
パース・背景の描き方
初心者も簡単!顔の影の付け方
この記事では、イラスト初心者向けに顔の影ができる基本的な場所や、光源の角度別の影の付け方を分かりやすく解説します。影の付け方をマスターして、キャラクターの魅力をさらに引き出しましょう。 参考記事:初心者も簡単!イラストの影の付け方 顔における影の発生エリア 顔のどこに影ができるかを理解するために、顔…
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この記事では、風景イラストを完成させるまでの手順を追いながら、風景イラストを上手に描くコツを解説していきます。
構図の作り方から光と影の捉え方、そして空気感を表現する色の選び方まで、基本的な法則を知ることで、誰でも立体的で自然な風景イラストを描くことができるようになります。
風景を描くときは、画面の中にどこからどこまでの距離が収まっているかを整理しましょう。
画面を大きく、手前、中間、奥という3つの層に分割して捉えます。この層を意識せずに全体を同じ強さで描いてしまうと、一枚の平べったい壁画のようになってしまいます。
空間を3つに区切り、どこを一番見せたいかを決めることで、視線が集まる自然な構図が生まれます。

空間の広がりは、空気遠近法というテクニックを使いましょう。遠くの山やビルを見ると、青白く霞んで見えます。これは、目と対象物の間にある空気中の水分やチリが光を乱反射し、青い光の波長が目に届きやすくなる現象が起きているからです。
手前にあるものは空気の層を通さないため色が濃くはっきりと見え、奥に行くほど白や青が混ざったように薄く見えます。この自然の法則を色塗りに取り入れることで、画面の中にリアルな空気を表現できます。

風景を描く上では、光源の位置をひとつに定めましょう。太陽の光がどこから当たっているかを決めることで、すべての物に共通の影の方向が生まれます。
光と影の向きがバラバラだと、人間の脳は空間の形を正しく認識できず、どこか違和感を覚えます。光源を固定することで、画面全体に明暗のメリハリがつき、立体感が強調されます。

イラストを描き始める前に、画面のどこに何を配置するかを決める構図作りを行います。
風景の構図は、三分割構図や二分割構図などを使い、画面の縦横をそれぞれ三等分や二等分にする線を頭の中で引き、その線の交わる場所や線に沿って主役を配置すると、バランスの取れた見栄えの良い画面になります。
ここに先ほどの手前、中間、奥の奥行きの考え方を組み合わせることで、箱の中にセットを組むように立体的な空間を作りやすくなります。
今回は、手前に花畑を、真ん中に風車、奥は青空が広がる風景を描いていきます。

構図が決まったら、物の形を取るアタリの作業に入りましょう。
たとえば風車を描く場合、塔の部分は円柱、羽の部分は十字の線と円というように、単純な図形に分解して形を取ります。風車や建物などの人工物は、人間が規則正しい計算のもとに作っているため、しっかりとパースを意識した正確な形を取りましょう。
参考記事:初心者も簡単!アタリの描き方

一方で、木や草花などの自然物は人工物のような直線や完全な円の形をしていません。木や草花は、風に揺れ、太陽の光に向かって不規則に成長するため、定規で引いたような硬い線でアタリを取ると、作り物のような不自然さが出てしまいます。
自然物は大まかなシルエットだけを捉え、後の色塗りの段階で形を整えていく方が、生き生きとした柔らかさを表現できます。

アタリが終わったら、画面の中の要素に合わせて線画を描いていきます。
風車などの人工物は、定規ツールなどを使って真っ直ぐで歪みのない線で描画します。人工物特有の硬さや重さを表現するためには、フリーハンドの揺れた線よりも、ピシッとした真っ直ぐな線のほうが構造の正確さを伝えられるためです。
参考記事:【アイビスペイント】直線定規・ぼかしフィルターを使って雨の背景を描く方法

色を塗る際は、まずは全体にベースとなる色を置いていきます。
花畑などの自然物を塗るときは、花びらを一枚ずつ描くのではなく、輪郭がギザギザしたブラシなどを使い、全体の塊として塗っていきます。

続いて、イラストに陰影をつけていきます。陰影をつける際は、まず主役となるものから陰影をつけていきます。
画面の中で最も目立たせたい部分の光と影を先に決めることで、それが基準となり、他の部分をどれくらいの暗さで塗ればよいかが判断しやすくなります。

主役の風車の色を塗り終わったら、手前から色を塗っていきます。花畑を塗るときは、手前にある花は面積を大きく、奥にある花は小さく塗ることで、カメラのレンズを通したような遠近感が生まれます。

細部の描き込みを行なっていきます。人間は近くのものの細部はよく見えますが、遠くのものはぼやけて細かい形まで認識できません。
そのため、手前の花や草は細かく描き込み、奥に行くほど描き込みを減らしてざっくりとした色面にしていくことで、視覚的な遠近感がさらに強調されます。

奥にある花畑の描き込みが終わったら、全体の色を少し白っぽく調整します。これは空気遠近法という、距離感を出すための調整です。
遠くの景色の間には、水蒸気やチリを含んだ見えない空気の層が挟まっています。距離が離れるほどこの空気の層が分厚くなるため、奥にあるものは本来の色が薄れ、白く霞んで見えます。この自然の仕組みをイラストに取り入れることで、手前と奥の距離感に説得力が生まれます。

全体の塗り分けが終わったら、奥の風景や空の調整を行います。空を塗る際は、上の方を濃い青にし、地面に近づくにつれて明るく白っぽいグラデーションにします。
これも空気遠近法と同じく、地表に近いほど空気中のチリが多くなり、光が乱反射して白く霞んで見えるからです。奥にある花畑や建物の根元付近も少し白っぽく馴染ませると、遠くの空間に空気が溜まっている様子を表現できます。

最後に、画面全体の色味や光を整えます。色を塗っていく中で物の形や傾きにズレが生じていないかを確認し、必要であれば修正します。
そして、自然な立体感を出すための仕上げとして反射光を描き加えます。太陽の光は上から当たるだけでなく、地面や周囲の物にぶつかって跳ね返り、対象物の影になっている下側の部分をほんのりと明るく照らします。この反射光を入れることで、ただ暗いだけの影がなくなり、空間の中に実際に物が置かれているような実在感が出ます。
最後に、画面全体に薄い青みなどを重ねて色を馴染ませます。風景の中にあるすべての物は、同じ空間の空気と光に包まれているため、全体に共通する色のフィルターを薄くかけることで、バラバラに塗った色に一体感が生まれます。これで自然な風景イラストの完成です。

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風景を描くコツから、風景の構図の作り方、アタリの取り方、色の塗り方まで、風景のイラストの描き方を基本から応用まで、講師とやりとりしながら練習できます。

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