イラストノウハウ
パース・背景の描き方

初心者も簡単!蓮の花・睡蓮のイラストの描き方

  • 描き方

蓮の花は水面から伸びた茎の先に大きく広がる花が印象的で、睡蓮は水面に浮かぶ優雅な姿が特徴的な花です。蓮の花や睡蓮をイラストに取り入れると、気品や神秘的な雰囲気を演出することができます。

今回は、水辺に咲く蓮の花と睡蓮の描き方をご紹介します。よく似ているため間違いやすい2つの花の特徴を知り、コツをつかんで描いてみましょう。その他の花の描き方については、「初心者も簡単!花のイラストの描き方」も参考にしてください。

蓮の花・睡蓮の基本的な特徴

蓮の花の特徴

蓮は、葉がラッパ型や傘のような形をしており、水をはじくほど撥水性が高いのが特徴です。花の中心部には花托(かたく)と呼ばれる構造があり、おしべの形も特徴的です。

睡蓮の特徴

睡蓮は、花も葉もほぼ水面に浮いているように見え、葉には「V」字の切れ込みが入っているのが特徴です。花の真ん中はタンポポのようなおしべが密集していて、蓮よりも水面に近い位置で咲いています

蓮の花・睡蓮の違い

蓮の花と睡蓮の違いは、花の咲く位置と葉の形です。

蓮は、茎が長く伸びていて、花も高い位置で咲き、葉っぱは大きなラッパ型です。一方で、睡蓮は、茎は長くなく、水面、もしくは水面に近いところで花が咲き、丸い葉っぱには「V」字の切れ込みがあります。

蓮の花の描き方

蓮の花のアタリの描き方

はじめに花や葉、茎、つぼみの大きさと配置をざっくり決めます。

蓮の花びらはスプーンのように先がややとがっているイメージで形を取りましょう。

また、蓮の葉っぱはラッパ型を意識して輪郭を描きます。葉っぱのフチのヒラヒラした部分や、葉脈の流れを後で描き込めるように、少し余裕を持たせておくのがコツです。

最後におしべ・めしべ、花托など細部を入れて、蓮ならではの立体感を出します。

蓮の花の線画の描き方

蓮の花の線画に取りかかるときは、手前の花びらから順に奥へ重ねるように描くと、立体感を自然に表現できます。つぼみやおしべ・めしべなどが重なる部分は少しずつ形を整えながら描くと、花全体のバランスを保ちやすいです。

蓮の花の部分の線画が仕上がったら茎と葉を描き込みます。葉脈や葉のヒダは、輪郭よりも細めのペンや筆を使うことで、やわらかな雰囲気を演出しやすくなります。

これで蓮の花の線画が完成です。

蓮の花の色の塗り方

蓮の花の色を塗るときは、まずは下塗りで、蓮の花びらを白葉を緑葉の裏側や茎を黄緑色にします。背景に色を入れておくと、白い花びらが映えて見えやすいでしょう。

続いて、蓮の花びらの先端に薄いピンクをのせ、内側に向かってグラデーションを伸ばすように塗ります。

蓮の葉には濃いめの色を重ね、中心から外側へ向けて影をつけると立体感が生まれます。

最後に、蓮のおしべ・めしべや花托、ガクなどの細部を好みの色で仕上げれば、蓮の花の完成です。

睡蓮の描き方

睡蓮のアタリの描き方

睡蓮のアタリを描くときは、最初にコップやワイングラスに見立てた花の輪郭と、お皿型の葉をイメージして大きさを取ります。

睡蓮の花びらも、蓮の花と同様にスプーン状ですが、蓮の花よりもやや丸みを帯びていることが多いです。花びらを描くときは、重なり具合も考えながら丁寧に描きましょう。

睡蓮の葉は中心から「V」字に割れ、フチが波打つようにヒラヒラしているのがポイントです。

最後に、タンポポのようなおしべを描き加えれば、睡蓮らしい線画の完成です。

睡蓮の線画の描き方

蓮の花と同様に、睡蓮の線画に取りかかるときは、手前の花びらから順に奥へ重ねるように描くと、立体感を自然に表現できます。つぼみやおしべ・めしべなどが重なる部分は少しずつ形を整えながら描くと、花全体のバランスを保ちやすいです。

睡蓮の花の部分の線画が仕上がったら茎と葉を描き込みます。葉脈や葉のヒダは、輪郭よりも細めのペンや筆を使うことで、やわらかな雰囲気を演出しやすくなります。

これで睡蓮の線画の完成です。

睡蓮の色の塗り方

睡蓮の花びらには、はじめに薄いピンクを一面に塗り、次に根元から外側へ向かって濃いピンクを重ねます。

睡蓮のつぼみを塗るときは、根元の色が濃く、上へ行くほど薄くなるグラデーションを意識すると、自然な雰囲気に仕上がります。

睡蓮の葉やガクはくすんだ緑や黄緑で塗り、葉脈やフチの陰影をつけていきましょう。

最後におしべにも影を入れると、全体の立体感が高まり、本物らしさが際立ちます。これで睡蓮の色塗りの完成です。

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アタムアカデミーでは、蓮の花・睡蓮の描き方を学ぶことができます。

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