
パース・背景の描き方
初心者も簡単!桜の木のイラストの描き方
木の描き方を学ぶ上で、春の暖かさや華やかな風景を表現したい場合に欠かせないのが「桜」です。淡いピンク色の花々が一斉に咲き誇る姿、繊細で可憐な一枚一枚の花びら、そして見る人の心を優しく包むような優美な枝ぶりは、他の樹木とは異なる魅力を持っています。 今回の記事では、初心者向けに桜らしい柔らかな花の表現…
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日本を代表する桜は、淡いピンク色の花びらが繊細で、優しさや儚さを表現できます。イラストに取り入れると、春の訪れを感じさせる穏やかで華やかな印象に仕上がります。花びらをふんわりと重ねて描くと、透明感のある軽やかな雰囲気を演出しやすいです。
そこで、今回は、初心者でも簡単に描けるような『桜の描き方』を紹介していきます。花びらやくきの構造から覚えて描くので、どんな角度からでも桜が描けるようになります。
それではみんなも知っている、「ソメイヨシノ」を一緒に描いていきましょう!花の描き方の基本はこちらの記事も参考にしてください。
いきなり桜のイラストを描き始める前に、桜の花びらを描くときに使える便利なツールを紹介していくね。
まず事前準備として、桜の花びらの輪郭を描いて、その中を「ベタ塗り(ぬり)」でぬろう!
この桜の花びらをベースに、いろんなツールを使って表現を広げていこう。
桜の花びらをたくさん描くのは大変なので、ひとつ花びらを描いたらあとはコピーして複製しよう。
そのときに、ただコピーするだけじゃなくて、「変換」ツールをつかうと自然にちがいをつけられるよ。
まずは、花びらの①レイヤーを選択して、②右上の「複製」を押してみると、描いた花のレイヤーがコピーされて、新しい③レイヤーができるよ。
つぎに、「変換ツール」をつかって、コピーしたレイヤーの花びらに変化をつけていこう。
変換ツールのボックスに出てくる一番左のマークをつかうと、たて・よこ・ななめに大きさを変えられるんだ!
「変換ツール」のほかのボタンでも、それぞれかたちの大きさ、向き、角度をかえたりできるから試してみよう。
今度は、対称ツールをつかって、同じ形の花びらを一度にたくさん描いてみよう。
「対称ツール」を使えば、いくつも花を描かなくてはいけないときでも一気に描けるよ
対称ツールで一度に描いたものは全く同じ形をしているよ。そのため、そのままではなく「変換ツール」も使って花びらの角度も変えてみよう。花束ができてきれいになるよ。
詳しい花束の描き方は、この記事も参考にしてね。
花びらの色を塗るときにスケッチブックのグラデーションをつかうと、花びらなどの色を綺麗に塗れるよ。
上の図のように、花びらの先端から中央部分へグラデーションツールを置いてグラデーションを設定してね。
楕円がうまく描けずに花びらの形がしっくりこないときは「定規」ツールをつかってみよう。
楕円の定規ツールを使って花びらの楕円部分を描いてから、花びらの端をつけたせば綺麗に花びらが描けるよ。
楕円の定規ツールは、花びらのほかにも、目や顔の形、小物などにも使えるね。
選択ツールのいちばん左にあるラッソを使って、花びらのかたちをつくってみよう。
花びたの形に選択できたら、その部分にエアブラシで色つけしてれば、ふわっとした仕上がりになるよ。
選択ツール(ラッソ)で形を切り取る方法は、花びらだけでなく、幹の部分や自然の景色にも使えそうだね。
ここまでは、桜の花びらを描くときに使える、便利なツールを説明してきたよ。
ここからは桜の花びらを描くコツについて説明していくよ。
まずは、正面・横・ナナメの3パターンで桜の花びらのアタリをとっていくよ。
桜の花は浅い平皿を思い浮かべて、上の画像を参考に、正面・横・ナナメから見た桜のアタリを取ろう。
桜の中心にも小さい印をいれてね。
花びらの中心から5分割して、柔らかいタッチでまるみを意識しながら、桜の花びらを描いていこう。
花びらの中心までは線を描かず、少し空けておくのがコツだよ。
桜をナナメから見た時と、横向きで見た時には「ガク」が見えるね。
ガクの下には細長い茎があって、茎の根元にはふくらみがあるね。
このふくらみから2〜5本まとまって桜の花びらが生えてくるよ。
ツボミを描くときはガクから上にふんわりと描けばOKだね
桜を描くときは、正面・よこ・ナナメ・ツボミの4パターンが描ければ大丈夫だよ!
ツボミの描き方はこちらの記事も参考にしてね。
植物を塗るときは、線の色も黒以外にすると柔らかさが出るよ。
今回は少し暗めの赤紫色の線にするね。
花びらを白色で塗りつぶして、中央にピンクをのせて少しぼかすよ。
そしたら、花びらの中央のピンクが隠れないように気をつけながら、黄色でおしべを塗ろう。
オレンジでおしべのさきっぽをてんてんてん、と色をおいたら桜の色塗りは完成!
ガクは濃い赤紫、茎は黄緑、ツボミは先っぽをほんのりピンクで塗ってね。
横向きとか、おしべが見えない角度のときも、花びらの先をピンクにしてあげるとかわいいよ。
最後にまとまった桜を描いていこう。
描きはじめるときは、参考にする桜の写真を絶対に用意してね。
まずは、桜の枝を一本描くよ。
桜の枝はわりとでこぼこしてるから直線にならないように注意して描いていこう。
桜は枝にふらみがあって、そこから2〜5本まとまって生えてくるから、このまとまりのアタリを描いていくよ。
「正面を3つ+横を2つ」とか、「ななめ2つ+ツボミ3つ」とか、5本くらいの本数でまとまりのパターンを作ろう。
桜のまとまりのアタリをコピーして、角度を変えたり反転させながら、たくさんまとまりをつくっていくよ。
実際の桜の写真を参考にしながら「桜らしさ」を大切に位置を決めていこう。
アタリができたら線を1本ずつていねいにかいてね。
桜の線画が完成したら、桜の花びらの色を1つずつ丁寧に塗っていこう。
全部の桜の花びらに色が塗れたらまとまった桜のイラストが完成だよ。
アタムアカデミーでは、桜の描き方を学ぶことができます。
桜の花だけでなく、木の描き方も学べるよ。
アタムアカデミーでは、入塾前にイラスト講座を体験できるオンライン無料体験レッスンを行っています。講師とビデオ通話をしながら授業を体験していきます。
オンライン無料体験レッスンはiPadに必要なソフトをインストールし、applepencilを使って授業を行っています。iPadをお持ちでない方は、紙とペンでの体験もできます。
課題や制作した作品は講師とチャットやメールでやりとりをすることで共有を行います。兄弟でのご参加、お友達同士のご参加もOK。
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