
パース・背景の描き方
初心者も簡単!風景のイラストの描き方
この記事では、風景イラストを完成させるまでの手順を追いながら、風景イラストを上手に描くコツを解説していきます。 構図の作り方から光と影の捉え方、そして空気感を表現する色の選び方まで、基本的な法則を知ることで、誰でも立体的で自然な風景イラストを描くことができるようになります。 風景を上手に描くコツ メ…
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この記事では、部屋の全体像を決めるアタリの取り方から、家具の配置、線画、そして光と影を意識した色の塗り方まで、部屋のイラストの描き方をわかりやすく順番に解説しています。
部屋のイラストを描くときは、最初に具体的なイメージを固めることが大切です。どのような人が住んでいるかを想像することで、置くべき家具や小物がはっきりします。たとえば、かわいいものが好きな女の子の部屋というテーマを決めることで、かわいいものを中心に、選ぶ色や家具の形に統一感が生まれます。頭の中でイメージがまとまらないときは、部屋に関する言葉を書き出していく方法もおすすめです。

イメージが決まったら、部屋全体の空間を大きな箱として捉えます。いきなり細かい部分から描き始めると、全体のバランスが崩れてしまうため、部屋の全体感から決めていきます。
まずは部屋全体を一つの大きな立方体として画面に配置します。このとき、遠近法である一点透視図法や二点透視図法を使うと、奥行きのある正確な空間を作ることができます。
参考記事:初心者も簡単!パースの考え方

部屋という大きな箱ができたら、その中に家具を配置していきます。ベッドや机、椅子などの家具も、すべて小さな立方体や直方体として捉えることが基本です。なぜなら、すべての家具は部屋の床や壁と同じ傾き、つまり同じ透視図法の規則に従って並んでいるからです。
部屋のパースラインに合わせて家具の箱を置くことで、床から浮いて見えたり、不自然に傾いたりするのを防ぐことができます。

配置した家具の箱は、少しずつ削ったり付け足したりして具体的な形にしていきます。
たとえば、机を描く場合は、一つの大きな箱から足の間の空間をくり抜くように線を引きます。背もたれのある椅子の場合は、座面の箱に背もたれとなる薄い箱を足すと考えます。
このように、単純な形の足し算と引き算を行うことで、複雑な家具も正確な形で描くことができます。

家具だけでなく、壁や天井の構造といった内装も同じ方法で決めていきます。壁に窓を作りたいときは、壁のパースに合わせて平らな四角形を配置します。窓枠の厚みを持たせるために、ほんの少しだけ奥へ引っ込んだ立方体をイメージすると、壁の厚みが表現できて奥行きが生まれます。

このアタリの段階で、全体のバランスをしっかり確認しておくことが重要です。線画を描き始めてから位置のズレに気づくと、修正が難しくなるからです。
もし家具の形や配置に迷ったときは、自分の部屋を観察したり、インテリアの雑誌を参考にしたりすると、現実にある家具の大きさの比率や配置の規則性がわかり、説得力のある部屋になります。

アタリの箱をもとにして、きれいに線画を描いていきます。部屋の線画を描くときは、線の太さをなるべく一定に保つことがポイントです。
キャラクターを描くときは強弱のある線を使いますが、背景となる部屋の線に強弱がありすぎると、画面の中で主張が強くなりすぎてしまいます。主役であるキャラクターを引き立てるために、部屋の線は均一な太さで静かに描くことが、画面全体のバランスを取るために必要です。

線画が完成したら、色塗りを行います。まずは影や光を意識せず、それぞれの場所の基本となる色を塗っていきます。今回は最初に決めたかわいい女の子の部屋というテーマに合わせて、ピンクと白を全体の色調として塗ります。この段階では、部屋全体の色の配分が偏っていないかを確認します。
参考記事:初心者も簡単!配色・色選びの基本

基本の色が塗れたら、それぞれの物の質感を表現するために模様やテクスチャを加えます。たとえば、床に木目の模様を入れたり、壁やベッドのシーツに布の質感を足したりします。これにより、単なる平らな色の面だった場所に素材感が加わり、見ている人にその部屋のリアルな雰囲気を伝えることができます。
参考記事:【アイビスペイント】素材ツールの使い方

次に、部屋の中に陰影をつけて立体感を表現します。影の位置を決めるためには、その部屋がどのような時間帯であるかを明確にすることが不可欠です。光の入る方向が変われば、影ができる方向もすべて変わるからです。
今回は昼間の時間帯を設定しているため、窓という大きな光源から光が入ってきます。光が当たらない家具の裏側や、物の影になる床の部分に、光の方向と逆向きの影を置いていきます。
参考記事:初心者も簡単!イラストの影の付け方

影を塗り終えたら、強い光が当たっている部分を描き込みます。昼間の太陽の光を表現するために、少し黄色やオレンジがかった暖かい色を選びます。
窓から差し込んだ光が床や家具に直接当たる部分を明るく塗ることで、部屋の中に光が満ちている様子を説得力を持って表現できます。

最終的な仕上げとして、画面全体の色と光のバランスを調整します。光は床や壁に当たると跳ね返り、周囲の影の部分をほんのりと明るく照らします。この現象を反射光と呼びます。
窓からの強い光が床で跳ね返り、家具の陰になっている部分を少しだけ明るくする表現を加えることで、空間の空気感が生まれます。同時に、家具が床に接している最も暗い隙間などに濃い影を少しだけ足すことで、画面が引き締まり、立体感豊かな部屋のイラストが完成します。


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