イラストノウハウ
人物・キャラクターの描き方

初心者も簡単!下半身(足・脚)の筋肉のイラストの描き方

  • 描き方

下半身・足の筋肉の基本的な構造

下半身は多くの筋肉が複雑に組み合わさってできていますが、すべてを正確に覚えるのは大変です。イラストを描くときは、できるだけシンプルな形でとらえることがポイントです。

下半身の筋肉は、膝から上膝から下に分けて考えると分かりやすくなります。

  • 膝から上: 前・横・裏・内の4つの面で立体ができていることを意識します。
  • 膝から下: 軸となる「すね」と、盛り上がる「ふくらはぎ」の筋肉が重要です。

イラストにおける下半身の比率・バランス

バランスの良い足を描くための黄金比は以下の通りです。

  • 太もも(股関節〜膝):ふくらはぎ(膝〜かかと) = 1:1

基本的に等しい長さで描くのがポイントです。どちらかが極端に長すぎたり短すぎたりすると、不自然なバランスに見えてしまいます。

アングル別の下半身の筋肉の見え方

正面から見た下半身の筋肉

正面から見ると、前ももの内側に、「V」の字を描くように内ももの筋肉がついています。膝から下は、すねが真っすぐ伸び、その両脇にふくらはぎの筋肉が見えます。

横から見た下半身の筋肉

横から見ると、膝から上には前もも、横もも、裏ももの筋肉がほぼ同じ幅でついています。膝から下は、ふくらはぎが盛り上がっており、足首にかけて徐々に細くなっていきます。

後ろから見た下半身の筋肉

後ろから見ると、膝から上は裏もも(ハムストリングス)の両側に横もも、内ももの筋肉がついています。膝から下には、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)が全体的に見えます。

下半身の筋肉の描き方

下半身の筋肉のアタリの取り方

まず、骨を棒、関節を丸で表し、腰から下のアタリ(本格的に描く前の大まかな下書き)を描きます。

次に、脚の輪郭をつけていきます。その後、筋肉のつき方を意識しながら、立体感を出すように肉付けをしていきましょう。

下半身の筋肉の線画の描き方

アタリに沿って線画を描きましょう。筋肉のつき方を意識して線を加えると、より筋肉の形を強調できます。また、膝まわりなど陰になる部分の線を太くすると、線画だけでも立体感が出せるのでおすすめです。

下半身の筋肉の色の塗り方

まず全体を肌の色でベタ塗りします。その上で、筋肉のふくらみに沿って陰をつけます。特に内もも、膝から下、ふくらはぎの内側には陰ができやすいので丁寧に塗りましょう。さらに、奥に引いている方の脚の下に薄く陰を入れて暗くすると、より立体的に見えます。

最後にハイライトを入れます。光が差す方向を決め、輪郭に近い部分や肌の表面に光を入れることで、ツヤのある若々しい肌を表現することができます。これで下半身の筋肉の完成です。

下半身の筋肉を描くコツ

太もものアタリは「斜め内側」に向かって描く

大腿骨(太ももの骨)は、骨盤から真っ直ぐ下に伸びているわけではありません。実は、骨盤の外側から膝に向かって、斜め内側に入り込むようについています。

  • NG例: 腰から地面に対して垂直(真っ直ぐ)に線を引くと、棒立ちのロボットのような足になってしまいます。
  • OK例: 腰の外側から、体の中心線に向かって少し内側に絞るようにアタリを取りましょう。

こうすることで、立っているだけでも重心が安定し、人間らしい自然な下半身のシルエットになります。

足を曲げるポーズは全身の連動を意識する

走ったり座ったりするポーズを描くときは、足だけでなく全身の骨格の流れを意識することが大切です。

  • 関節で区切る: 一気に描こうとせず、股関節・膝・足首の関節ごとにパーツを区切って、それぞれの向きを確認しましょう。
  • 肩と腰の傾き(コントラポスト): 足を動かすと、骨盤が傾きます。このとき、肩の傾きと腰の傾きが逆になるように描くと、バランスが取れてダイナミックなポーズになります。

参考記事:初心者も簡単!コントラポストを活用した自然なポーズの考え方

男女別の下半身の筋肉の違い

男性は筋肉量が多く、太ももやふくらはぎの輪郭がはっきりしやすいです。筋肉の盛り上がりを直線的に描くと、男性らしい力強さを表現できます。また、筋肉のつき方が見えやすいため、筋肉の境目に陰ができることがあります。

一方、女性は筋肉が少なく、脂肪が多くつきやすいため、全体的に丸みのある体つきになります。太ももやふくらはぎのラインは曲線的に描くと、女性らしいしなやかさを演出できます。筋肉が目立たない分、陰をつけるときは膝や足首など、関節の下に陰をつけると自然に見えます。

体格別の下半身の筋肉の違い

同じ性別でも、体格によって筋肉の付き方に違いがあります。男性をもとに、「やせ型」「標準体型」「筋肉質」「ぽっちゃり」の4種類の体格による筋肉の違いを見てみましょう。

  • 痩せ型
    筋肉も脂肪も少なく、全体的にすらっとしたシルエットになります。膝や足首などの関節を目立たせるように描くと、男性の場合は細身でも力強さを感じさせる表現ができます。
  • 標準体型
    今回紹介した描き方を参考に、筋肉がやや盛り上がった形で描きましょう。筋肉のラインに沿って線を加えると、自然でバランスの良い体型になります。
  • 筋肉質
    太ももやふくらはぎの筋肉をさらに膨らませ、筋肉の線を深く描くと力強さが際立ちます。特に盛り上がり部分に濃い陰をつけると、より立体感が出ます。
  • ぽっちゃり体型
    厚い脂肪に覆われているため、筋肉の形はほとんど見えません。全体を曲線で描き、膝も丸く表現します。男女の違いが出にくいため、ぽっちゃり体型の男性を描く場合は外股気味にすることで男性らしさを出しましょう。

アタムアカデミーで下半身の筋肉のイラストの描き方を学べる

アタムアカデミーでは、下半身の筋肉のイラストの描き方を学ぶことができます。

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