファッションをデザインしていきます。ファッションイラストを描く中で、服の厚み・素材によって異なるシワや素材感の表現も学びます。

Nさんは、ギリシャの民族衣装を選びました。その民族衣装の歴史を調べながら、現代のファッションに落とし込むところまで、一連の流れを組んでファッション史を学びながら制作を始めました。

戸田ゆうか先生の講座「ファッションショーのデザインに挑戦しよう」Nさんの作品例

ショーの舞台となる場所は、世界一美しい島として有名なサントリーニ島。教会のような美しい建物が立ち並ぶ写真を見ながら描いてくれました。

左の丸い青い屋根の建物はベースの白い部分が六角形、その上に屋根が乗っています。また右の建物は、ベースがダイヤの形のように菱形です。

講師からは、「資料を見て、形を正確に捉えてみよう」とアドバイスをしました。建物を描く機会はあまりないので、せっかくなので建物の構造について少しでも学んでほしいと思ってのアドバイスです。

左の建物は六角形のベースを意識し、丸い屋根も立体感が見られます。
右の建物もベースが菱形になるように改良されていますね。

Nさんが考える現代ファッション風のギリシャの民族衣装をデザインしてくれました。

赤・金・黒をしっかり取り入れて、エプロンの模様が違っていたり、さらに３人ともポーズも変化させていますね。Nさんが調べたギリシャの民族衣装の特徴を上手に反映しています。

「ただ、これだけだとギリシャの衣装そのままだね・・・ファッションのデザインは、あと少し違いを出して欲しいな。例えば、襟が違う形だったり、色が違っていても良いかもしれないですね。」とアドバイスをしました。

そして完成したのが上のファッションデザインです。テーマカラーを３人それぞれに変えて、虹の柄や宇宙の柄を足し、楽しいデザインに生まれ変わりました。

ギリシャの民族衣装の特徴を引き継ぎつつ、Nさんのオリジナリティも発揮されていますね。
ここまでオリジナルのアレンジができると、ようやくこの課題をやった意味が出てきたなと感じます、お見事です！