
人物・キャラクターの描き方
初心者も簡単!キャラクターイラストの描き方
キャラクターイラストの魅力や特徴 キャラクターイラストとは、漫画やアニメ、ゲーム、SNSなどで使われる、個性豊かな人物画全般を指します。 キャラクターを描く際は、個性やデザイン性、感情表現を重視し、そのキャラクターならではの魅力を前面に押し出したイラストを目指しましょう。 キャラクターイラストを描く…
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スカートはキャラクターの服の中でも描く機会が多い一方、シワの流れがでたらめになったり、裾の広がりが硬い紙のようになったりと、布らしい柔らかさを出すのがむずかしいモチーフです。
この記事では、スカートの構造の話から始めて、裾の広がりを∞マークで簡単にとらえるアタリの取り方、裏地の見せ方を決めてから進める線画、シワと裏地を軸にした影の塗り方、ハイライトと反射光での仕上げまでを順番に解説します。
あわせて、フリルスカートの波々の重ね方、足の動きと布の膨らみから考えるシワの仕組み、輪っかを使ったなびくスカートの描き方も紹介するので、初心者の方もぜひ参考にしてください。
スカートを上手に描くには、まず布としての成り立ちを知ることが近道です。スカートは展開すると、円弧を描いた一枚の布になります。平らな布を円形に近い形に裁ち、ウエストに縫い付けているだけの構造です。
この一枚の布にギャザーを寄せたり折り目をつけたりすることで、いろんな形のスカートに変わります。ギャザーとは、布をウエスト側で細かく縮めて寄せることです。ウエスト側は縮められて狭く、裾側は布の長さが余って広がるため、体に着せると全体は円錐台、つまりプリンのような上が細く下が広い立体になります。
シワや動きがどれだけ複雑に見えても、中身はこの円錐台です。先に大きな立体をとらえておけば、シワはその表面に乗る模様として整理できるので、この形を踏まえて自由にスカートの動きをつけてみてください。

スカートのアタリを取るときは、まずウエストの位置とスカートの裾の長さを決めます。ウエストは基本的に体のくびれのあたりに描きます。スカートは体のいちばん細い部分で支えられているため、ここがずれると腰から浮いたような着心地の悪い絵になります。
裾を描くときは、∞マークのイメージで描くと自然な広がりになるのでおすすめです。理由は、円形の裾を斜め上から見ると楕円になり、布が波打つことでその楕円の手前と奥が交互に入れ替わるからです。∞マークはこの入れ替わりを一筆で表せる形なので、初心者でも布のうねりを簡単に作れます。
ウエストと裾をつなげたら、基本のスカートの形の完成です。

基本の形にウエスト部分やシワのアタリを追加したら、線画を描いていきます。
このとき、∞マークでできた左右どちらかの楕円を裏地として見せるか、先に決めておくと線画を描きやすくなります。裾が波打つと、めくれた部分から必ず布の裏側がのぞきます。裏地が一切見えないスカートは、紙で作った円錐のように硬く見えてしまうので、どこで裏を見せるかはスカートの柔らかさを決める大事なポイントです。

線画ができたら色を塗ります。ベースの色を塗ったら、まず影の部分から入れていきましょう。
影を入れる場所は主に、シワとなる部分と裏地の2か所です。シワは布がへこんで光が届きにくくなる場所、裏地は光と反対の内側を向いている面なので、どちらも構造的に暗くなります。この2か所を押さえるだけで、円錐台の立体感がしっかり出ます。
シワの影は、境目をぼかすか馴染ませると布らしい質感になります。布はゆるやかにたわむので、影も金属のようにくっきり分かれず、なだらかに変化するからです。逆に裏地との境目はめくれによる急な面の変化なので、はっきり塗り分けて問題ありません。

このまま完成でもいいですが、ふんわりとハイライトや反射光を入れると、より立体感のあるスカートに仕上がります。
ハイライトを入れるのは、山なりに膨らんだ位置です。膨らみの頂点は面が上を向き、光をいちばん受けるからです。反射光は裏地と足の境目を中心に入れるのがおすすめです。スカートの内側は足や周りからの跳ね返りの光をほんのり受けるので、ここに弱い明るさを足すと、影の中に空気が通って柔らかく見えます。
最後に肌を塗り、線画の色を塗りに馴染ませたら完成です。

フリルスカートも、基本のスカートの形をベースに考えます。フリルは裾に細かいギャザーを足したものなので、土台の円錐台が変わるわけではありません。
参考記事:初心者も簡単!フリルのイラストの描き方
基本の形に沿って、フリルの波々を描いていきます。この波々の大きさが、そのままフリルの大きさになります。フリルを重ねたいときも同じで、スカートの形に沿って波々を段にして重ねます。土台の形を無視して波々だけを描くと、フリルが宙に浮いたようにばらばらになるので、常にベースの裾のラインに乗せることを意識してください。

線画を描くときは、フリルの表地と、波の谷間からのぞく裏地の描き分けに注意します。細かくめくれるフリルは裏地が見える回数が多く、ここを描き分けられるかどうかでフリルらしさが決まります。

影は1影、2影と2段階に分けると立体感を出しやすくなります。全体のゆるやかな暗さを1影、スカートやフリルの裏地のような深いへこみを2影と役割で分けると、影の濃さに意味が生まれて塗りやすくなります。

最後にふんわりとハイライトや反射光を入れ、全体を整えたら完成です。さらに魅力的に見せるには、スカートの形に合わせて肌にスカートの影を落としてみてください。布が足の上にあるという前後関係が一目で伝わり、大胆に入れるほどメリハリと立体感が出ます。

スカートのシワは、足の動きとスカートの膨らみ、2つの要素の組み合わせでできます。
足が前に出れば布は足に押されて引っ張られ、そこから放射状にシワが走ります。一方で布が余っている部分は重力で下に垂れ、膨らみと谷を作ります。つまりシワは飾りではなく、布がどこで引っ張られ、どこで余っているかの記録です。この2つを考えながらシワの流れを決めると、でたらめに見えないシワが描けます。
参考記事:初心者も簡単!服のシワの描き方

風や動きでなびくスカートを描くときは、裾をなびかせたいイメージに合わせて輪っかを描いていきます。なびいた裾は空気をはらんで筒のようにうねるため、輪っかでとらえるのが理にかなっています。輪っかを控えめに描けば小さななびき方、大胆に描けば大きく広がるなびき方になります。

ウエストから裾をつなげるときは、スカート全体がなびく方向へ流れていくイメージで描きます。布は一枚につながっているので、裾だけが別の方向へ動くことはありません。シワも同じく、なびく方向と足の動きに合わせて流します。

アタリに合わせて線画を描いたら、なびくスカートの完成です。裾の裏地をたっぷり見せたいときは、∞マークを大胆に描くイメージにすると、めくれの大きい動きのあるスカートになります。


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