イラストノウハウ
人物・キャラクターの描き方

初心者も簡単!耳のイラストの描き方

  • 描き方

この記事では、初心者の方でも分かりやすいように、耳の基本的な構造から、様々な角度での描き方、キャラクター性を豊かにするデザインの考え方まで解説します。

耳の基本的な3つの構造

耳は、大きく分けて3つのパーツで構成されています。

耳輪(じりん)
耳の外側のフチ部分です。下部の柔らかい部分は「耳たぶ」と呼ばれ、人によって形や大きさが様々です。

対耳輪(ついじりん)
耳輪の内側にある、Y字のような形をした軟骨部分です。耳の穴をふさぐ「耳珠(じしゅ)」という突起につながっています。

耳甲介(じこうかい)
耳の穴とその周りのくぼんだ部分です。イラストでは影になりやすい重要なパーツです。

最初からすべてを細かく描く必要はありません。リアルなイラストか、デフォルメされたイラストかなど、自分の絵柄に合わせて、どこまで描き込むかバランスを調整しましょう。

耳の描き方3ステップ

それでは、実際に耳を描いていきましょう。ここでは、形が一番分かりやすい「横顔」を例に解説します。

耳のアタリの取り方

まずは、おおまかな形である「アタリ」を取ります。
複雑に見える耳の形も、簡単な記号に置き換えると、描きやすくなります。

  • 輪郭 →「?」
  • 耳の穴のフタ(耳珠)→「Z」
  • 中の軟骨(対耳輪)→「Y」

この3つの記号を組み合わせるだけで、耳の基本的な形を捉えることができます。

耳の線画の描き方

アタリに沿って、綺麗な線で整えていきます。以下の順番で描くと、形が取りやすいのでおすすめです。

  1. 耳の輪郭となる耳輪(じりん)
  2. 耳穴のフタ(耳珠)と、耳輪の内側の線
  3. Y字の形をした対耳輪(ついじりん)

耳の色の塗り方

色を塗ることで、耳に立体感を出していきます。

  1. まず、耳輪の内側(耳甲介へ落ち込む部分)に影を塗ります。
  2. 次に、光源を意識して、耳たぶの下などにも影を加えると、より立体感が出ます。
  3. さらに立体感を強調したい場合は、耳の穴や耳甲介のくぼみに、より暗い色を置くと効果的です。

耳の正しい位置

耳の形が上手に描けても、位置がずれていると顔全体のバランスが崩れてしまいます。正しい位置をしっかり覚えましょう。

「耳の位置」の基本ルール

顔のバランスを取る上で、耳の位置は非常に重要です。以下の基準を覚えておきましょう。

耳の高さ: 上の付け根が「目」の高さ、下の付け根が「鼻の下」の高さにくるのが基本です。
耳の上端: 耳全体の高さで見ると、上端が「眉」の高さあたりになります。

角度別の正しい耳の位置

顔の向きが変わっても、この基本ルールは応用できます。顔を立体的な球体として捉え、目の高さ・鼻の下の高さを意識しながら描きましょう。

アオリと俯瞰の耳の位置

特に注意が必要なのが、アオリ(下から見上げた構図)と俯瞰(上から見下ろした構図)です。

  • アオリの場合: 顔が上を向くため、耳の位置は基本より下がり気味に見えます。
  • 俯瞰の場合: 顔が下を向くため、耳の位置は基本より上がり気味に見えます。

顔という球体に沿って、耳がどのように配置されるかをイメージすることが大切です。

詳細は、初心者も簡単!斜め顔のイラストの描き方の記事も参考にしてください。

様々な角度から見た耳の描き方

基本が分かったら、色々な角度から見た耳に挑戦してみましょう。

正面から見た耳の描き方

正面から見た場合、耳は少ししか見えません。耳の付け根は「目頭」と「鼻下」の基準を意識しつつ、耳の中は描き込みすぎず、奥行きを感じさせる程度に留めましょう。

横から見た耳の描き方

横顔は、これまで解説してきた基本の描き方と同じです。「目」と「鼻下」を基準に付け根の位置を決め、「眉」を基準に高さを決めます。耳の傾きは、フェイスラインや顎のラインと平行になるように描くと自然です。

後ろから見た耳の描き方

後ろから見ると、耳の裏側が見えます。頭を円と三角形で捉えたとき、その境目あたりに耳が付きます。少し分かりにくい場合は、自分の耳を鏡で見たり、写真やデッサン人形などを参考にしたりするのがおすすめです。

キャラクターの個性を引き出す耳のデザイン

耳の形やアクセサリーを工夫することで、キャラクターの個性を豊かに表現できます。

ファンタジーの定番「エルフ耳」の描き方

エルフのようなキャラクターを描く際は、人間の耳の形をベースに、先端を尖らせて三角形を足すイメージで描いてみましょう。耳の長さや垂れ具合を変えるだけで、様々な種族や性格を表現できます。

エルフ耳の描き方は、初心者も簡単!獣耳(ケモミミ)の描き方の記事で詳しく解説しています。

魅力的な「ケモ耳」の描き方

動物の耳を持つ「ケモ耳」キャラクターを描く際は、まずモチーフとなる動物の耳をよく観察することが大切です。人間の耳があった位置から、頭のラインに沿って少し上に移動させるイメージで描くと、バランスが取りやすいです。元々耳があった場所は、髪の毛で隠すと自然に見えます。

詳しくは、初心者も簡単!獣耳の描き方 (猫・犬・ウサギ)の記事を参考にしてください。

個性を加える「アクセサリー」の描き方

ピアスやイヤリングは、手軽にキャラクターの個性を引き立てられるアイテムです。その際に、キャラクターの性格やテーマに合ったモチーフ(星、花、十字架など)をアクセサリーにすることで、より個性を際立たせることができるのでオススメです。

アタムアカデミーで耳の描き方を学べる

アタムアカデミーでは、耳の描き方を学ぶことができます。

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