2021.11.09
【キャラデザ実践編】キャラクターの設定・デザインを考えよう! - デジタルイラスト講座
今回は、キャラクターの設定を考えて、設定イラストを描くところまでをやっていこう。
キャラクターシートをダウンロードして、一緒チャレンジしてみてね!
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設定を考える
まずは描きたいものをイメージできるようにしよう。
いきなりイラストから描きはじめると、なんとなく筆が進まなかったり、
「あれもこれも描きたい!」と思っちゃうとまとまりがないキャラが出来たりするから、
まずはテーマを決めて、なるべくシンプルに設定のリストをつくってみよう。
前回、キャラクターデザインのコツを紹介しているから、参考にしながらやっていこう!
①テーマ
今回は「ねこ」をテーマにしたいんだけど、「ねこ」といっても、
たとえば「モデルにしたい猫がいる」のかな?「擬人化」するのかな?「猫のモチーフ」だけを使うのかな?とか、いろいろあるよね。
何をどんなふうにキャラクターに取り入れるのか?が大事なポイントになるよ。
今回は「サビ猫の模様」を取り入れて、キャラクターを作ってみるよ。
サビ猫は茶色(または黒と)、黄色や肌色っぽいまだら模様が特徴だよ。
決まったら、シートにメモしていってね。
②性格・特徴
それじゃあつぎに、性格や特徴を決めてみよう。
この子はどんな性格で、どんな特徴があるのかな?
たくさん書いてしまわずに、1つか2つに絞って決めてみよう。
だんだんとポーズやファッション、使いたい色なんかがイメージできてくるよ。
③衣装・持ち物
衣装や持ち物を決めてみよう。
このキャラクターは、楽天的で明るい性格を表現したかったから、
スーツなんかのきちんとした服装よりもカジュアルな服装に決めたよ。
窮屈すぎないオーバーサイズの服を着せて、陽気な音楽を聴いてほしいからヘッドホンを持たせてみるよ。
ここもあんまり細かく設定しなくて大丈夫!
「これは描きたいな・持たせたいな」っていうのがあれば一緒にメモしておこう。
④イメージカラー
最後にイメージカラーを決めよう。
ここまで設定したことをイメージしながら、使いたい色を3色決めてみよう。
たくさんの色を使いすぎるとキャラクターの印象がぼやけてしまったりするから、
これだけは使いたいっていうメインカラー・サブカラー・アクセントカラーの3つを決めてみよう。
ここまでで、頭のなかで固まってきたイメージを絵にしてみるね。
このキャラクターのイメージカラーは
「サビ猫の模様」「かっこいい色」「明るい子」というふうに、さっき決めた設定からイメージを膨らませたよ。
メインカラーは、全体的に使う割合が一番多い色。
ブラックの割合を多くして「かっこいい」印象。
アクセントカラーは、使う割合は一番少なくて、ポイントだけ押さえて使う色。
イエローを使うことで、「明るい性格」を表現。
メインカラーとアクセントカラーはメリハリのあるかんじにしてみたよ。
サブカラーには「カーキグリーン」を使って、
あまり気取っていなくて、自然体なところを表現するよ。
かっこいいと楽天的で明るいところを両立させたイメージカラーにしてみたよ。
こんなふうに、設定から色のイメージを決めていくと、
そのキャラクターを色でも表現できるようになるよ。
よし、これでキャラクター設定が決まったね!
文字に書き起こすことで、イメージがつかみやすくなったかな?
実際にキャラクターを描いているうちに、あとから設定を思いついたり、
変えてみたくなったりすることもあるから、あんまり書き込みすぎなくていいよ。
設定イラストを描く
つぎは設定画を一緒に描いてみよう。
全体のシルエットを意識しながら、服装、体型、顔立ち、配色など、キャラクターの見た目を描き進めよう。
①体を描く
まずはからだを描こう。
からだを描くのになれていない!難しい!っていうときは、このテンプレートをベースにしてみてね。
リアルな頭身の子を描きたいときでも、いきなり頭身の高い絵を描くと時間がかかるから、
設定イラストは簡単なミニキャラで描くのがおすすめだよ。
ミニキャラで描くと見た目を細かく書き込まなくていいから
本当に描きたいものだけを素早く決められて、バランスもとりやすいよ。
からだを描くときは、必ず真正面を描かなくても大丈夫!自分が描きやすい角度を少しだけつけて描いてもいいよ。
ここでは見た目の「設定」をしたいから、
体のパーツがなるべく重なってしまわないように、変わったポーズを取らないようにしよう。
例えば、腰に手を当てちゃうと、胴体と手が重なっちゃうよね。
そうしたら、重なった部分の衣装が見えなくなっちゃったりするから、手足は少し広げて描いてみよう。
からだが描けたら、いろんな設定イラストが描けるように、テンプレートとして取っておいた方がいいよ!
②衣装・持ち物を描く
こんどは服装や持ち物を描いていくよ。
シルエットに注目しながら、描き進めよう。
こんなふうにグレーでシルエットを塗りつぶしながら描いていこう。
シルエットが描けたら、イメージカラーのだいたいの配分を決めてね。
グレートーンで分けるとわかりやすいよ。
③配色を決める
ここまで出来たら配色を決めよう。
服装の細かい設定や色の配置は悩んだりするから、こんな感じで何パターンか作ってみてもいいよ。
そのなかから、イチオシのデザインを選ぼう!
こういうときに、体の線画だけを残しておくと便利だよ。
④後ろ姿を描く
うしろ姿にもチャレンジしよう。
まえを向いているイラストをコピーして反転したら、うしろ姿が簡単に描けるよ。
うしろ姿まで描いておくと、ポーズをとったりするときに描きやすくなるから、チャレンジしてみてね。
よし、設定画の完成!
楽しく描けたかな?
アタムアカデミーの公式サイトにあるキャラクターシートを活用して
どんどんオリジナルキャラクターをつくってみてね!
次回は設定画をもとに、このキャラクターらしいポーズや表情を付けた絵を描いていくよ。
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それじゃあ、またね~!