イラストノウハウ
パース・背景の描き方

初心者も簡単!葉っぱのイラストの描き方

  • 描き方

今回は簡単な葉っぱの描き方を紹介します。

自然な風景を描くときには欠かせない葉っぱの描き方を覚えて、ぜひイラストの幅を増やしていきましょう。花の描き方と合わせて、魅力的な自然の風景が描けるようになりましょう。

葉っぱの基本的な構造

木の葉の構造

木の葉の大まかな構造はイラストの通りです。

枝と葉っぱの間の細い部分のことを葉柄(ようへい)といい、葉脈には中心にある主脈と、それ以外の側脈と名称がついています。

草の葉の構造

草は、背の高い草と低い草がランダムに生えています。また、草の葉はしなっている形が多いです。

木の葉や草を描いていくとき、見本になる写真や資料があると描きやすくなります。もし見本になる写真を用意できたら、最初によく観察してから描いてみましょう。

葉っぱのイラストを描くときのポイント

ここでは、葉っぱを描くときのポイントをご紹介します。

葉っぱの色や形

花や木の種類によって異なる葉っぱの特徴を確認しましょう。

葉っぱの大きさ

花や木と比べた時の葉のサイズ感を把握することで、バランスの取れたイラストに仕上がります。

葉の生え方

花や茎、木の枝からどのように葉が生えているかを観察し、リアルな配置を意識しましょう。例えば、朝顔や蓮は茎から葉が生えますが、水仙やチューリップの葉は茎とともにほぼ地面から生え、桜は木の枝や幹から葉が生える特徴があります。

葉っぱのイラストを描く方法

木の葉の描き方

それでは、木の葉っぱのアタリを描いていきましょう。

まず、木の枝を線で描きます。この木の枝の線に葉っぱのアタリを付け加えていきましょう。また後で細かく調整するので、葉っぱは、なんとなくこの辺りにあったらいいなというアタリで大丈夫です。

アタリをもとにして、まずは枝を描いていきます。

枝の特徴として、

  1. 一定の間隔で枝フシがある
  2. 先端に向かって細くなっていく
  3. 枝の太さは少しボコボコしている

があります。

上記の3点を押さえておくと枝らしくなります。

枝が描けたら、次は葉っぱを生やしていきましょう。

葉っぱを簡単に描くときは

  1. 葉脈の中心
  2. 葉の形
  3. 葉脈(描くのであれば) ※今回は省略

の順に描くと葉っぱが描きやすくなります。

他の葉っぱも描いていきましょう。

葉脈を先に描いていくことで、葉っぱの流れを意識して描きやすくなります。

次に、葉っぱの色を塗っていきます。枝は茶色、葉っぱは黄緑色で塗りましょう。

葉っぱの色は、夏の葉なら彩度の高い緑色、秋の葉なら赤色や黄色などで塗ります。

葉の塗り込みをしていくときは、イラストのように、一番暗い色、一番明るい色を決めましょう。

奥に方にある葉は彩度を低めにすると奥行きがでできます。

枝にも影を塗れば、木の葉の完成です。

草の葉の描き方

まずはざっくりと地面を描きましょう。横方向に色を描いていくタッチにすると地面っぽくなります。

次に、草を生やしたい場所に縦にタッチを入れていきましょう。細かく入れると、より草っぽさが増します。

今度は、背の高い草も生やしていきましょう。明るめの草の色で適当に線を描きます。

全体のバランスを見ながら描いていきましょう。

背の高い草を描いたらその根元を少し暗くします。背の高い草の根元部分を暗くすることで、立体感や奥行きを出すことができます。

一番明るいところにハイライトを少し描き足したら、草の葉のイラストの完成です。

イラストに載っているようなブラシツールを使って描くのもオススメです。

葉っぱのイラストを描くコツ

リアルに色を塗るコツ

先ほど描いた木の葉のイラストを、さらに塗りこんでリアルにしていきます。

リアルに色を塗りたいときは一番暗い色と明るい色の間の中間色を増やしていきましょう。

暗い色と明るい色の間の中間色を増やすことでグラデーションがなだらかになり、リアルなイメージに近づきます。

またもっとリアルに描きたい場合は、葉脈の側脈を描いたり、葉脈の下に影をつけるだけでもリアルな質感になります。

生い茂った葉っぱを描くコツ

生い茂った木の葉

ざっくりと明るい所と暗い所を決めて塗っていきます。木も葉もあとで形を整えるのでざっくりで大丈夫です。

今回は、枝葉ブラシツールを使って簡単に描いていきます。

先に決めて塗っていた色を、スポイトで拾いながら枝葉ブラシツールで描いていきます。一番明るい色からだんだん一番暗い色の順番に描いていくといい感じに生い茂った木になります。

木の部分を消しゴムで削っていい感じに整えたら、影を塗って生い茂った木の葉っぱの完成です。

生い茂った草の葉

まず、草の葉のざっくりと明るい所と暗い所を決めて塗っていきます。

一番明るい所の近くに一番暗い色があるとコントラストが強くなって映えます。

ざっくりと色を塗ったら、スポイトで色を拾いながら草を描いていきましょう。

いろんな方向にペンを動かしながら草の流れを意識して描くと、より草らしくなります。

最後に、それぞれの中間色を作ります。

このそれぞれ作った中間色を使ってさらに草を描き込んでいきましょう。手前の草など影になっている所や明るい所を意識しながら描くと描いていきやすいです。

全体を見ていい感じになったら完成です。

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アタムアカデミーでは、葉っぱの描き方を学べます。

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