
人物・キャラクターの描き方
初心者も簡単!かわいいキャラクターのイラストの描き方
キャラクターの設定や世界観の整理 キャラクターの原案や設定がすでにある場合 すでに描きたいキャラクターの設定や原案があるときは、そのキャラクターについて深く理解することが重要です。髪型や目の形など見た目の特徴を具体的にイメージしましょう。 また、特定のシーンでキャラクターがどんな反応をするか考えるこ…
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「ミニキャラ」や「ちびキャラ」のイラストは、手軽にかわいいキャラクターが描けるのでSNSでも大人気です。初心者でもわかりやすい描き方やポイントを押さえれば、簡単にオリジナルのミニキャラ、ちびキャラがあっという間に描けます。
今回は、イラストを描き始めたばかりの方でも安心して取り組める基本ステップとコツを、説明していきます。ぜひ、かわいいミニキャラ、ちびキャラを一緒に描いてみましょう。
ミニキャラとは、キャラクターを小さくデフォルメし、特徴を強調したイラストのことです。「ちびキャラ」や「SD(スーパーデフォルメ)イラスト」とも呼ばれ、アニメやゲームのグッズ、LINEスタンプなど多彩な場面で活用されています。
ミニキャラでは顔が一番大きく見えるため、パーツのバランスがとても重要です。目を大きく描き、鼻や口を小さくすることで、かわいらしい印象がアップします。
「頭身」とは、全身のサイズを頭の数で表す方法です。通常のイラストでは6〜8頭身が多いですが、ミニキャラを描くときは2頭身か3頭身にしましょう。
より小さく愛らしく描きたい場合は2頭身、ポーズや衣装を際立たせたい場合は3頭身が最適です。
キャラクターの頭身比率とバランスについては、「初心者も簡単!イラスト・キャラクターの頭身比率とバランスの取り方」の記事も参考にしてください。
ミニキャラをさらに魅力的にするなら、ポーズにもこだわりましょう。小物を持たせたり、手足を曲げたりすると動きが出て、キャラクターにいきいきとした表情が生まれます。自分だけの個性をプラスしながら、ぜひさまざまなポーズに挑戦してみてください。
潰れた丸をベースにしてミニキャラの顔の下書きを描いていきましょう。
顔の中心にタテの線、ヨコの線を引いて、顔のバランスを取りやすくします。まっすぐな線がうまく引けないときは、「描画スタイル」の「線分」で線を引いてみてくださいね。
ヨコの線は中心よりも少し下にずらして、目の位置が上にならないように注意してください。
女の子の身体は、三角をアゴから下に描いていきましょう。
足先は小さくするとかわいいバランスになります。三角の横からうでを描きたしてください。
顔の横線に対して、目の真ん中あたりがくるように描いていきます。
目を大きく、口やまゆ毛を小さく描くと、デフォルメキャラの特徴(とくちょう)を生かせます。また、耳の位置は、目の真横につけるとバランスが整います。
髪の毛は、頭のてっぺんにあるつむじので、髪の毛が生えていることを意識して線を引いてみましょう。
ミニキャラの下書きが完成したら、女の子のミニキャラのペン入れをしていきましょう。
線画を描くタイミングで、細かいアクセサリーやフリルをここで付け足してもOKです。
女の子のミニキャラを自由にデザインしながら、楽しく描いてみてください。
ここまで描けたら、新しいレイヤーを一枚出して髪の毛のペン入れをしていきます。
ミニキャラの頭の丸い形に沿って線画を描いていきましょう。
次に女の子の目の中を描いていきましょう。
ひとみの中の好きな部分にハイライトの丸や、影のタッチを入れていきます。髪の毛と顔のパーツが重なっている部分は、消しゴムツールで消すと、スッキリしたデザインになります。
前髪のすけている感じを出すために、部分的に目と前髪が重なっている部分を消して、女の子のミニキャラの線画の完成です。
女の子の線画が完成したら、色を塗っていきましょう。
ミニキャラの肌の色を作って、塗りたいところにバケツで色をつけます。線が途切れていると、色がはみ出てしまうので気をつけましょう。
前髪のまんなか部分の線がとぎれていたから、髪の毛の色で線を閉じて塗ってください。好きな色を作って、女の子の髪の色を塗ってみましょう。
目の中は、「フローエアブラシ」を使って塗っていきます。フワッとした色を重ね合わせることで、奥行きのある深い色味を出すことができます。
ここでもう一度、新しいレイヤーを一枚出して、目の中のハイライトを描き足してみましょう。
次に、色塗りのレイヤーを選択して、ほっぺたや手の指先、ヒザをピンクにしてみました。
女の子の髪の毛のハイライトは「スクリーン」のレイヤーで、「技術的なペン」を使って丸を描いて表現してみましょう。丸の大きさを変えて、毛先に入れてもかわいくなります。
髪の毛のハイライトを描いたら、女の子のミニキャラの完成です。
次は、男の子のミニキャラを描いていきましょう。
男の子のミニキャラでも基本の形は、女の子のときと同じです。
つりまゆにしたり、ポーズを変えて、足を開いてみると元気なイメージを表現できるので、キャラクターの性格を想像しながらポーズを決めてみましょう。
頭の形を描いてから、丸みに沿ってツンツンした髪で、キレイなバランスの髪型を描きました。
男の子のミニキャラにもペン入れをしていきましょう。
左右でバランスが取りづらい時は、「対称」ツールを使ってみましょう。
輪郭と髪の毛のレイヤーをわけて描くと、重なった部分があとから消しやすくなります。
ここでまた新しくレイヤーを出してから、男の子の髪の毛を描いていきます。
下書きの時に意識したつむじからのびる髪の毛をイメージして線を引いてください。
最後に、髪の毛と重なっているりんかく部分を消しゴムで消してから、目の中を好きなデザインで描いていきましょう。
目の中を描くときは、お好みで「対称」ツールを外して描いてください。これで男の子のミニキャラは完成です。
ミニキャラ以外のかわいい男の子のイラストは、こちらの記事も参考にしてください。
次に、ミニキャラを描くときに使えるいろんなアイデアを紹介します。
ミニキャラの顔の輪郭(りんかく)を描くときは、まるみを帯びた形になるように意識して描きましょう。輪郭のアイデアにはこのようなものがあります。輪郭の描き方はこちらの記事を参考にしてください。
ノーマル:描きやすくバランスも取りやすいので、初心者にもおすすめの輪郭です。
ほっぺ小さめ:頬を小さく描くことで顔の重心を下げ、可愛さを演出できます。
丸型:全体的に丸みをもたせると、より可愛らしい雰囲気が強調されます。
あごシャープ:シャープな輪郭がクールで大人っぽい印象を演出できます。
ミニキャラの髪型を描くときは、かみの毛の束が細かくならないように大きく描きましょう。色を塗るときも影の線を入れすぎたり、厚塗りにならないように気をつけましょう。シンプルな塗りにするのがコツです。
マッシュ:丸みのあるシルエットが、可愛らしさと柔らかい雰囲気を引き立てます。
ショート:活発で元気なイメージを演出し、描き込みも少なくスッキリまとめられます。
ポニーテール:後ろにまとめる髪が動きのあるラインを生み出し、キュートな印象をプラスします。
ツインテール:左右それぞれに結んだ髪がアクセントになり、思わず目を引く可愛さを表現できます。ロング:長い髪の流れがドラマチックな印象を与え、さまざまなアレンジが楽しめます。
ミニキャラの目は顔の下半分に、大きめに描きましょう。3頭身のように背の高いミニキャラを描くときは、丸い目やだ円の目のようにしっかりと目を描くと良いです。2頭身のように身長が低いミニキャラを描くときは、目の描きこみを少なくして、線や点で描くとかわいらしさが引き立ちます。目の描き方はこちらの記事も参考にしてください。
丸い目:まん丸な形が愛らしさと柔らかい印象を強調します。
だ円の目:横に広がる形で、少し大人っぽい落ち着いた雰囲気を演出できます。
たて長の目:縦方向のラインがシャープに見え、クールな印象を与えやすい目です。
点の目:あえて描き込みを省き、シンプルさと可愛らしさを強調します。
点の目(まつげあり):小さな瞳にまつげを加えるだけで、より愛らしく華やかな印象に仕上がります。
耳を描くときは、目と同じ高さか、それより下のほうに描きましょう。耳の中の形は描きすぎず、以下のようにシンプルに描くと良いです。
ノーマル:汎用性が高く、どんなキャラクターにも合わせやすい耳の形です。
6の字:耳の中をデフォルメして、可愛らしさや個性を引き立たせる形です。
上にアーチ:耳のラインを上向きに丸めることで、元気さや柔らかい雰囲気を演出します。
真ん中に線:自然な耳のしわを表現してリアルさをプラスしつつ、ミニキャラらしいバランスを保ちます。
?みたいな形:耳の内側を独特な曲線でアレンジして、個性的な印象を与えます。
Cの形:シンプルなカーブがやわらかいイメージを演出して、描きやすい耳の形です。
半月の形(塗り):半月型を塗りで表現することで、ミニキャラらしい可愛さと存在感を強調できます。
とんがり型:先端をシャープに描くことで、ファンタジックな雰囲気を演出しやすくなります。
ミニキャラのほっぺを赤くすると、いっきにかわいい表情になります。ほっぺの描き方のアイデアも紹介します。
楕円(だえん):ほっぺをふんわりと丸く見せ、ほんのり優しい雰囲気を演出します。
ぼかし:グラデーションを入れることで、自然な赤みや柔らかさが表現できます。
ツヤ:ハイライトを入れることで、頬の質感をツルンとかわいく見せられます。
たて線:さっと短い線を入れるだけで、照れたような愛らしい表情が作れます。
花:花の模様を描き足すと、一気にガーリーで個性的な印象になります。
ジグザグ:ざっくりとした線が、ラフでカジュアルな可愛らしさを演出します。
かけあみ:網掛け風の陰影を加えて、漫画風のユニークなほっぺを表現できます。
表情も、シチュエーションや性格に合わせて描き分けると、どんなキャラクターなのかが伝わりやすくなります。特に、目やまゆ毛の角度、口の形を変えると色んな表情を作ることができます。頬の赤みも表情によって使い分けると、表現のはばが広がります。表情の描き方はこちらの記事も参考にしてください。
ニカッ:大きく口を開けた笑顔で、明るくハッピーな気持ちを表現します。
ツーン:少し不機嫌そうな顔で、拗ねたかわいらしさを演出できます。
ポロポロ:涙を流す表情で、儚さや悲しげなストーリー性を加えられます。
ドキドキ:頬を赤らめたり動揺した様子を描くと、胸の高まりがリアルに伝わります。
ミニキャラの手は小さく、丸い形をイメージして描きましょう。指を描くときには長くかかずに、でっぱりがちょん、とついているくらいにしましょう。手の描き方はこちらの記事も参考にしてください。
指を一本一本描く:丁寧に指を分けて描くことで、小さいながらもリアルな動きを表現します。
指を一部くっつける:指をまとめると簡潔な形になり、描きやすさと可愛さが両立します。
ミトンの形:手袋のような丸みを帯びたデザインが、シンプルでほのぼのとした印象を与えます。
内側と外側の線をくっつけずに描く:ほのかに空間を作ることで、柔らかくミニキャラらしい雰囲気が演出できます。
指ちっちゃめギザギザ:ギザギザとした輪郭がラフで個性的な手元を際立たせます。
ミニキャラの服を描くときは、シワや影をあまり描かずに、シンプルな線と塗りで描きましょう。参考にする服があるとき、全てを描きこんでしまうとゴチャゴチャしてしまいます。基本的な服の形を描いたら、リボンなどのポイントは1~2個だけにしぼって、装飾や模様を描きすぎないように気をつけましょう。
パーカー:カジュアルでラフな印象を与え、動きのあるミニキャラが描きやすいアイテムです。
制服:きちんとした印象をプラスし、学生や職業キャラクターの雰囲気を簡単に表現できます。
アイドル:華やかな衣装や小物で目を惹きやすく、ステージ上のキラキラ感を演出できます。
メイド服:フリルやエプロンなどのディテールを描くことで、可愛らしくクラシカルな雰囲気を楽しめます。
シチュエーションやキャラクターの性格に合わせてポーズをつけてみましょう。どんなポーズのときでも、体のバランスが悪くならないように注意が必要です。例えば、2頭身のミニキャラを描くときには、うでとあしの長さが体とおなじくらいになると丁度よく見えます。ポーズの描き方はこちらの記事も参考にしてください。
小物をもっているポーズ:キャラクターの個性を際立たせ、ストーリー性をプラスできるポーズです。
手やあしを曲げるポーズ:動きや表情を豊かに見せ、かわいらしさを強調しやすいポーズです。
うでをあげるポーズ:元気いっぱいな印象を与え、キャラクターの活気を引き立てます。
ジャンプ:軽やかな動きを表現し、楽しさや躍動感を演出しやすいポーズです。
座っているポーズ:リラックス感や落ち着いた雰囲気を出し、ほのぼのとした可愛さを強調します。
アタムアカデミーでは、ミニキャラ・ちびキャラの描き方を学ぶことができます。
男の子、女の子の特徴をとらえたミニキャラ・ちびキャラの構造を学べるよ。
ミニキャラ・ちびキャラを描くとき、まずは便利なツールを使ってミニキャラを描くことに慣れていこう! 慣れてきたら、「対称」ツールを使わずに色々なポーズのミニキャラを描いてみてね!
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オンライン無料体験レッスンはiPadに必要なソフトをインストールし、applepencilを使って授業を行っています。iPadをお持ちでない方は、紙とペンでの体験もできます。
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