
人物・キャラクターの描き方
初心者も簡単!バリエーション豊かなキャラクターの表情の描き方
キャラクターの表情は、眉や目、口、輪郭、シワなど、顔のパーツをどう組み合わせるかで大きく印象が変わります。また、キャラクターの表情が豊かになると、イラスト全体の魅力が一気にアップします。 そこで今回は、表情イラストの描き方を分かりやすく解説し、初心者の方でもすぐに描ける実践的なコツやアイデアを紹介し…
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皆さんは、完成したイラストをみた際、何か物足りないような気がすることはありませんか?
その原因は、「固まったポーズ」にあるかもしれません。動きのあるポーズの効果と描き方を学んで、より印象的なイラストを目指しましょう。
動きのあるポーズを描く最大のメリットは、印象に残るイラストになることです。
ポスターや絵の主役となるようなキャラクターはできるだけ目立たせたいですよね。
テーマは「スカートの裾を持ってあいさつをする女の子」。イラストAとイラストBは、どちらも共通するテーマ、キャラクター、服で描かれています。
変えているのはポーズだけですが、イラストの印象がとても違いますね。
ポーズの描き方を変えると、具体的には次のような変化がおきます。
・画面に対してキャラクターの面積が大きくなるので、1人でも十分に目立つようになる。
・体に動きをつけることで、キャラクターの服や体の細かい部分まで見せられる。
そのため、「動きのあるポーズ」にすることで、印象に残るポーズになります。
ここからは、動きのあるポーズのアタリをどのように描けばいいのか、ポイントをおさえながら解説します。
まずはベースのからだを単純な図形で描きます。
下の図のように、人を丸、三角、線だけで表現しましょう。
ベースの体ができたら、それぞれのパーツの角度や大きさを変えて動きをつけていきます。
動きをつけるときは、これから解説する4つのポイントをふまえて描いていきましょう!
肩と骨盤の角度は、両足で重心をとっている場合は平行ですが、それだと単調なイラストになりがちです。
なので、動きをつけたい場合は肩と骨盤の角度を並行にせず、体を傾け、手足の動きを出しやすくしましょう!
どうしても肩と腰の角度を並行にしたい場合は、他のポイントを強調してあげましょう。
上の図のようなS字ポーズは、ポーズを描く際に、手軽に動きを出す効果があるので多く用いられています。
体の中心線・背骨をS字に曲げる方法、全体の流れや腕の流れをS字に曲げる方法が一般的です。
今回は、腕と体の大まかなラインがS字になるようにしています。
少しゆるやかなS字ですが、もっとZ字に近くなるくらい強調してあげても動きが出やすいです。
体全体が正面を向かないよう、体の一部をひねりましょう!
せっかく形や角度を変形させても、全体が正面をむいていると印象が薄くなります。
今回は、上半身と下半身の角度を反対側に変えています。
ポーズに動きを出すということは、ポーズの安定さを少しずつ取り除くということです。
重心をずらすことで、不安定さが増し、より動きが強調されます。
画像のような頭身のキャラクターであれば、おなかの中心の真下に重心があると考えましょう。
今回は、右足を重心から離し、左手も反対側に動かしました。
そのままでは立っていられないため、右足はつま先を地面につけていますが、
走っている最中やジャンプしているポージングなどは、必ず地面につける必要はありません。
このような重心を片足にかけ、手や足を遊ばせた状態を、コントラポストといいます。
先に説明した「肩と骨盤の角度を並行にしない」、「S字を意識する」というポイントも、コントラポストを強調した形です。
決めポーズより、一瞬を切り取ったような自然なポーズを描きたい場合には、この重心・コントラポストを意識すると良いでしょう。
動きのあるポーズは、図形を用いても描くこともできます。
動きの少ないポーズはほとんどの場合が長方形であることが多いです。
なので、長方形以外の図形を用いて描くことで、ダイナミックな表現ができます!
少しゆがんだ丸にしたり、ひし形にすることで、長方形にとらわれない形にできます。
また、図のようなアルファベットや、バツ印、などの安定しづらい図形をベースにすると、よりダイナミックなポーズになります。
体をひねらせて描き入れ、図形を埋めるように手・足・頭を描き入れましょう。
手の描き方や足の描き方の記事も参考にしてください。
たくさんポーズを描きためておくと、後からテーマに合ったポーズを選ぶこともできます。
さまざまな図形でチャレンジしてみましょう。
アタムアカデミーでは、人物のポーズの描き方を学ぶことができます。
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