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イラストを描いてみたいけど、練習方法や描き方のポイントが分からなくて悩んでいるイラスト初心者に向けて、絵を描く上で最初に取り組みたいことを紹介します。
イラストを描くのに必要な道具は鉛筆、消しゴム、スケッチブックです。イラストに色を入れる場合は色鉛筆やクレヨンも必要になります。
鉛筆は柔らかめの2Bや4Bの鉛筆がおすすめです。柔らかい鉛筆は濃い線が引きやすく、初心者の方でも扱いやすいです。
消しゴムは線を消すだけでなく、影を表現したり線を細くしたりするのにも使えます。消しかすが出にくく、紙を傷めにくいものを選びましょう。
スケッチブックは、紙が少し厚めのものがおすすめです。薄すぎると鉛筆の線が裏に透けてしまったり、紙が波打ってしまったりすることがあるためです。また、描きたいイラストに合わせて、A4やB5サイズなどスケッチブックのサイズを選びましょう。
イラストに色を入れたい場合は、色鉛筆やクレヨンも用意しましょう。色鉛筆やクレヨンは扱いやすく、混色も簡単にできます。絵の具は描き方や混色が少し難しいため、慣れてから挑戦するのがおすすめです。
デジタルイラストに興味がある場合は、タブレットかパソコンと、ペンタブレットがあれば始められます。初心者向けの安価なペンタブレットも販売されているので、予算に合わせて選んでみましょう。ソフトウェアは、無料で使えるものから始めるのがおすすめです。
デジタルイラストの良いところは、失敗しても簡単に修正できることです。また、レイヤー機能を使うことで、下書きから完成まで効率よく作業を進められます。ただし、基本的な絵の描き方はアナログと同じなので、紙に描く練習も大切にしましょう。
イラストの基本は線から始まります。様々な線を描くことで、絵の表現力が豊かになります。
太い線と細い線の描き分けから始めましょう。鉛筆を立てて持つと細い線が、寝かせて持つと太い線が描けます。鉛筆の持ち方を意識しながら、同じ絵の中で線の太さを変えてみると、絵に奥行きが生まれます。
次にいろいろな線を練習してみましょう。直線、波線、ジグザグ線など、様々な線を描くことで手の動きが滑らかになります。例えば、まっすぐな直線は集中力を養い、波線は手首の柔軟性を高めます。ジグザグ線は角度の変化を学ぶのに役立ちます。
線の濃さと強弱をつけることも大切です。鉛筆を強く押し付けると濃い線になり、軽く触れるように描くと薄い線になります。強弱を使い分けることで、絵に立体感や動きを出すことができます。例えば、手前の物は濃い線で、遠くの物は薄い線で描くと遠近感が生まれます。
絵を描く最初の練習は手首を使って自由に線を描いてみましょう。初めは肘や肩を固定して手首だけで線を引く練習をします。次第に腕全体を使って大きな動きで描けるようになると、より自由な表現ができるようになります。円を描いたり、渦巻きを描いたりすることで、手首の動きがスムーズになります。
イラストを描く上で大切なのは、身の回りのものをよく観察する力です。日常生活の中で、様々な形を見つける習慣をつけましょう。例えば、テレビは長方形、お皿は円形、窓は四角形など、身近なものの形を意識してみてください。基本的な形を組み合わせることで、複雑な絵も描けるようになります。
観察する際は、ただ見るだけでなく、実際にスケッチブックに描いてみることが大切です。例えば、リンゴを描く時は、まず全体の丸い形を捉え、次に茎の部分の小さな四角形を加えます。このように複雑な形も基本的な形の組み合わせを捉えることで表現できます。
簡単な形を組み合わせて絵を描く練習をしてみましょう。円、三角形、四角形などの基本的な形を使って、動物や乗り物、家などを描いてみましょう。例えば、猫の顔は大きな円に小さな三角形の耳を付け加えるだけで表現できます。複雑なものも単純な形に分解して考えることで、描きやすくなります。
大きさの違いを表現することも重要です。同じ形でも、大きさを変えることで遠近感やパーツの役割を表現できます。例えば、家族の絵を描く時、大人を大きく、子供を小さく描くことで自然な表現になります。または、近くの木を大きく、遠くの木を小さく描くことで、奥行きが生まれます。
キャラクターを描くのは、イラストを始めたばかりの人にとって楽しみの一つです。まずはキャラクターの基本的な構造を知ることから始めましょう。
顔は大きな円または卵形が輪郭となります。輪郭を描いたら顔の中心に横線を引くと、目の位置の目安となります。鼻は横線と顎の中間に、口はさらにその下に配置します。目は顔の幅を5等分したときの、両端から2番目の位置に来るのが一般的です。
詳しくは「初心者も簡単!顔のイラストの描き方」で紹介しています。
体は頭の大きさを基準にして描きます。一般的な大人のキャラクターなら、頭の高さの7~8倍が全身の高さの目安になります。子供のキャラクターなら4~5頭身くらいです。体の形は胴体を長方形や卵形、手足を円筒形で簡単に表現できます。
詳しくは「初心者も簡単!イラスト・キャラクターの頭身比率とバランスの取り方」で紹介しています。
表情は主に目と口で表現します。例えば、目を大きく開いて口を笑顔にすれば楽しそうな表情に、眉を下げて口を一文字にすれば怒っている表情になります。目や口の形を少し変えるだけで、様々な感情を表現できることに気づくでしょう。
詳しくは「初心者も簡単!キャラクターの表情の描き方 バリエーション豊かな表情」で紹介しています。
最初は好きなキャラクターの特徴を見つけることから始めましょう。特徴的な髪型、目の形、服装などに注目してみてください。例えば、大きな目が特徴的なキャラクターなら、その目の形や大きさを観察します。独特な髪型があれば、その曲線や流れをよく見てみましょう。
キャラクターの全体的なシルエットから描き始めましょう。大まかな形を捉えたら、顔のパーツの配置や体の比率に注目します。顔なら目、鼻、口の位置関係、体なら頭身を観察します。服のしわや髪の毛の流れなど、細かい部分は後から加えていきます。
好きなキャラクターを参考にして描くことで、イラストの描き方の基本を学べます。
まず、プロのイラストレーターがどのようにキャラクターを構築しているかを知ることができます。例えば、目の描き方やハイライトの入れ方、髪の毛の描き方などの技術を学べます。
さらに、色の使い方や影の付け方など、絵の仕上げ方についても学ぶことができます。キャラクターの肌の色や髪の色、服の色合いなどを観察し、色の組み合わせ方を学びましょう。
ただし、参考にする際は完全に真似するのではなく、観察して学んだことを自分なりに解釈して、自分のスタイルに取り入れることが大切です。そうすることで単なるコピーではなく、創造的な思考を養うことができます。
イラストを上達させるには、継続して描くことが大切です。毎日少しずつ描く習慣をつけることで、自然と技術が向上していきます。例えば、毎日10分でも良いので、スケッチブックを開いて何か描いてみましょう。身の回りのものを描いたり、その日あった出来事を絵日記にしたりすると良いでしょう。毎日描くことで、慣れから手の動きがスムーズになったり、アイデアも浮かびやすくなったりします。
お絵描きは一人で楽しむだけでなく、友達や家族と一緒に描くのも楽しめるコツです。例えば、同じテーマで絵を描いて比べ合ったり、一つの絵を協力して完成させたりするとお絵描きを楽しめます。
他の人と一緒に描くことで、新しいアイデアや技術を学べることもあります。また、お互いの絵を褒め合うことでモチベーションも上がります。
自分の絵を大切にすることもお絵かきを楽しむ上で大切なことです。上手く描けなかった絵でも、捨てずに保管しておきましょう。時間が経ってから見返すと思わぬ良さに気づくことがあります。また、以前描いた絵と比べることで、自分の成長を実感できます。
アタムアカデミーでは、入塾前にイラスト講座を体験できるオンライン無料体験レッスンを行っています。講師とビデオ通話をしながら授業を体験していきます。
オンライン無料体験レッスンはiPadに必要なソフトをインストールし、applepencilを使って授業を行っています。iPadをお持ちでない方は、紙とペンでの体験もできます。
課題や制作した作品は講師とチャットやメールでやりとりをすることで共有を行います。兄弟でのご参加、お友達同士のご参加もOK。
オンラインであっても、対面型の教室と同じように学ぶことができます。
インターネット・カメラ機能のある端末1台
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