講師インタビュー
講師インタビュー 仁平春希先生
アートに興味を持ったきっかけと経歴を教えてください。 幼いころから、美術館や体験教室、観劇に連れて行ってもらったのが、私のアートに興味を持つきっかけでした。職人である父の作業を見ていたことで、影響も受けたかもしれません。 もうひとつのきっかけは、保育園の先生や家族が私の絵を褒めてくれたり、地域の公民…
仁平春希先生
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私がイラストを描き始めたのは、幼い頃に鳥を飼っていたためです。私は鳥が大好きで、幼い頃は鳥を沢山描いていました。ペットの鳥たちの漫画や缶バッジを作ってみたりと、とにかくずっと鳥の絵を描いていました。
特に、祖父や祖母に鳥の絵を描いて渡すと額に入れて飾ってくれるほど喜んでくれて、そんなふうに、絵を描くことで喜んでもらえる、褒めてもらえる、という経験があったからこそ、アートに興味を持ちはじめました。
小学校に入ってもずっと絵を描きつづけているうちに、描くこと自体が楽しくなっていきました。高校生で初めて板タブを購入してデジタルイラストを描きを始め、真剣に描き始めたのは大学生になってからです。大学生の頃は、参考書や描き方サイトを見ながら独学で絵を勉強しました。
3年ほど社会人を経験したあと、イラスト業界を目指そうと決めて職業訓練校に半年通い、そのまま職業訓練校のイラスト講師として働きました。職業訓練校では、既に上手く描ける方に指導をするので、講師になってからもとても絵が上達しましたし、教え方やコミュニケーションなど、受講生から学ぶことが沢山ありました。
イラスト制作では「好き」という気持ちを大事にしています。
好きなことが明確であれば、描きたいもののアイデアが湧いてきますし、他人の言葉に左右さず自分の考えをしっかり持つこともできます。趣味で自由に好きなキャラクターを描く場合でも、どんなポーズをしてほしいかを考えたり、キャラクターの魅力が伝わるようにこだわってイラストを描いています。
また、イラストの制作依頼や課題などテーマが決まっている場合には、決められたテーマの中で好きになれるところを見つけながら制作していきます。どんなテーマでも少しでも好きになれれば、楽しく心が豊かに、興味を持って取り組めるようになります。これはイラストを描いてきたからこそ培われてきたチカラです。
自分は何が好きなのか考えて個性を模索してみたり、新たな「好き!」を発見しに出かけるのも楽しいですね!
最近は『紫陽花と狐巫女』というタイトルのイラストを描きました。このイラストでは、神社に暮らしている狐の女の子が、紫陽花が沢山咲いている中でお団子を食べている様子を描きました。
私がイラスト制作をするときには、できるだけ実物を見に行き、その場所にいる人々の表情や会話、その場の空気感や温度感など、実際に体験する事を大事にしています。そのため、このイラストでも実際に和傘や紫陽花の写真を撮りに出かけました。
他にも、狐の女の子の手も、自分の手の写真を撮って、形や影のつき方を見ながら描いています。もちろん、自分の手をそのまま模写するのではなく、可愛い狐の女の子のキャラクターなるように指を細くしたり丸みを持たせてデフォルメしてます。
また、このイラストで特にこだわったのは、狐の女の子の顔です。今回は、顔を一番目立たせたかったので、画像を白黒にしながら顔が目立っているか確認しつつ配色を決めました。もし黒髪にしていたら、背後の和傘の色に溶け込んでしまい、顔が目立たなくなっていたはずです。
最後に、顔のパーツバランスが可愛くなるように、目と鼻と口の距離を近くして輪郭に丸みを持たせているのもポイントです。これは猫が可愛く見えるしくみと一緒で、猫も目と鼻と口の距離が近いですよね!
アタムアカデミーでは、入塾前にイラスト講座を体験できるオンライン無料体験レッスンを行っています。講師とビデオ通話をしながら授業を体験していきます。
オンライン無料体験レッスンはiPadに必要なソフトをインストールし、applepencilを使って授業を行っています。iPadをお持ちでない方は、紙とペンでの体験もできます。
課題や制作した作品は講師とチャットやメールでやりとりをすることで共有を行います。兄弟でのご参加、お友達同士のご参加もOK。
オンラインであっても、対面型の教室と同じように学ぶことができます。
インターネット・カメラ機能のある端末1台
タブレット&タッチペン