イラスト講師になるには?必要なスキル・資格・ステップを徹底解説

今回は、イラスト講師とは何なのか、どういった仕事をしている人のことを指すのかご紹介します。
また、イラスト講師になるために何を勉強すれば良いのか、どういった進路に進めば良いのかも解説します。

イラスト講師とは?

漫画やイラストを学びたい方や初心者に、ツールの使い方やイラストの描き方・コツを教えるのがイラスト講師の仕事です。イラストを教える対象は、プロの漫画家になりたい小学生・中学生などの子供から、趣味として絵画を学ぶご年配の方まで幅広い年齢層に広がっています。

また、イラスト講師として働く場所も、小学校・中学校の美術教師以外にも、オンラインのイラスト教室、絵画教室や漫画教室、デジタルイラスト教室、グラフィックデザイン教室など、活躍の場が広がっています。

イラスト講師に必要なスキル

イラストスキル

イラストを学びたい初心者に教える立場であるイラスト講師には、生徒に的確に指導するためのイラストスキルが求められます。
イラスト講師に求められるイラストスキルとしては、デッサンなどの基礎画力、デジタルツールの基本的な操作スキル、そして多様なイラスト表現に関する知識がです。

特にデッサン力は、生徒に物体の捉え方、構図の取り方、陰影の付け方などを教える上で不可欠です。講師自身が正確なデッサン力を持っていることで、生徒に対して説得力のある指導を行うことができます。
デジタルツールを用いたイラスト制作を教える場合は、ソフトウェアの基本的な操作スキルだけでなく、デジタルならではの表現方法やテクニックも熟知している必要があります。また、水彩、油彩、パステル、版画など、アナログ画材を用いた表現方法についても知識があると、より幅広い指導が可能になります。

加えて、イラスト講師は特定の作風に偏らず、様々な表現スタイルを理解して、生徒の個性を尊重した指導を行うことが求められます。生徒がそれぞれの目標や好みに合った表現方法を見つけられるよう、幅広い選択肢を示すことが大切です。自身の作風を押し付けるのではなく、生徒の可能性を最大限に引き出すためのサポートをすることがイラスト講師の重要な役割です。

教育スキル

イラストを学びたい初心者にイラストを教えるにあたって、イラスト講師には高い作画技術に加えて、生徒の成長を促すための教育スキルが必要不可欠です。講師自身が高い技術を持っていることは大前提として、初心者が無理なく理解したうえで、段階的にスキルアップできるような指導力が求められます。
イラスト講師に求められる教育スキルとしては、生徒のレベルに合わせた指導力、分かりやすく伝える説明能力、生徒のモチベーションを高める力、そして生徒一人ひとりの個性を尊重する姿勢などが挙げられます。

特に生徒のレベルに合わせた指導力は、イラスト講師にとって非常に重要なスキルです。全く絵を描いたことがない初心者に対して、鉛筆の持ち方、線の引き方、簡単な図形の描き方など、本当に基礎の基礎から丁寧に教える必要があります。一方、ある程度の経験を持つ生徒に対しては、より高度なテクニックや表現方法、専門的な知識などを教えることで、更なるスキルアップを促します。生徒の進捗状況を常に把握し、適切な課題を与えることで、無理なくステップアップできるようなカリキュラムを組むことが求められます。

また、イラストの技術や知識を分かりやすく説明する能力も重要です。専門用語を多用するのではなく、初心者でも理解しやすい言葉で説明したり、具体的な例を挙げたり、図やイラストを使って視覚的に説明したりすることで、生徒の理解を深めます。さらに、実際に描画しながら説明することで、言葉だけでは伝わりにくいニュアンスやテクニックを効果的に伝えることができます。

加えて、生徒のモチベーションを高める力もイラスト講師にとって欠かせないスキルです。生徒の努力や成長を認め、褒めることで、自信を持って学習に取り組めるように励ますことが大切です。生徒が目標を見失ったり、壁にぶつかったりした時には、親身になって相談に乗り、適切なアドバイスを与えることで、モチベーションの維持をサポートします。生徒の個性や目標を尊重し、それぞれのペースで成長できるよう、温かく見守る姿勢も重要です。

コミュニケーションスキル

イラスト講師にとって、コミュニケーションスキルは生徒の成長を促す上で欠かせません。説明能力で技術や知識を分かりやすく伝え、傾聴力で生徒の疑問や悩みを丁寧に聞き、共感力で生徒の気持ちに寄り添い、モチベーションを高める力で学習意欲を引き出す能力が求められます。生徒との信頼関係を築き、良好なコミュニケーションを維持することが重要です。

イラスト講師に必要な資格や実績

イラスト講師になるために特別な資格は必要ありませんが、イラスト講師のアドバイスを生徒に受け入れてもらうためには、イラスト講師のイラストレーターとしての実績も必要になります。美術大学の卒業やイラスト制作会社での勤務実績、またはイラスト作品の受賞実績なども重視されることもあります。

また、生徒や時代に応じて求められるイラストスキルや能力は変わっていくので、イラスト講師になった後も、最新のイラストスキルやツールを学び続ける力も必要です。

例えば、アタムアカデミーでは、イラスト講師としての入社後も勉強会や研修を通じて、イラスト講師としてのキャリアアップを応援する仕組みや制度を作っています。

イラスト講師になるためのステップ

イラストのポートフォリオを作成する

受験や就職活動では、ポートフォリオ(今までの作品をを一つのファイルにまとめたもの)を提出する場合が多いです。

ですので、自分の作品を自信をもって発表できるように、絵を最後まで完成させ、作った作品は保管しておくことをおすすめします。

作品は、普段描いている絵でもデッサンでも何でも保管しておくと、あとで自分の絵の成長を振り返る楽しみにもなります。

また、最近では自分の作品をサイトやSNS等、インターネットで公開するとことでいろいろな人に見てもらえるチャンスにもなります。
多くの人の目に留まりファンが増えれば、プロへの近道になるかもしれません。

イラスト講師として選考を受けるためのポートフォリオは、志望する企業のホームページなどから、イラスト教室の教育方針やビジョンを調べ、そのイラスト教室にふさわしい講師像を想像して作ることが大事です。

実際のイラスト指導経験を積む

未経験者も採用しているイラスト教室もありますが、イラスト講師としての実践経験があると就職で有利です。自分でワークショップを開催したり、インターンシップを活用する方法などがあります。

実際にイラスト講師としての就職を目指す場合、各企業のホームページを調べて、選考の準備をしましょう。例えば、アタムアカデミーではイラスト講師の採用方針などを公表しています。

イラスト講師のキャリアパス

イラスト講師のキャリアパスとして、漫画家デビューやイラスト制作会社への就職、イラスト講師としての独立などがあります。

また、イラスト講師としてのキャリアアップのためには、コミュニケーション能力も必要となります。イラスト講師としてキャリアを積めば、イラスト初心者にイラストスキルを説明する経験を通じてコミュニケーション能力は強化されているはずです。わかりやすいと評判のイラスト講師ほど、コミュニケーション能力を武器に次のキャリアを切り開いています。

アタムアカデミーのイラスト講師の中からも、漫画家デビューした講師やイラスト制作会社・アニメ制作会社へ就職した講師がいます。

イラスト講師として働く際の注意点

イラスト講師の契約形態

業務委託契約、雇用契約(アルバイト雇用契約を含む)などの契約形態を確認しましょう。一般的に、業務委託契約はイラスト講座の講師業務を委託される契約で、生徒がいないイラスト講座には報酬は支払われません。またイラスト講座の準備・後片付けや、イラスト講座時間外の生徒からの連絡対応なども報酬は支払われません。一方で、雇用契約は生徒の有無に関係なく、労働時間に応じて給与が支払われますが、勤務時間中はイラスト講座以外の業務を指示されることもあります。

イラスト講師の研修体制

イラスト教室の研修体制も確認しましょう。イラスト教室で研修体制を整備している企業は少ないですが、大事な生徒に満足のいくイラスト教室サービスを提供するには研修体制は必須です。なお、研修時間中は、雇用契約の場合は給与が発生しますが、業務委託契約の場合は報酬が発生しないケースが多いです。

イラスト講師の業務内容

イラストの授業だけを行うのか、授業の準備・後片付け、生徒のフォロー・連絡なども行うのか確認しましょう。業務委託契約の場合は、イラスト授業の前後の準備や生徒との連絡には報酬が発生しないので、労働時間で計算すると報酬が低くなってしまうケースがあります。

イラスト講師のキャリアアップ

イラスト講師の次のキャリアが望める職場を選びましょう。イラスト講師としてキャリアを積み重ね続けるのは簡単ではありません。少し厳しい職場でイラスト講師としての能力を高めながら、正社員に転換が可能な職場やイラスト講師からキャリアアップした事例が豊富な職場を選びましょう。

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