
人物・キャラクターの描き方
初心者も簡単!マントのイラストの描き方
キャラクターイラストを描くうえで、マントの描き方を覚えると表現の幅がぐっと広がります。この記事では、マントの基本的なシルエットの捉え方から、風になびく動きのあるマントの描き方までを詳しく紹介していきます。初心者の方でも簡単にマスターできるポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。 マン…
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今回は鎖骨の描き方をご紹介します。鎖骨は描き入れ方によって不自然になってしまうことが多く難しいと言われています。構造や描き方のコツを覚えて、苦手意識を克服しましょう。
鎖骨は、首の根元から肩へとのびる横長の骨です。図のように「八」の字を逆さまにしたような形をしています。
皮膚の上から構造がハッキリ見えるので、肩までのイラストを描くときに鎖骨を描くと、キャラクターのリアリティが増す効果があります。
正確に鎖骨を描く場合、キャラクターのアタリを取るときには、図の赤線のようなひし形のガイドラインを描きこむと良いでしょう。キャラクターの首は★印で示したように、首の根元の真後ろが、ひし形の上の端と接する位置にきます。
ペンを入れて鎖骨の形を整える際は、右の図の青線で示したように、鎖骨のラインが肩のラインへつながっていくようなイメージで描きましょう。
ゆるやかな斜めの線を引き、中央に丸いくぼみを作ります。ガイドラインに沿いつつ、細い字を書くように、スーッとのびやかに線を引きます。
色塗りなどで鎖骨に影をいれるときは、図のように、濃い影は鎖骨の線の上側に、薄い影は鎖骨の厚みを考えてすこし下に、エアブラシや筆を使って入れるとリアルな感じになります。
鎖骨と、腕・胸・肩・首などのパーツはつながっているため、腕や肩を動かすと鎖骨の角度も微妙に変わります。マンガなどでは特に誇張して角度を変えて描くことが多いです。これら周辺のパーツと鎖骨を調和させるには、アタリや下描きのときから、鎖骨も一緒に描くようにしましょう。
どうしても鎖骨が固く見えるときは、鎖骨の線が真っすぐすぎたり、中央のくぼみが深くなりすぎているのかもしれません。アタリやガイドラインは定規を使って描いても良いですが、ペン入れの際はフリーハンドで、なだらかな逆向きの「八」の字を描く感じで、中央のくぼみは浅くしてみてください。
鎖骨がぎこちないとき、鎖骨の位置が高く、首に近くなりすぎていないでしょうか。青の線くらいがおおよその基準です。下の図のように、鎖骨の線が肩のラインへつなげるイメージで描いてみてください。
陰影が強すぎるときは、影に使っている色が濃すぎたり、余計な部分にまで影を入れているのかもしれません。ペンツールで影の部分をベタ塗りした後、エアブラシや筆でぼかしてみてください。
女性の鎖骨は、細いペンで力を抜いて描くことで、女性の身体の柔らかさを損なうことなく表現できます。首筋の線なども同様に軽く引き、あまり描きこみすぎないように気を付けましょう。
男性の鎖骨は、外側の輪郭線と同じくらい、太く濃くはっきり描くことで力強さを演出できます。ポーズによって鎖骨の角度が変わることに注意し、アタリを引いてから描きましょう。
高齢になるなどして猫背になると、鎖骨は少し下がって見えるようになります。子供は成人ほど鎖骨が目立たないので、ごく細い線だけで、サラッと描きましょう。
鎖骨を描けるようになることで、図のようなモンスターや獣人をデザインする際、骨格を際立たせ、強そうなキャラクターにすることができます。また、ドレスや水着など、女性に着せることができる衣装の幅も広がります。
アタムアカデミーでは、鎖骨の描き方を学べます。
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課題や制作した作品は講師とチャットやメールでやりとりをすることで共有を行います。兄弟でのご参加、お友達同士のご参加もOK。
オンラインであっても、対面型の教室と同じように学ぶことができます。
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