
人物・キャラクターの描き方
初心者も簡単!動きのあるポーズのイラストの描き方
動きのあるポーズを描くポイント コントラポストを取り入れる コントラポストとは、古代の彫刻を作るときから使われてきた考え方で、体重をどちらかの足に偏らせることで、美しい姿勢やポーズを作る手法です。 ポイントは2つあります。体の重心を片足に寄せること、そして肩と腰の傾きを逆向きにすることです。人の体は…
カテゴリーから選ぶ
キーワードから選ぶ

浴衣姿の女の子は、お祭りや夏のイベントなど、イラストのテーマとしてとても人気があります。この記事では、和服の構造を基本から学びながら、初心者の方でも描きやすい手順を追って解説します。
体型に合わせたアタリのとり方から、布の質感を意識した線画のコツ、華やかな柄の選び方、そして仕上げの塗り方まで、浴衣の描き方を練習しましょう。
女の子のポーズを決めたら、まずは浴衣のベースとなるアタリをとっていきます。和服は洋服と違って、体の凸凹を隠して直線的なシルエットを作るのが特徴です。人間の骨格や和服の仕組みを意識しながら、正しい順番で描き進めることで、全体のバランスが整った美しい佇まいを表現できます。
参考記事:初心者も簡単!和服のイラストの描き方
立体感を保ちながらバランスよく仕上げるには、帯、おはしょり、襟、胴体の順番でアタリを取るのがおすすめです。
洋服を描くときはウエストのくびれを意識することが多いですが、浴衣の場合は胸のすぐ下、つまり肋骨の下あたりに帯の上のラインがくるように描きます。和服は体を筒のような直線的な形に見せることで美しく仕上がるため、洋服よりも高い位置に帯を描くことで、腰の位置が高く見え、下半身の布地がまっすぐきれいに下に落ちるシルエットになります。
帯の位置が決まったら、そのすぐ下にある布の折り返しであるおはしょりを描き、その後に首元を包む襟へと進むと、全体のバランスが崩れません。

浴衣を描く上で、襟の重ね方はとても重要なルールがあります。必ずキャラクターの左側の布が上、つまり手前にくるように重ねてください。
正面から見たときに、襟の重なりがアルファベットの小文字のyの字に見える状態が正解です。これは自分から見て右側の布を先に体に合わせ、その上から左側の布を重ねる右前という着方に基づいています。
もし逆の重ね方にしてしまうと、亡くなった人に着せる死装束の着方になってしまうため、イラストを描くときは特に注意を払いましょう。首の付け根から鎖骨のくぼみに向かって、緩やかなカーブを描くように重ねると、首元がすっきりと見えて上品な印象になります。
アタリがきれいに取れたら、次は線画の工程に入ります。
浴衣の線画を描くときの最大のコツは、シワの線を細かく描き込みすぎないことです。浴衣に使われる綿や麻の生地は、糊が効いていて少し硬さがあるため、洋服のような細かいくしゃくしゃとしたシワはあまり出ません。
肘を曲げたときの内側や、帯の上に少し布が乗る部分など、大きな関節の動きに合わせて数本のしっかりとした折り目を描くだけで、十分に着物らしさが伝わります。
もし線画の段階で細いシワをたくさん描き込んでしまうと、後から浴衣に柄を入れたときに、柄の模様とシワの線がぶつかり合って、画面全体がごちゃごちゃとしたうるさい印象になってしまいます。線画は外側のシルエットと最低限の大きなシワにとどめ、細かい布の凹凸は後の色塗りで表現していくのが、柄を引き立てるための大切な工夫です。
参考記事:初心者も簡単!服のシワの描き方
次に、浴衣の色塗りを行います。浴衣の色塗りでは、まずベースの色塗りを行い、その後、柄を描き入れていきます。
まず、ベースの色を塗る段階では、浴衣には全体に柄が入ることを考えておきましょう。
全体のまとまりを良くするために、あらかじめ浴衣のベースとなる地の色と、上に乗せる柄の色のトーンをある程度合わせておくことがおすすめです。色の組み合わせがばらばらになりすぎないように計画することで、キャラクター全体を見たときに視線が散らばらず、すっきりとした美しい配色に仕上がります。
参考記事:初心者も簡単!配色・色選びの基本

ここからは、浴衣の大きな魅力である柄を描き込んでいきます。柄の形にはそれぞれ視覚的な効果や特徴があり、大きく分けると4つの種類に分類できます。キャラクターの性格や、イラスト全体が持つテーマに合わせて最適なものを選んでみましょう。

丸柄と呼ばれる花柄は、朝顔やダリアなど、丸い形をした花が一面に描かれている、華やかで可愛らしい模様です。丸い形状は見る人の視線を集めやすいため、キャラクターの愛らしさを引き立てたいときに適しています。
流線型の柄は、水が流れる様子を表す流水模様や唐草など、緩やかに流れる線が美しい、大人っぽく涼しげな模様です。縦や斜めに流れる線は、見る人の視線を上下に誘導するため、全体のシルエットをすっきりと細長く見せる効果があります。
格子柄は、四角い格子が並ぶ模様や、線が交差する位置に小さな花などが配置された、レトロでシンプルな模様です。規則的な直線が並ぶため、体の丸みや布の曲面に沿って格子を少し歪ませて描くことで、キャラクターの立体感を強調しやすくなります。
ストライプと呼ばれる縦縞は、線の太さや間隔が様々な縦の線で構成された模様です。縦のラインが強調されることで、スタイリッシュで背が高く、落ち着いた大人っぽい印象に仕上げることができます。
もし柄のないシンプルな無地の浴衣にする場合は、画面が平坦でのっぺりとした印象にならないよう、少し工夫しましょう。デジタルイラストの技術として、布地の手触りや質感を表現できる和紙や布のテクスチャ素材を、全体の色の画像の上に重ねて貼る方法がおすすめです。これにより、平らな色面の中に細かな素材の陰影が加わり、本物の布のような深みを持たせることができます。
参考記事:【アイビスペイント】素材ツールの使い方
最後に影やハイライトを塗り、線画の色を周囲の色彩に馴染ませたら完成です。影を使って布のシワを描き込む際は、浴衣特有の硬い質感を意識して筆を動かしていきましょう。
普段着ているTシャツのような柔らかいニット素材の布は、シワの影の境界線が緩やかにぼやけて広がります。しかし、浴衣の布は平織りのしっかりとした生地であるため、折れ曲がった部分にできる影の境界線がはっきりと鋭く現れる特徴があります。
影の輪郭をぼかさずに、はっきりと硬い境界線として塗り分けることで、浴衣らしい張りのあるリアルな布の質感を表現することができます。光が当たる部分と影になる部分のメリハリを意識して、立体感を引き出してください。

最後に、浴衣の衣装を彩る小物の描き方を紹介します。
浴衣の個性を表現するためには、袖や足元、あるいは髪型といった細かいパーツの仕組みを理解することが大切です。それぞれの形が持つ理由を知ることで、より自然な浴衣らしさを表現できます。

まず、袖を描くときは、袖口の輪と直線を組み合わせて立体的に捉えましょう。
浴衣の袖は、洋服のように腕の形に沿った筒状ではなく、四角い大きな布の袋が腕の下にぶら下がっている構造をしています。そのため、腕を下ろしているときは、重力によって袖の角が真下に引っ張られ、肩から手首に向かう斜めの線と合わせて三角形に近い形になります。
この布のたるみと重みを意識すると、平面的な絵にしっかりとした立体感が生まれます。
浴衣の足元の基本として、浴衣を着用するときは足袋を履かず、素足に下駄を合わせるのが一般的です。
浴衣はもともと涼しく過ごすための衣服であるため、足元も風通しよく仕上げます。イラストで描くときは、足の親指と人差し指の間に下駄の鼻緒がしっかりと挟まっている様子を表現します。足の甲の骨の傾斜に合わせて下駄の台座を斜めの箱として捉えると、地面にしっかりと立っている安定感を描くことができます。
参考記事:初心者も簡単!足のイラストの描き方
浴衣の魅力を引き立てるおすすめの髪型は、うなじが見えるようなアップスタイルです。
和服の美しさは、後ろの襟を少し下げて首筋を見せる着こなしにあります。長い髪を下ろしたままだと、せっかくの浴衣の襟元やうなじが隠れてしまい、首のまわりが重たい印象になってしまいます。
お団子やポニーテールなどのように、髪を高い位置でまとめることで、首から肩にかけてのラインがすっきりと見え、涼しげで健康的な美しさを強調することができます。
参考記事:初心者も簡単!ポニーテール・ツインテールのイラストの描き方

オンラインイラスト教室のアタムアカデミーでは、浴衣のイラストの描き方を学ぶことができます。
アタリの取り方から、線画のコツ、柄の種類、仕上げの塗り方まで、浴衣の描き方のポイントを基本から応用まで、講師とやりとりしながら練習できます。


アタムアカデミーでは、入塾前にオンラインイラスト教室の授業を体験できる無料体験レッスンを行っています。講師とビデオ通話をしながら授業を体験していきます。
オンライン無料体験レッスンはiPadに必要なソフトをインストールし、applepencilを使って授業を行っています。iPadをお持ちでない方は、紙とペンでの体験もできます。
課題や制作した作品は講師とチャットやメールでやりとりをすることで共有を行います。兄弟でのご参加、お友達同士のご参加もOK。
オンラインであっても、対面型の教室と同じように学ぶことができます。
インターネット・カメラ機能のある端末1台
タブレット&タッチペン
