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今回は、誰でも簡単に描ける花のイラストの描き方を紹介します。シンプルな花を描くだけでも、イラストが華やかになり、雰囲気がぐっと明るくなります。ぜひ一緒に練習していきましょう。
花のイラストを描くためには、花びらや茎など各パーツの特徴を理解することが大切です。まずは、花の各パーツの構造を確認しましょう。
花びら(花弁)
雄しべや雌しべを包む華やかな部分。花のイラストに彩りを与える重要な要素です。
ガク
花びらの外側を支え、花のイラスト全体のバランスを整える役割を担います。
茎(くき)
花を支える土台として、花のイラスト全体の構造を安定させます。
雄しべ
花粉を作り出すパーツです。細部まで描き込むことで、リアルな印象をプラスします。
雌しべ
雄しべからの花粉を受け取る部分です。花のイラスト全体に繊細な美しさを演出します。
イラストで花を描くときは、それぞれの花が持つユニークな特徴をしっかりと観察することが重要です。まずは、朝顔ならラッパ型の花びら、ひまわりなら大きな花というように、分かりやすい特徴を押さえましょう。その後、ツルや茎、花びらの枚数といった細部に目を向けることで、よりリアルで印象的なイラストが完成します。
全体のシルエットを確認
花の大まかな形状や花びらの基本的な形を把握し、全体のバランスを意識しましょう。
細部の観察
ツル、茎、花びらの枚数など、細かなディテールを丁寧に観察することで、花ごとの特徴を生かしたイラストになります。
花ごとの特徴を活かす
朝顔、ひまわりなど、花ごとの特徴をしっかり捉えると、その花ならではの魅力を表現できます。
花のイラストを描くときは、最初にアタリを描くことで、バランスの取れた美しい形に仕上がります。以下の手順で、簡単に花のアタリを描いてみましょう。
花の大きさを決めるために、丸型やおわん型のガイドラインを描きます。このとき、花の中央(雌しべの根元部分)に印をつけておくと、バランスが取りやすくなります。
中央の印から放射状に線を引き、花びらの枚数や大きさのガイドラインを作ります。これにより、花びらが均等に配置され、自然な形に仕上がります。
ガイドラインを参考にしながら、花びらの輪郭を描いていきます。このとき、花びらごとの中心線も軽く描いておくと、形が整いやすくなります。
アタリをもとに、花びらのカーブや重なり具合などの細部を描き加えます。最後に、不要なガイドラインを消せば、花のアタリの完成です。
花びらは、ただランダムに生えているわけではなく、さまざまな形や重なり方のパターンが存在します。
たとえば、上の図では手前から順に色分けすることで、重なりのパターンがわかりやすく示されています。描きたい花がどのような重なりパターンになっているか、図鑑や参考資料でじっくり観察しましょう。
また、たとえばEのような複雑な花(マリーゴールドやカーネーションなど)は、手前と奥に分け、内側から描くことで花びらがより描きやすくなります。
花のつぼみは、花が開く前の瞬間を表現できるパーツです。
花のつぼみには、バラタイプのつぼみとユリタイプのつぼみの2種類あります。
バラタイプのつぼみ
最初はガクに包まれており、花が開くにつれて花びらが次第に顔を出します。
ユリタイプのつぼみ
つぼみ自体の色が、花が開く過程で徐々に花びらに変化していきます。
自分が描きたい花がどちらのタイプかを、図鑑や参考資料でしっかり確認しましょう。バラのつぼみならガクの形状を、ユリのつぼみなら花びらの色変化に注目して描いてみてください。
花のイラストをより魅力的に描くためには、葉っぱの色や形も大切な要素です。イラストに葉っぱを描くときは、実際の花とその葉の関係をしっかり観察しましょう。
ここでは、葉っぱを描くときのポイントをご紹介します。葉っぱの描き方については、こちらの記事も参考にしてください。
花や木の種類によって異なる葉っぱの特徴を確認しましょう。
花や木と比べた時の葉のサイズ感を把握することで、バランスの取れたイラストに仕上がります。
花や茎、木の枝からどのように葉が生えているかを観察し、リアルな配置を意識しましょう。例えば、朝顔や蓮は茎から葉が生えますが、水仙やチューリップの葉は茎とともにほぼ地面から生え、桜は木の枝や幹から葉が生える特徴があります。図鑑や資料を参考にするときは、上記のポイントを確認しましょう。
花束のイラストを描く場合は、全体のバランスを意識しながらディティールを描き込んでいきましょう。
まずは、包み紙のイメージを思い浮かべながら、花束全体の大きさや形を決めます。ここで基本となる「花のアタリ」を配置します。
アタリを元に、花の大まかな形をとらえます。内側、手前の花びらから細部を丁寧に描き込むことで、花の立体感が引き立ちます。
花と花の間の隙間に葉っぱや茎を描き込み、全体のバランスを整えます。同時に、花束の包み紙やリボンの下描きも加えて、作品全体に統一感を出しましょう。
最後に、ペン入れをしてアタリや下描きの線、重なった余分な線を整理します。これで、花束の線画が完成します。
大きくて明るい黄色の花が特徴のひまわりは、夏らしい元気な雰囲気を演出できます。イラストに取り入れると、一気に華やかでポジティブな印象を与えてくれます。さらに、淡い水彩風に仕上げると、柔らかく優しいイメージにも仕上がり、初心者でも描きやすい花の一つです。
ひまわりを描くときは、中心と花びらに大きな丸のアタリから描きはじめましょう。ひまわりの描き方の詳細は、「初心者も簡単!水彩風ひまわりのイラストの描き方」の記事を参考にしてください。
春を象徴するチューリップは、シンプルな形状なので初心者でも描きやすい花です。明るく可愛らしい印象を与えるため、ポップなイラストとの相性も抜群です。花びらの色合いを変えて描くだけで、軽やかで楽しい雰囲気を演出できます。
チューリップは背が高く見える花なので、茎は長めに描き、それに合わせて葉も長く描きましょう。花と茎・葉の長さの比率を1:3〜1:4を目安に、バランスを調整してください。詳細なチューリップの描き方は、「初心者も簡単!チューリップのイラストの描き方」の記事を参考にしてください。
日本を代表する桜は、淡いピンク色の花びらが繊細で、優しさや儚さを表現できます。イラストに取り入れると、春の訪れを感じさせる穏やかで華やかな印象に仕上がります。花びらをふんわりと重ねて描くと、透明感のある軽やかな雰囲気を演出しやすいです。
桜を描くときは、変換ツールや対称ツールを使って花びらを一気に描いていきましょう。詳細な桜の花びらの描き方は、「初心者も簡単!桜のイラストの描き方」の記事を参考にしてください。
南国を連想させるハイビスカスは、大きく開いた花びらが特徴で、リゾート感やエキゾチックな印象をプラスしたいときに最適です。ビビッドな色合いが似合うので、イラストでも鮮やかなカラーリングを取り入れると一気に華やかになります。エネルギッシュで明るい雰囲気を表現したいときにおすすめです。
ハイビスカスを描くときは、シンプルな赤色だけではなく青色や白黒などオリジナルのアレンジに挑戦してみましょう。ハイビスカスの詳細な描き方については、「初心者も簡単!ハイビスカスの描き方」の記事も参考にしてください。
秋を象徴するコスモスは、細い茎と軽やかな花びらが魅力です。優雅で繊細な印象を与えつつ、元気さや活発さも演出できる花として人気があります。花の色を変えるだけで雰囲気が変化するため、多彩な表現が楽しめる点も魅力です。
コスモスの花は横から見るとお椀の形になっているので、意識して少しカーブさせます。詳細なコスモスの描き方は、「初心者も簡単!コスモスのイラストの描き方」の記事を参考にしてください。
バラは高貴で豪華な雰囲気を持ち、イラストに加えると華やかさやエレガントさをプラスしてくれます。花びらの重なりや陰影を描くと、よりリアルな表現が可能です。ロマンチックでドラマチックな印象を与えたいときにおすすめの花です。
バラを描くときは、光が当たる面積を意識して、内側の花びらにはハイライトを細めに、外側の花びらには太めに入れましょう。バラの描き方の詳細は、「初心者も簡単!バラのイラストの描き方」の記事を参考にしてください。
可愛らしいピンクの花びらが特徴の桃の花は、桜と同様に春らしさを表現できますが、どこか素朴で家庭的な印象を与えます。イラストに加えると、親しみやすく温かみのある雰囲気を演出するのにぴったりです。さらに、筆のタッチを柔らかくすると、ふんわりと優しいイメージに仕上がります。
桃の花の色を塗るときは、うすいピンクで下塗りした後、エアブラシや筆を使って内側から外側へ濃い色を重ね、ぼかしていくと、よりリアルなグラデーションが出せます。桃の花の描き方の詳細は、「初心者も簡単!桃の花のイラストの描き方」の記事を参考にしてください。
長く垂れ下がる優雅なシルエットが印象的な藤の花は、上品で落ち着いた雰囲気を生み出します。淡い紫色から濃い紫色にかけてのグラデーションが美しく、イラストに取り入れると高貴なイメージを演出できます。陰影やぼかしを丁寧に描くと、より神秘的な印象に仕上がります。
藤の花を描く際に、描き込みすぎてごちゃごちゃしてしまったときは、横の花を少し省略してみましょう。全体のバランスを意識してアタリを整えれば、形がまとまりやすくなります。藤の花の詳細な描き方は、「初心者も簡単!藤の花のイラストの描き方」の記事も参考にしてください。
アタムアカデミーでは、花の描き方を学ぶことができます。
アタムアカデミーでは、入塾前にイラスト講座を体験できるオンライン無料体験レッスンを行っています。講師とビデオ通話をしながら授業を体験していきます。
オンライン無料体験レッスンはiPadに必要なソフトをインストールし、applepencilを使って授業を行っています。iPadをお持ちでない方は、紙とペンでの体験もできます。
課題や制作した作品は講師とチャットやメールでやりとりをすることで共有を行います。兄弟でのご参加、お友達同士のご参加もOK。
オンラインであっても、対面型の教室と同じように学ぶことができます。
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