【生徒作品の紹介】女の子の雰囲気・服装で表現する四季のイラスト

今回はアタムアカデミーのしの先生の2022年4月の小学生クラスの講座 春・夏・秋・冬をイラストで表現しようで、Hさんが制作した作品をご紹介します。

2022年4月の小学生クラスのカリキュラムでは、季節の特徴をイラストで表現します。そのためにまず、季節が持つ特徴やモチーフを考えることからはじめます。さらに暖色・寒色など、色の配置方法や特性も活用して季節ごとのイメージを色でコントロールします。補色の考え方も応用することで、季節の色表現に彩りや鮮やかさを足していきます。

Hさんは、女の子をテーマに季節のを表現していくことに決めました。女の子の題材はよく選ばれがちなので、Hさんの個性が出る作品にしましょうと話し合ってから制作が始まりました。

しの先生の講座「春・夏・秋・冬をイラストで表現しよう」Hさんの作品例

背景のグラデーションや光の当たり方を、アイビスペイントの素材を使って工夫できていますね。髪の毛や服装などが微妙に変化していて、絵自体に動きがあるように見えます。全ての季節で、季節ごとの配色ができている点も素晴らしいポイントです。

ただ、このままだとよくある普通の女の子のイラストになっちゃうので、「冬のイラストで鑑賞者を驚かせましょう」と提案すると、Hさんは早速冬のイラストを描き始めました。

なんとも大胆な雪だるまファッションです。ファッション自体は奇抜ですが、配色はシンプルに、女の子の表情とあっていて、優しい印象のよい構成になっています。

Hさんは、技術的なことや言葉の理解が早いので、どうしたらイラストがドラマチックになるか・動きが出るかをいつも意識しています。Hさんの良さが前面に出てくる作品になりました。

今回のように誰しも連想するものではないものに、どんどんチャレンジしてもらいたいです。 今後も既存のイメージにとらわれない、動きのあるレイアウトを考えながら、進めていけたらと思います。