イラストノウハウ
モチーフ・モチーフ表現

初心者も簡単!馬のイラストの描き方

  • 描き方

馬はしなやかな体のラインと長い脚が特徴的で、優雅さや力強さを合わせ持つ動物です。動きのある馬をイラストに取り入れることで、イラスト全体にダイナミックな印象を与えられます。

今回は、馬のイラストの描き方について、ステップごとに丁寧に解説します。他の動物の描き方は、「初心者も簡単!動物のイラストの描き方」の記事も参考にしてください。

馬の基本的な特徴

まずは馬の基本的な特徴を確認しましょう。

馬は、長い首と面長の顔、細長い脚が特徴です。胴体は胸・お腹・お尻にかけて丸みがあり、なめらかなシルエットをしています。一方で、脚の関節や蹄は硬い形をしているため、体の丸みと脚の角ばった部分の描き分けが必要です。

たてがみと尻尾は長く、毛の流れが出やすい部分です。首に沿ってたてがみを描き、尻尾は根元からふわっと広がるように描くと、毛の向きや動きが分かりやすくなります。

描き始める前に、馬の写真やイラストを見て、首の長さ、脚の関節、蹄の形を確認しておきましょう。特に横向きの馬は体のバランスが分かりやすいため、最初の練習に向いています。

馬のイラストを描く流れ

馬のアタリの描き方

馬のアタリを描くときは、まずは丸と線で大まかな形を決めます。

最初に、胸まわりとお尻まわりに大きな丸を置きます。この2つの丸をなめらかな線でつなぐと、馬の胴体の形を取りやすくなります。お腹のラインは少しへこませ、背中からお尻にかけてはゆるやかなカーブを意識しましょう。

次に、首と頭のアタリを描きます。首は胴体から斜め上に伸ばし、頭は長めの楕円でとらえます。馬の顔は面長なので、鼻先に向かって長く伸びる形を意識すると自然に見えます。

脚は、細い線だけで描くのではなく、関節の位置に小さな丸を置いてから描くとバランスを取りやすくなります。前脚は比較的まっすぐに見えますが、後ろ脚は関節の位置が高く、曲がり方も大きくなります。後ろ脚を描くときは、太ももから足先にかけて角度がつくように意識しましょう。

馬の胴体やお尻の丸みはなめらかに、脚の関節や蹄は少し硬めに描き分けると、全体の形が整いやすくなります。

馬の線画の描き方

次に、アタリを元に、馬の線画を描いていきましょう。

まずは、胴体の外側のラインをなめらかにつなげます。胸、お腹、お尻は丸みを残しながら描くと、馬のしなやかな体つきが表現できます。背中のラインはまっすぐにしすぎず、首から背中、お尻にかけてゆるやかにつながるように描きましょう。

脚を描くときは、アタリの線をそのままなぞるのではなく、関節の位置で少し太さや角度を変えます。前脚は細く長く、後ろ脚は太ももに少し厚みを持たせると、前脚との違いが分かりやすくなります。脚の途中は少し内側にカーブさせ、足先の蹄まで描くと、馬の脚らしいシルエットになります。

顔は、目・鼻・口の位置を確認しながら描きます。目は顔の上の方に小さく入れ、鼻先は少し丸みを持たせます。口元に短い線を入れると、馬の表情が分かりやすくなります。あごの線も軽く加えると、面長の顔の形を整えやすくなります。

たてがみは、首のラインに沿って毛束を作るように描きます。すべて同じ長さにせず、短い毛と長い毛を混ぜると自然です。尻尾は根元から先に向かって流れるように描き、毛先を少し分けると毛の流れが分かりやすくなります。

骨や関節の形に沿って線を入れると、馬の体つきがよりしっかりして見えます。

馬の色の塗り方

線画ができたら、馬に色を塗っていきましょう。

まずは、体全体にベースとなる色を塗ります。茶色やこげ茶、白、黒など、描きたい馬の毛色に合わせて色を選びましょう。最初は濃い影を入れすぎず、全体に同じ色を置いてから、少しずつ影を足していくと塗りやすくなります。

影は、お腹の下、首の付け根、奥にある脚、脚の関節、たてがみの下などに入れます。特に、奥側の脚は手前の脚より暗くすると、体の前後関係が分かりやすくなります。胴体のしわになる部分や脚の付け根にも影を入れると、体の丸みが出しやすくなります。

たてがみと尻尾は、体より少し濃い色を使うと見分けやすくなります。毛の流れに沿って細い線を重ねるように塗ると、毛並みの向きが分かりやすくなります。首元のたてがみは、根元に影を入れると、毛が首から生えているように見えます。

顔まわりは、目の周りや鼻先に少し影を入れると表情が分かりやすくなります。目には小さな光を入れると、生き生きとした印象になります。

首や胴体、脚の前に出ている部分は、影を入れすぎず明るさを残すと、体の丸みが分かりやすくなります。

これで馬のイラストの完成です。

馬のイラストを描くコツ

馬は、全体のバランスに気を付けて描きましょう。

真横から見た馬を描く場合、耳の付け根から肩甲骨あたりまでのAの長さと、肩甲骨から骨盤までのBの長さがほぼ同じになります。また、CとDの長さもおよそ同じくらいになるため、この比率を目安にすると、体が大きすぎたり脚が短くなりすぎたりするのを防ぎやすくなります。

前脚と後ろ脚の違いにも注意しましょう。前脚は比較的まっすぐ下に伸びますが、後ろ脚は関節の位置が前脚より高くなります。後ろ脚を描くときは、太ももから足先にかけて角度がつくように意識すると、馬らしい脚の形に近づきます。

動きのある馬を描きたいときは、首や脚の向きを少し変えてみましょう。片足を上げたり、首の角度を変えたりするだけでも、立っている馬とは違う印象になります。

馬は形が複雑に見えますが、最初から細かく描こうとせず、胴体・首・頭・脚を大きな形でとらえることが大切です。アタリで全体のバランスを決めてから、関節やたてがみなどの細かい部分を描き足していきましょう。

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