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初心者も簡単!棒立ちポーズから動きのあるポーズにする方法
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今回はキャラデザ実践編、キャラクターの設定を言語化して考えて、設定イラストを描くところまでをやっていこう。
まずは描きたいものを言語化してイメージできるようにしよう。
いきなりイラストから描きはじめると、筆が進まなかったり、「あれもこれも描きたい!」とまとまりがないキャラが出来たりするから、まずはなるべくシンプルに設定を考えていこう。
前回、キャラクターデザインのコツを紹介しているから、参考にしながらやっていこう!
今回は「ネコ」をテーマにしたいけど、ネコといっても、モデルにしたい猫がいる?擬人化したい?猫のモチーフだけを使う?など、いろいろ設定できるよね。
テーマを決めるときは、何をどんなふうにキャラクターに取り入れるのか?が大事なポイントになるよ。
今回は「サビ猫の模様」を取り入れて、キャラクターを作ってみるよ。
サビ猫は茶色(または黒と)、黄色や肌色っぽいまだら模様が特徴だよ。
キャラデザのテーマが決まったら、シートに言語化してメモしていってね。
この子はどんな性格で、どんな特徴があるのかな?たくさん書いてしまわずに、1つか2つに絞って決めてみよう。
性格が決まると、だんだんとポーズやファッション、使いたい色なんかがイメージできてくるよ。
このキャラクターは、楽天的で明るい性格を表現したかったから、スーツなんかのきちんとした服装よりもカジュアルな服装に決めたよ。
窮屈すぎないオーバーサイズの服を着せて、陽気な音楽を聴いてほしいからヘッドホンを持たせてみるよ。
この段階でもあんまり細かく設定しなくて大丈夫!
「これは描きたいな・持たせたいな」っていうのがあれば一緒にメモしておこう。
最後にここまで設定したことをイメージしながら、キャラクターのイメージカラーとして使いたい色を3色決めてみよう。
たくさんの色を使いすぎるとキャラクターの印象がぼやけてしまったりするから、これだけは使いたいっていうメインカラー・サブカラー・アクセントカラーの3つを決めてみよう。
ここまでで、頭のなかで固まってきたイメージを絵にしてみるね。
このキャラクターのイメージカラーは、「サビ猫の模様」「かっこいい色」「明るい子」というふうに、さっき決めた設定からイメージを膨らませたよ。
メインカラーは、全体的に使う割合が一番多い色。
ブラックの割合を多くして「かっこいい」印象。
アクセントカラーは、使う割合は一番少なくて、ポイントだけ押さえて使う色。
イエローを使うことで、「明るい性格」を表現。
メインカラーとアクセントカラーはメリハリのあるかんじにしてみたよ。
サブカラーには「カーキグリーン」を使って、あまり気取っていなくて、自然体なところを表現するよ。
かっこいいと楽天的で明るいところを両立させたイメージカラーにしてみたよ。
よし、これでキャラクター設定が決まったね!
文字に書き起こすことで、イメージがつかみやすくなったかな?
実際にキャラクターを描いているうちに、あとから設定を思いついたり変えたくなったりすることもあるから、あんまり書き込みすぎなくていいよ。
つぎはキャラデザ設定画を一緒に描いてみよう。
全体のシルエットを意識しながら、服装、体型、顔立ち、配色など、キャラクターの見た目を描き進めよう。
からだを描くのになれていない!難しい!っていうときは、上のイラストをベースに設定イラストを描いてみてね。
リアルな頭身の子を描きたいときでも、いきなり頭身の高い絵を描くと時間がかかるから、設定イラストは簡単なミニキャラで描くのがおすすめだよ。
ミニキャラで描くと見た目を細かく書き込まなくていいから本当に描きたいものだけを素早く決められて、バランスもとりやすいよ。
からだを描くときは、必ず真正面を描かなくても大丈夫、自分が描きやすい角度で描いていいよ。
ここでは見た目の「設定」をしたいから、体のパーツがなるべく重なってしまわないように、変わったポーズを取らないようにしよう。
例えば、腰に手を当てちゃうと、胴体と手が重なっちゃうよね。
そうしたら、重なった部分の衣装が見えなくなるから、手足は少し広げて描いてみよう。
からだが描けたら、いろんなキャラクター設定のイラストが描けるように、テンプレートとして取っておこう。
こんなふうにシルエットに注目しながら、グレーでシルエットを塗りつぶしながら描いていこう。
シルエットが描けたら、イメージカラーのだいたいの配分を決めてね。
グレートーンで配色の配分を決めるとわかりやすいよ。
服装の細かい設定や色の配置は悩んだりするから、上のイラストのように何パターンか作ってみてもいいよ。
そのなかから、イチオシのデザインを選ぼう!
こういうときに、体の線画だけを残しておくと便利だよ。
設定イラストはうしろ姿にもチャレンジしよう。
まえを向いているからだのイラストをコピーして反転したら、うしろ姿が簡単に描けるよ。
うしろ姿まで描いておくと、ポーズをとったりするときに描きやすくなるから、チャレンジしてみてね。
設定画の完成だよ!教えたことを参考にして、どんどんオリジナルキャラクターをつくってみてね!
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