
人物・キャラクターの描き方
初心者も簡単!6頭身キャラクターイラストの描き方
この記事では、初心者でも簡単に実践できる6頭身キャラクターの描き方を、基本的な比率から構図、アタリ、線画、色塗り、仕上げのコツまで解説します。 頭身比率とバランスの取り方は、初心者も簡単!イラスト・キャラクターの頭身比率とバランスの取り方の記事でも詳しく解説しています。 6頭身キャラクターの魅力と特…
カテゴリーから選ぶ
キーワードから選ぶ

キャラクターにとって髪の毛は、そのキャラの魅力を伝えるとても重要なパーツです。今回は、そんな髪の毛の基本的な描き方や、ワンランク上手く描くためのポイントなどを詳しくご紹介します。
いきなり髪を描き始めると、流れやボリュームが不自然になりがちです。まずは髪の「土台」となるアタリの取り方を覚えましょう。
髪の流れはすべて「つむじ」から始まります。
1.生え際(おでこ)
まず輪郭を描き、おでこの範囲を決めます。頭の頂点から顎までを4等分し、下から3つめのブロックまでがおでこ、と考えると分かりやすいです。

2.つむじ
頭のてっぺんか、その少し後ろくらいに「つむじ(髪の流れの中心点)」のアタリを描きます。

3.分け目
つむじから生え際に向かって線をすっと引き、「分け目」のアタリを描きます。

アタリが描けたら、髪を描いていきます。 髪を描くときは、下の図のように「前髪」「サイド」「後ろ髪」の3つのパーツに分けることがポイントです。 頭の頂点(つむじ)から髪が生えていることを意識して、3つのパーツを描くと違和感のない自然な髪になります。


髪の流れを一定にせず、流れが違う毛束を入れてみましょう。
そうすると、単調で不自然な髪になるのを防げます。

髪の毛束の太さを不規則にして描きましょう。
太さや幅が一定の毛束が並んでいたりすると、不自然な髪の原因になってしまうので動きをつけましょう。

分け目の位置が同じだと違和感が出るので、分け目の位置をバラバラにします。
分け目の位置をあえて揃えている場合以外は、できるだけ不規則にしてあげることが大事です。

髪の描き込みにメリハリをつけると、自然な仕上がりになります!
髪の全体に描き込むのではなく、部分的に描き込むがポイントだよ。

髪に上下や前後の重なりがあることを意識して、毛束を重ねて描いてみてください。
重なりを描くことで、立体的で奥行きがある髪の毛を表現できます!

線画の時に分け目に影を入れましょう!
物を立体的に見せたいときは、影や光を書き込むと立体的に見えるようになるので、線画も普通の線として描かずに、光と影を意識して立体的に描いていきましょう!
ここまでにお伝えした6つのポイントを意識して描くだけで、リアルで自然な髪の毛を描けるようになります。
次は縛っているヘアースタイルの描き方をお伝えします。
縛っている髪型は、毛流れがヘアゴムに向かっていくことを意識して描きましょう!

リアルさを出したい時は、髪を高く結ぶと毛がたゆむのでそのたゆみを描くとリアルになります。
結びきれなかった細かい毛を描くのも可愛いですね!

図のように後ろで1つに髪を縛っているポニーテールは、正面からは後ろの髪はほとんど見えなくなります。ポニーテールの描き方は、初心者も簡単!ポニーテール・ツインテールのイラストの描き方の記事も参考にしてください。
髪を縛っている髪型を描く際は、どこの位置や高さで結んでいるのかをしっかりと考えて描きましょう。

このように髪を縛ったヘアースタイルは色々ありますが、ヘアアクセサリーやアレンジによってもかなり印象が変わるので参考になる写真などを見ながら描きましょう!
次は、描くときのポイントなども踏まえながら髪の色塗り工程について紹介していきます。

まずは線画です!
前髪がかかっている部分のまつ毛や眉毛の不透明度を下げて、髪の毛の奥にあることを表現しましょう。
毛の流れに沿って、少し消しゴムで消すと透明感が出ます。

次に下塗りです。
下塗りに使う色は明るめな色を選んで塗ると、後で影を塗ったときに暗い印象にならないです。

そして、乗算レイヤーで頭の上から徐々に暗くなっていくグラデーションをかけていきましょう。
グラデーションをかけることで、頭の立体感を表現しています。
毛先の暗い色は、下塗りで使った色をそのままスポイトして塗るよりも、別の色味を使った方が鮮やかさが増しておすすめです!


次は、乗算レイヤーで毛束の影や毛流れを描きこんでいきます!
ここでは毛束の前後や上下の重なりを意識して描きましょう。
次は、光の位置を考えながら全体に影を描いていく工程です。
頭の立体感を出すために、頭の作りをしっかりと意識しながら慎重に描き進めましょう。
線画では違和感はなかったけど、色を塗って違和感が出てきたという時は、頭の形などを意識せずに影を塗っていることが原因かもしれません。

次は光を描く工程です。
今回は通常レイヤーでハイライトを描いていきます!
ハイライトは白色を選びがちだけど、下塗りよりも少し明るめな色を選ぶと自然な仕上がりになります。
白色だけでハイライトを描くときは、周りの色から浮かないように部分的に描きましょう!
頭の一番張り出している所がツヤっと光るようなイメージで描いて、完成です!
髪は何より頭の形や立体感を意識しながら描くことが重要です!
髪全体をパーツごとに描いたり、髪の毛を不規則に描くことで、上手に髪のイラストが完成します。
この記事を参考にして、自分なりの髪の毛を描いてみてください。
上手に髪のイラストが描けるようになったら、三つ編みなどのヘアースタイルにも挑戦してみましょう。

アタムアカデミーでは、髪の毛の描き方を学ぶことができます。


アタムアカデミーでは、入塾前にイラスト講座を体験できるオンライン無料体験レッスンを行っています。講師とビデオ通話をしながら授業を体験していきます。
オンライン無料体験レッスンはiPadに必要なソフトをインストールし、applepencilを使って授業を行っています。iPadをお持ちでない方は、紙とペンでの体験もできます。
課題や制作した作品は講師とチャットやメールでやりとりをすることで共有を行います。兄弟でのご参加、お友達同士のご参加もOK。
オンラインであっても、対面型の教室と同じように学ぶことができます。
インターネット・カメラ機能のある端末1台
タブレット&タッチペン

