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パース・背景の描き方

初心者も簡単!コスモスのイラストの描き方

  • 描き方

コスモスはイラストに描こうとすると、花びらの形や重なり、奥行きの表現が難しいです。そこで、今回はコスモスの描き方についてポイントを説明していきます。

コスモスのようなシンプルな花が描けると、ポストカードやメッセージカードなどのアクセントとして応用が効くのでぜひ練習してみてください。また、コスモスを含めた花の描き方の基本はこちらの記事も参考にしてください。

コスモスのアタリを描く方法

まずはコスモスのアタリを取りましょう。図のように、コスモスの花を置きたい所に丸を描いていきます。

大きい花と少し小さい花、向きが違う花を入れるとバランスの良い絵になります。

次に、コスモスの花の真ん中の丸い部分と、花の裏側の支えの部分を決めます。さらに、コスモスの支えの部分から伸ばすように茎を描きます。

最後に、葉っぱのついた茎を描いていきます。茎も花と同じように、長くて大きいものと、少し短い物、数が多い所と少ない所を入れるとバランスが良くなります。

これでコスモスのアタリの完成です。

コスモスの線画を描く方法

次に、コスモスの線画を描いていきましょう。まずはアタリに沿って、コスモスの花の真ん中の丸い部分を描きます。小さな丸がたくさん集まっているイメージで、綺麗な丸ではなく、線をガタガタさせます

次にコスモスの花びらを描きます。コスモスの花びらは8枚なので、まず1枚置きに4枚描いてバランスを取ります。また、コスモスの花は横から見るとお椀の形になっているので、意識して少しカーブさせます

残りの4枚を描くときは、花びらと花びらの間がくっついている所と離れている所を作りましょう。よりコスモスらしいイラストになります。

アタリに沿って、奥の花の支えの部分を描きます。これもお椀をイメージすると分かりやすいです。コスモスのふちの部分はギザギザになっています。

奥にあるコスモスの花びらを描きます。手前の花びらは大きく、横は細くと差をつけると立体感が出ます。

最後に葉っぱのついた茎を描きます。コスモスの茎は先に行くほど細くなるように描きます。

葉っぱもひとつひとつ先が細くなるように描きます。葉っぱの生え方も、茎の根元から先に行くにつれて短くなっていきます。

これでコスモスの線画の完成です。

コスモスの色を塗る方法

それでは、コスモスに色を塗っていきましょう。

色鉛筆風と水彩画風の二つをご紹介しますが、どちらも最初に完成よりも少し明るい色で塗っておきます。

色鉛筆風コスモスの色の塗り方

それでは、色鉛筆風の塗り方からご紹介します。まずコスモスの花びらから塗っていきます。

ふんわりした柔らかいブラシを使って、最初の色より少し暗い色で真ん中あたりに影をつけます。

次に同じ暗い色で、今度は硬いブラシを使って、内側から外に向かってはらう感じで、花びらの線を描いていきます。

今度は、最初の明るい色を使って、外から内に向かってはらうように花びらの線を描きます。

一番内側よりも暗い色を使って、花びらの根元に少しだけ線を描いて、花びらの色塗りの完成です。

次に、コスモスの真ん中の丸い部分を塗っていきます。最初に塗った色より少し明るい色で、丸の中の左上あたりに、明るい小さな丸をたくさん塗っていきます。

次に、少し暗い色で影を塗ります。丸の外側に左上からボールに影が落ちているイメージで、これも小さい丸をたくさん集めるイメージで塗っていきます。

最後に、もっと明るい色で一番真ん中あたりに、もっと暗い色で一番外側あたりに小さい丸を増やして真ん中の部分の色塗りの完成です。

最後に茎と葉っぱを塗っていきます。

まずふんわりしたブラシで、最初に塗った色より暗い色で影をつけます。

次に、最初の明るい色を使って、明るい所から暗い所に向かってはらうように塗ります。

花の下の支えの部分は、もっと暗い色も使って立体感を出します。

色鉛筆風の塗り方はこれで完成です。

水彩画風のコスモスの色の塗り方

水彩画風の塗り方をご紹介します。花びらから塗っていきます。
水彩画の塗り方は、色鉛筆の塗り方と違い、色をあまり重ねずに透明感を意識して描くのが特徴です。

まず、最初の色より少し暗い色の花びらと、明るい色の花びらを作ります。

暗い色のところより更に暗くて鮮やかな色で、ふんわりした柔らかいブラシを使って真ん中あたりを塗ります。

同じ色を使って今度は硬いブラシで、内側から外に向かってはらう感じで花びらの線を描いていきます。水彩画は色をあまり重ねないのが特徴なので、これで花びらの塗り方は完成となります。

次に真ん中の丸い部分を描きます。最初の色より少し明るい色で、丸の左上あたりに柔らかいブラシで光が当たっている部分を塗ります。

最初の色より暗い色で影を作ります。左上からボールに影が落ちているイメージで、右下に影を塗ります。

明るい色を使って、硬いブラシで小さい丸を描いていきます。
ここでも水彩画らしく、色をあまり重ねず色の広がりを意識します。

最後に茎と葉っぱを塗っていきます。
まずふんわりしたブラシで、最初に塗った色より暗い色で影をつけます。

次に、最初の明るい色を使って、明るい所から暗い所に向かってはらうように塗ります。

花の下の支えの部分にも明るい色を描きます。水彩画風の色の塗り方はこれで完成です。

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