人物・キャラクターの描き方
初心者も簡単!鼻のイラストの描き方
今回はキャラクターの鼻のイラストの描き方をご紹介します。キャラクターの鼻はシンプルに見えて意外と複雑です。 ただ、鼻は顔の真ん中の大事なパーツなので、鼻の描き方を覚えるとイラストのバリエーションが増えます。ぜひ色んな鼻にチャレンジしてみて下さい! 鼻の基本構造を理解しよう 鼻の形状の基本 鼻はほぼ軟…
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今回は斜め顔のイラストの描き方を解説します。斜め顔が描けるようになると、マンガやイラストの表現の幅が格段にアップします。
コツをつかめば誰でも描けるようになるので、ぜひチャレンジしてください!
まずは、斜め顔の基本について説明していきます。
水平は一番描きやすい、基本の斜め顔です。水平の斜め顔を描けるようになってから、俯瞰や煽りの斜め顔に挑戦しましょう。水平の斜め顔はキャラクター同士が会話している場面などでよく使われます。
ものを下から見上げた視点の煽りの斜め顔は、首やあごのラインが強調されます。キャラクターに強い感情が起きているときに使われることが多いです。
ものを上から見下ろした視点の俯瞰の斜め顔は、髪の毛の部分が大きく見えます。キャラクターが考え事をしたり、悲しそうに落ち込んでいる様子を表すのに適しています。
まずは水平の斜め顔を描いてみましょう。
今回は初心者でも描きやすい左向きの斜め顔を描きます。
まずは、顔となる大きく円を描き、十字を入れます。十字の縦の線は少し円をはみ出します。
この十字線をベースに、左斜め向きのしずくのような形で顔のアタリをとります。
自分の好きなマンガのキャラクターの顔の形をイメージして描いてみましょう。
つぎに顔の中心を決める線を入れます。上の図を参考に、縦の線は頭のてっぺんから、あごのアタリの先端に向けて、少しカーブさせながら引いてください。
横の線は顔の中央よりやや下に、まっすぐ引きます。
顔の中心の横線に鼻の線を描き入れます。上の図の赤線に注目し、鼻と耳の付け根を同じ高さにそろえましょう。
次に、目と口を描き入れます。
最初にAの図を参考に口を描きましょう。口は鼻の少し下、顔の中心線の交点から、あごのアタリの先端の5分の2の位置にあります。
次に、左側の目(キャラの右目)を、Bの図を参考に描きます。
顔の左外側のラインと、顔の縦の中心線の真ん中に、瞳の中央がくるように描き入れます。
目の大きさはキャラクターの個性にもよりますが、今回のイラストでは、瞳の下のラインが、まぶたの上のラインと口の位置の2分の1の場所になるよう描きました。
最後に右側の目(キャラの左目)を、Cの図を参考に描きましょう。
顔の右外側のラインと、顔の縦の中心線の間を三等分した、3分の1の場所に、瞳の中央がくるように描きます。瞳の下のラインは左側の目に合わせます。
続いて額とあごの形を、少し削るような感覚で整えます。あごの細さは作家の個性によりますので、自分の好きな作家さんの絵を参考にするといいでしょう。
髪の毛を描き入れます。頭のアタリの外側に、カツラをかぶせるような感覚で描きましょう。
最後に眉・唇・耳の中などの細部を描き入れれば、斜め顔(水平)の完成です。
続いて煽り視点の斜め顔を描いてみましょう。
まず先ほどの水平視点の斜め顔と同じく、左斜め向きのしずくのような形で顔のアタリをとります。
つぎに顔の中心線を描きます。上の図を参考に、縦の線は頭のてっぺんから、あごのアタリの先端に向けて、すこしカーブさせながら引いてください。
横の線は図のように、水平視点と違い、上向きの弓なりの曲線を描きます。
続いて、鼻と耳を描きます。鼻は顔の中心線の交点から描きます。今回は煽りの視点なので、鼻の穴を描くと、よりリアルな画になります。大きさなどは好みで調整しましょう。
耳を描くときは、上の図を参考に頭頂部から、あごの先端に向けて補助線を引いてください。補助線と顔の中心線が交わるところが耳の付け根になります。上の図の赤線に注目し、鼻と耳の付け根を同じ高さにそろえます。
次に、目と口を描きます。
上の図を参考に、顔の横の中央線の上下に補助線を入れ、目のまぶたやまつ毛のラインは上の補助線、瞳の下部は下の補助線を目安に描き入れます。
今度は、顔の中央線が真ん中となるように反対の位置に口の補助線を入れ、口を描きます。
続いて、額とあごの形を、削るように整えます。
俯瞰や水平の視点に比べて、あごを大きく削ると煽りの斜め顔らしくなります。
髪の毛を描き入れます。今度は俯瞰や水平の視点に比べ、髪の毛の面積が大きくなりすぎないように注意します。
最後に眉・唇・耳の中などの細部を描き入れれば、煽りの斜め顔の完成です。
最後に、俯瞰視点の斜め顔を描いてみます。
まず先ほどの水平視点の斜め顔と同じく、左斜め向きのしずくのような形で顔のアタリをとります。
つぎに顔の中心線を描きます。上の図を参考に、縦の線は頭のてっぺんから、あごのアタリの先端に向けて、すこしカーブさせながら引いてください。
横の線は図のように、俯瞰の視点なので下向きの弓なりの曲線を描きます。
続いて、鼻と耳を描きます。鼻は顔の中心線の交点から描きます。今回は俯瞰の視点なので鼻の穴は描きません。
耳を描くとき、上の図を参考に頭頂部から、あごの先端に向けて補助線を引いてください。補助線と顔の中心線が交わるところが耳の付け根になります。
上の図の赤線に注目し、鼻と耳の付け根を同じ高さにそろえましょう。
口を描き入れます。顔の横の中央線から鼻の下の付け根、鼻の下の付け根から口までがおよそ2:1になるように描きましょう。
次に、目を描き入れます。顔の横の中央線の上下に、距離が等しくなるように補助線を入れましょう。
目のまぶたやまつ毛のラインは上の補助線、瞳の下部は下の補助線を目安に描き入れましょう。
続いて額とあごの形を、削るように整えます。
俯瞰の視点では、額も削ることを忘れないようにしましょう。
髪の毛を描き入れます。水平視点の斜め顔に比べて、若干頭を大きく描くと、俯瞰らしい画になります。
最後に眉・唇・耳の中などの細部を描き入れれば、俯瞰視点の斜め顔の完成です。
それぞれのパーツ別に斜め顔を描くときの注意点を説明します。
輪郭はどの角度の斜め顔でも、少し削るようなイメージで整えていきます。
あごの尖り具合には、好みや流行もありますが、好きなマンガやイラストをお手本にしながら調整していきましょう。
ふくよかなタイプの頬を描くときは、左の図のようにただ丸くすると不自然な頬になります。
右の図のように、顔の中心線の位置で輪郭を少しへこませ、そこからなだらかなカーブをつけながらあごにつなぐと、よりリアルな頬のふくらみを描けます。
鼻はどんな形の鼻でも、必ず顔の中心線に鼻筋が来るようにしましょう。
左の図のように中心線からズレると、顔がゆがんでいるような感じになります。右の図では、斜めの顔であっても中心線上に鼻があるので違和感がありません。
耳はアタリの補助線を意識して、右の図のように、耳の付け根と鼻の付け根の高さが、だいたいおなじくらいになるようにします。
左の図のように、位置がずれすぎるとバランスが崩れたり、幼い顔になる場合があります。
首を描くときは、あごと首の距離感を意識しましょう。
左の図のように、あごのすぐ下から出ていると不自然な印象になります。右の図のように、少し奥から首の線を描きましょう。
おでこを描くときは、前に張り出しすぎないように注意しましょう。
左の図では、前に張り出し過ぎています。右の図のように頭部の骨格を意識してラインを内側にすると、自然なおでこになります。
斜め顔の開いた口を描く場合には、あごを下げることを意識しましょう。
左の図のように、あごをそのままの位置で描くとあごに違和感が出てしまいます。右の図のように、口を開いた分だけあごを下げると、人間らしいリアルな画になります。
斜め顔の目を描くときは、目の向きと顔の向きを揃えましょう。
左の図は、目と顔の向きが微妙にずれているので違和感を感じてしまいます。
目は、とくに俯瞰や煽りの斜め顔の場合、右図のような、弓なりの曲線で描いた横の補助線を意識して、目を描き入れましょう。補助線を意識することで、目の向きも顔の向きも、しっかりした表現が可能になります。
髪の毛は、とくに前髪に注意しましょう。前髪の視点も合わせる必要になります。
左の図のように、煽りの斜め顔に、俯瞰から見たような髪の毛を描き入れると、前髪で目が隠れているような顔になります。右図のように、おでこの形を意識して、煽りの視点で前髪も描くと、自然な髪の毛の表現ができます。
男女の描き分けをするときは、髪型やまつ毛で違いを出すのが一番簡単です。
加えて、斜め顔の場合は、男性はのど仏を描き、耳の下やあごの輪郭を強調してしっかりと描くことで、より成人男性らしい表現になります。
煽りの斜め顔の場合は、男性の鼻の穴を、はっきり描くことでも違いをつけることができます。
反対にあごの線を細く丸さを意識して描いたり、鼻筋の線を省略することで、女性がより女性らしい、やわらかな表現になる効果があります。
アタムアカデミーでは、斜め顔の描き方を学ぶことができます。
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