
特殊効果・テクニック
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この記事では、イラスト初心者の方でも簡単に実践できる奥行きのあるイラストの描き方をわかりやすく説明します。
透視図法(パース)の基本から、色の使い方、構図の工夫まで、奥行きを表現するためのテクニックをマスターしましょう。
まずは、物の形や配置を工夫して、空間の広がりを表現する方法をご紹介します。
本格的な奥行きを出すための基本が透視図法(パース)です。 透視図法とは、画面上に消失点を決め、そこに向かって集まる線を基準に描いていく空間表現の技法です。
主に以下の3種類があります。
参考記事:初心者も簡単!パースの考え方

複数のパースを組み合わせて描く方法もあります。例えば、メインとなるまっすぐな道(一点透視図法)に、家(二点透視図法)を足すように描画することで、より複雑でリアリティのある背景を作ることができます。

物の大きさの対比を利用するのも、手軽で効果的な方法です。
基本的に、遠くにある物は小さく、近くにある物は大きく見えます。この人間の目の錯覚を活用し、画面内に配置するモチーフの大きさに極端な変化をつけてみましょう。

物(モチーフ)同士を重ねて配置することで、前後の関係性を明確にできます。
手前の物が奥の物の一部を隠すように重なることで、視覚的に「隠されている方が奥にある」と認識され、自然な奥行きが生まれます。

見る人の視線をスムーズに奥へと誘導するテクニックです。
手前から奥に向かって、S字やZ字になるように道や川を描いたり、物を配置したりしてみましょう。画面に動きが生まれ、空間の広がりを感じさせることができます。

形や線だけでなく、色(塗り)や描き込み量をコントロールすることでも、奥行きを演出できます。
風景を描く際に欠かせないのが空気遠近法です。
空気遠近法とは、「遠くにあるものほど色が薄く、青みがかり、ぼんやりと見える」という大気の影響を利用した空間表現法です。
例えば、遠くの山を観察すると、手前の山よりも青白く霞んで見えることがわかるはずです。遠くに離れるモチーフほど、背景色に馴染ませるイメージで塗ってみてください。

色の明暗差(コントラスト)を利用して、視線をコントロールします。
手前のモチーフはコントラストを高く(明暗をはっきりと)し、奥のモチーフはコントラストを低く(なじませるように)することで、画面にメリハリが生まれ、強い奥行き感を出すことができます。

描画の密度に差をつけることで、ピントの合ったカメラのような立体感を出せます。

色が持つ視覚効果を活用するテクニックです。
手前のモチーフに暖色を、奥の背景に寒色を配置するなど、色の特性をうまく使って奥行きを強調してみましょう。

最後に、奥行きを活かすイラストの構図の考え方をお伝えします。
奥行きのある魅力的なイラストを描くには、キャラクターと背景を最初から一体として考えることが重要です。別々に描き進めるのではなく、ラフスケッチの段階から背景の空間を意識しておきましょう。
パースの知識がなくても、まずは画面を「手前・真ん中・奥」の3つのレイヤー(空間)に分けて考えるだけで、簡単に奥行きのある構図が作れます。
例えば、「森の中を歩く女の子」を描く場合の設定です。
これだけで自然な奥行きが生まれ、キャラクターの存在感もぐっと引き立ちます。

先ほどの森のシーンをさらに印象的に見せる方法です。
女の子(見せたいメインモチーフ)を中心に、画面の奥に向かって放射線状の直線を引いてみましょう。この集中線を基準にして、木々の高さや小道の広がりを描いていくことで、視線が中央に集まり、よりダイナミックでリアルな奥行きを感じるイラストになります。


アタムアカデミーのオンラインイラスト教室では、奥行きのあるイラストの描き方を学ぶことができます。
透視図法(パース)の基本から、色の使い方、構図の工夫まで、奥行きのあるイラストの描き方を基本から応用まで、講師とやりとりしながら練習できます。

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