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特殊効果・テクニック

初心者も簡単!自撮りイラストの描き方

  • 描き方

自撮りイラストのポイントは、カメラが顔より上にあることで生まれる俯瞰の構図をとらえることです。この記事では、全身のポーズから顔がアップになるように切り取るアタリの取り方、顔周りの線を太くして視線を集める線画のコツ、頭の影を体に落としてコントラストで顔を際立たせる塗り方、そして床をぼかして写真らしさを出す背景の仕上げまで、自撮りならではの手順を順番に解説します。

複数人で撮る場合の前後感や、画面を少し傾けて手持ち感を出すテクニックも紹介するので、初心者の方もぜひ参考にしてください。

自撮りイラストを描く流れ

自撮りイラストの構図の作り方

自撮りイラストの構図は、大きく2つのパターンに分かれます。ひとつは自撮り写真のように腕を伸ばしてポーズをとっている構図、もうひとつは撮っているカメラそのものを画面に含めて描く構図です。

前者はカメラのレンズ越しに見た画面そのものを描くので、見る人が撮られている本人と目が合うような距離の近さが出ます。後者はカメラを持つ姿を外から描くため、自撮りをしている状況の説明がしやすくなります。今回は、よく見かける腕を伸ばしてポーズをとっている構図で描いていきます。

自撮りイラストのアタリの取り方

腕を伸ばして自撮りをする場合、カメラは顔より少し上に構えることが多いため、必然的に上から見下ろす俯瞰の構図になります。カメラが上にあると、顔は大きく、体は下へ向かって小さく縮んで見えます。この縮みが自撮りらしさの正体なので、ここを平らに描いてしまうと、腕を伸ばしているのに正面から撮ったような不自然な絵になります。

参考記事:初心者も簡単!俯瞰(ふかん)構図の描き方

描く手順としては、まず切り取りを考えずに全身のポーズを取り、それをあとから構図に当てはめるやり方がおすすめです。最初から画面の枠内だけで描くと、枠の外にあるはずの体の位置が想像できず、腕や肩のつながりが狂いやすいからです。全身が取れていれば、どこで切り取っても体の構造は破綻しません。

ポーズと髪型や服装のアタリが描けたら、構図を切り取ります。自撮りの主役は顔なので、顔がアップになる位置で切り取り、切り取ったあとに全体のバランスを見て整えます。

自撮りイラストの線画の描き方

アタリに沿って線画を描いていきます。線の太さには、手前を太く、奥を細く描くという基本があります。太い線は目に強く飛び込み、細い線は引っ込んで見えるため、線の強弱だけで距離を表現できるからです。

参考記事:初心者も簡単!キレイな線画の描き方

ただし今回は顔に注目してほしいので、この基本を少し応用して、顔周りにあたる画面中央の線を太めにはっきりと描きます。線の太さは距離だけでなく、見せたい場所へ視線を誘導する道具にもなります。

自撮りイラストの色の塗り方

線画が描けたらベースの色を塗ります。今回は可愛いイメージに仕上げたいので、ピンクを基調に色を組み立てます。先に画面全体の色の方向を決めておくと、あとから塗る影やハイライトの色にも迷いません。

参考記事:初心者も簡単!配色・色選びの基本

陰影をつけるときは、コントラストを強めにすると見栄えが良くなります。人の目は明るさの差が大きい場所へ自然に引き寄せられるからです。今回は顔周りを明るく、体には頭から落ちる大きな影をつけて暗くします。俯瞰では光が上から届くため、頭の影が体に落ちるのは実際の光の動きとしても自然で、明暗の差がそのまま顔への視線誘導になります。

さらに髪のツヤや顔にハイライトを足して、顔周りの情報量を増やします。反射光もふんわり乗せると、影が周りの光を受けて柔らかくなり、全体に空気感が出るのでおすすめです。

自撮りイラストの仕上げ方

イラストに空間の広がりを持たせたいときは、背後に背景を足します。ただし、むずかしく考える必要はありません。俯瞰視点なので見える背景はほぼ床だけですし、見せたいのはキャラクターなので背景にはぼかしを入れるからです。

参考記事:初心者も簡単!シンプルでおしゃれな背景の描き方

このぼかしには根拠があります。カメラは近くの被写体にピントを合わせると、遠くが自然にぼけます。自撮りはカメラと顔の距離が近いので、床がぼけているほうが写真としてリアルになります。今回はアスファルトの地面をイメージして、木の影などを足してからぼかします。

仕上げに小さな点を画面に散りばめると、光の粒が舞っているような空気感が出るのでおすすめです。最後に全体の色味とコントラストを調整したら完成です。

参考記事:初心者も簡単!イラストの仕上げ加工のやり方

自撮りイラストを描くポイント

複数人の場合は前後感を意識する

複数人で撮る自撮りは、全員がカメラに近づこうとして体が重なります。そのため、人と人の重なりによる前後感を意識して描くと、一枚のカメラに集まっている感じが出ます。手前の人は大きく、奥の人は小さく、顔が少し隠れるくらい重ねるのが自然です。

また複数人のときは、カメラを含めた構図にすると集まって撮っている状況が伝わりやすいのでおすすめです。

自然な画面の傾きを作る

画面に自然な傾きをつけると、より自撮りイラストらしくなります。手で持ったカメラは三脚とちがって完全な水平にならないため、少しの傾きが手持ちで撮った空気を生むからです。

たとえば手前に四角く、斜めに窓の空いたフレームを作ってみる方法もあります。ただし傾けすぎると倒れそうな不安定な画面になるので、あくまで少しだけにとどめます。

実際の自撮り資料を参考にする

イメージがしづらい場合は、実際の自撮り資料を参考にします。

腕の縮み方やカメラの高さによる顔の見え方は、頭の中だけで正確に想像するのがむずかしい部分です。10代や20代向けのファッション雑誌、他の自撮りイラストを見るほか、実際に自分で撮ってみるのもおすすめです。自分で撮ると、レンズによる顔の歪みや影の落ち方まで確認できるので、いちばん確実な資料になります。

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