講師インタビュー
講師インタビュー 仁平春希先生
アートに興味を持ったきっかけと経歴を教えてください。 幼いころから、美術館や体験教室、観劇に連れて行ってもらったのが、私のアートに興味を持つきっかけでした。職人である父の作業を見ていたことで、影響も受けたかもしれません。 もうひとつのきっかけは、保育園の先生や家族が私の絵を褒めてくれたり、地域の公民…
仁平春希先生
カテゴリーから選ぶ
キーワードから選ぶ
ものごころつく前から絵が好きで、紙と鉛筆さえあたえておけばひとり楽しく遊んでいる子どもだったそうです。植物や動物を描くことが好きで、それは今も変わっていません。
高校のときも美術部に入り、進学した佐賀大学では日本画を学びました。絵の技術だけでなく、制作にとりくむ姿勢を教えてくれた先生と出会ったことで、本気で絵を続けたいと思うようになりました。
大学卒業後、博物館や市役所でデザインの業務につきながら、フリーランスのイラストレーターとして活動しています。
フリーランスとして活動する中で、明治時代に発明された手刷り印刷器「ガリ版」と出会いがありました。私が特にアートにのめり込んだのは「ガリ版」と出会ってからです。自分に合った本当に大好きな画材に出会えたことで、絵を描くことにさらにのめりこんでいます。
現在は「後藤ガリ版印刷所」という屋号のもと、デザイン・イラスト・手刷り印刷の仕事をしています。お菓子や紅茶など食品のラベルの制作をしつつ、イベントやワークショップなどで「ガリ版」の普及活動もおこなっています。
ガリ版の活動など、商業美術(イラストやデザイン)の世界にいるので「いかに絵でだれかを喜ばせられるか、役に立つか」にいちばん興味があります。
自主制作では「レトロでかわいい工芸品のような作品」めざしています。そのため、花や動物、人を描くことが多いです。部屋に飾りたくなったり、きれいだなと思ってもらえるよう、色彩や形、線にこだわっています。
仕事のイラストやデザインでも同じようなテイストを意識しています。「テイストを確立させて、ブランドイメージをぶらさないようにしなければいけないですよ」と尊敬するデザイナーさんからアドバイスをいただいてから、特に自分の作家性には気をつけています。
自分の作品のイメージをぶらさず、レトロな絵やデザインが得意な人として、認識されるようになれたら嬉しいですね。
この作品は「花売りロバ」というタイトルです。
写真集で見た花を背負ったロバから着想しました。ロバを目立たせたかったので、人は小さくデフォルメしています。また、花は単純化して、模様のように見えるよう工夫しました。写真をそのまま描くのではなく、デザイン化してかわいい雰囲気になるように考えました。
黒と灰色の部分は、私の大好きな「ガリ版」で印刷しました。また、ピンク・緑色は、水彩絵の具でぬっています。普通の画用紙よりも風合いがあって、水彩絵の具がしっとりなじむのがポイントです。
アナログで作成後、スキャンしてデザインソフト「photoshop」で色を調整しています。コントラストをつけて、色が鮮やかにみえるように工夫しました。
アタムアカデミーでは、入塾前にイラスト講座を体験できるオンライン無料体験レッスンを行っています。講師とビデオ通話をしながら授業を体験していきます。
オンライン無料体験レッスンはiPadに必要なソフトをインストールし、applepencilを使って授業を行っています。iPadをお持ちでない方は、紙とペンでの体験もできます。
課題や制作した作品は講師とチャットやメールでやりとりをすることで共有を行います。兄弟でのご参加、お友達同士のご参加もOK。
オンラインであっても、対面型の教室と同じように学ぶことができます。
インターネット・カメラ機能のある端末1台
タブレット&タッチペン