イラストノウハウ
人物・キャラクターの描き方

初心者も簡単!おじさんのイラストの描き方

  • 描き方

おじさんのイラストは、シワやたるみ、体型といった特徴を押さえるだけで、ぐっと深みと魅力が増します。この記事では、おじさんらしいイラストを描くためのポイントを、顔のパーツや年齢別、手順ごとに分かりやすく解説します。ぜひ参考に、魅力的なおじさんキャラクターを描いてみましょう!

参考記事:初心者も簡単!イケオジのイラストの描き方

おじさんイラストの特徴

おじさんのイラストを描く上で基本となるのは、若者の顔や体格との違いを理解することです。おじさんらしい年齢を感じさせるパーツごとの特徴を見ていきましょう。

顔のシワ

シワは、おじさんの年齢やこれまでの人生経験を表現する上で欠かせない要素です。年齢を重ねるごとに、おおよそ以下の順番でシワは増えていきます。

  • 鼻筋(目頭の横)
  • 口元(ほうれい線)
  • 目尻
  • 額(おでこ)

シワが少ないほど若々しく見え、逆にシワが多く深く刻まれているほど年配のおじさんに見せることができます。描きたいキャラクターの年齢設定に合わせて、シワの数を調整しましょう。

顔のたるみ

おじさんの輪郭を描く際は、若者と比べて顔の肉が重力で少したるんでいることを意識するのがポイントです。

若者のシャープな輪郭に比べて、頬のお肉が重力で少し下に垂れ下がります。あご周りのラインをふっくらさせ、頬を少し下にたるませると、ぐっとおじさんらしい輪郭になります。また、まぶたのたるみを表現するために、目を二重にしたり、若者より少し小さめに描くのも効果的です。

太ったキャラクターの場合は、体型に合わせて二重あごなどのたるみ方やシワの入り方も変わってくるため、描き分けを意識しましょう。

おじさん特有の髪型

おじさんの髪型は、若者のようにボリュームを出しすぎず、抑え気味に描くのがコツです。短髪や、整髪料できっちり固めたスタイル、前髪を流したりボリュームをつけたりするスタイルが多く見られます。

フサフサの髪を描きたい場合は、白髪を少し混ぜてあげると、年齢に合った自然で違和感のない仕上がりになります。キャラクターのイメージに合わせて考えてみましょう。

個性的なヒゲ

ヒゲは、おじさんキャラクターの個性を豊かに表現できるパーツです。

口の上だけなど整えられた髭は紳士的な印象を与えます。逆に無精ヒゲや、たくさん生えている形にするとワイルドな印象になります。サンタクロースのようなヒゲなど、生え方一つでイメージは大きく変わるため、性格や職業に似合ったヒゲを見つけて描いてみましょう。

中年らしい体型

おじさんらしい体型をイラストで表現するには、大きく分けて以下の4つのポイントに気をつけて描いてみましょう。

  • 腰の位置を低くする
  • 体の輪郭は丸みを帯びさせる
  • 腰の上や膝の上に肉が乗るようにする
  • 体の幅は横に広がるようにする

人は歳をとるにつれてお肉がつきやすくなります。全体が横に広がり、大きくがっしりしたイメージで描いてみましょう。もちろん、体を鍛えているキャラクターであれば、引き締まった体付きで描いても構いません。

おじさんらしいポーズ

おじさんらしいポーズとしては、仕事をしている様子や、少し疲れて休んでいる様子などがオススメです。こうしたポーズは、キャラクターの背景や物語性を感じさせます。

ひょろっとしたキャラクターなら手を腰に当てるなど動きを作り、がっしりとしたキャラクターなら体幹が通ったどっしりとした直立ポーズなどが似合います。

おじさんらしい小道具

小道具を持たせることでキャラクターの説得力がさらに高まります。

  • 嗜好品:タバコ、缶ビールなど
  • 日用品:メガネ、腕時計、仕事用のノートパソコンなど
  • 職業アイテム:職人なら工具、医者なら聴診器など

おじさんの基本的な描き方

今回は「仕事の休憩時間に休んでいるサラリーマン」をイメージして描いていきます。

おじさんのアタリの取り方

まず、ざっくりとポーズのアタリを取ります。おじさんらしい肉付きの良い体型を描きたいときは、いつも通りアタリを描いた後に、お腹周りや腰回りに肉感を足していくイメージで描くとスムーズです。

今回はサラリーマンなので、シャツやスーツを着せ、表情もシチュエーションに合わせて少し疲れているような顔を描いていきます。

おじさんの線画の描き方

アタリに沿って、丁寧に線画を描いていきます。線画を描く際は、服のシワを体のラインやポーズに合わせて描くのが重要です。

座っているポーズでは、背中側の布はつっぱり、逆にお腹側の布はたるむイメージで描くとリアルになります。また、座ることでズボンが引っ張られ、裾が少し上がる点も表現しましょう。

参考記事:初心者も簡単!服のシワのイラストの描き方

おじさんの色の塗り方

描きたいおじさんのイメージに合わせて色を塗ります。今回は一般的なサラリーマンをイメージしているため、ネイビーやグレーなど、色味は控えめな色を中心に塗っていきます。

参考記事:初心者も簡単!配色・色選びの基本

影とハイライトを入れる基本的な着彩手順は、普段キャラクターを塗るときと同じで大丈夫です。

参考記事:
初心者も簡単!イラストの影の付け方
初心者も簡単!クオリティを上げるハイライトの入れ方

おじさんのイラストの仕上げ方

イラストの完成度をさらに高めるための仕上げ作業を行います。今回はもう少しくたびれた印象を出したかったため、額や首筋など体のラインに沿って流れる「汗」を追加しました。

参考記事:初心者も簡単!汗のイラストの描き方

この段階で首にかけたタオルなどの小物を描き足すのも効果的です。最後に、線画の色を周りの色に馴染ませ(色トレス)たら完成です。

参考記事:初心者も簡単!イラストの仕上げ加工のやり方

おじさんの顔を描くコツ

おじさんの顔を描くのがもっと上手くなるコツは、一番際立たせたい特徴を決めておくことです。例えば、鼻の形や眉の太さ、口元のシワなど、何か一つを強調するとキャラクターが描きやすくなり、見る人の印象にも残りやすくなります。

俳優さんやスポーツ選手などの実在する有名人を参考にするのも、とても良い練習になります。

おじさんの目元の描き方

おじさんの目元は、加齢による筋力の衰えやたるみを意識して描いていきましょう。

まぶたや眉などは筋力低下によって下がり、目が小さく見えるようになります。また、骨格の窪みやたるみ部分にシワや影を描いていくと、よりおじさんらしい目元になります。

参考記事:初心者も簡単!目のイラストの描き方

おじさんの頬骨の描き方

おじさんの顔のシワやたるみ方は、顔の骨格(頭蓋骨)に沿って考えていきましょう。

加齢で痩せていくと顔の骨に沿って頬がこけ、顔の余ったお肉などは下に垂れ下がるイメージになります。

おじさんのほうれい線や輪郭の描き方

ほうれい線や顔の輪郭は、柔らかい曲線とゴツゴツとした直線を組み合わせて描いていきましょう。

  • 頬の上に乗るお肉
  • あご周りのこけ方
  • あご下のお肉のたるみ

上記の3点をメインに意識してみてください。若いときは引き締まった筋肉などから直線をメインに描きますが、年齢を重ねるにつれ脂肪が増えるため、柔らかい曲線を組み合わせます。最終的におじいさんの年齢になると痩せる結果、ふたたび骨のゴツゴツ感(直線)をメインに描くと自然な仕上がりになります。

参考記事:初心者も簡単!輪郭のイラストの描き方

年齢別のおじさんの描き分け方

おじさんからおじいさんへと描き分けていくときは、シワができる範囲を考えると描きやすくなります。加齢が進むにつれて肌がたるんでいくため、大きなシワからだんだん小さなシワを追加していくイメージで描いてみましょう。

20代・30代(青年〜中年初期)の描き方

20代〜30代の男性は、そこまで年齢による大きな変化はありません。あえて言うなら、30代になるにつれて20代よりも脂肪がつきやすくなります。

20代の男性はハリのある引き締まった顔のラインで描き、30代の男性はあご下など脂肪がつきやすい部分を柔らかいラインで描いていきましょう。

40代・50代(中年期)の描き方

40代から年齢による変化が顔に目立ちやすくなります。目元やほうれい線などの小さなシワから、だんだん大きなシワが増えるイメージで描いていきましょう。

また、50代くらいからは加齢による頬のこけでできるシワや影を入れてみてください。

参考記事:初心者も簡単!顔の影の付け方

60代〜(シニア期)の描き方

60代になるとさらにたるみやシワが増え、影も濃くなります。肉感のある柔らかいラインよりも、加齢による痩せ方でできる「骨のゴツゴツ感」を取り入れながら描いていくと、シニアらしくなります。

スタイル別のおじさんの描き分け方

渋いイケメンおじさん(イケオジ)の描き方

渋いイケメンおじさんを描くときは、顔の彫りが深いイメージで描きましょう。髪型はきちんとセットしつつ、少し崩して大人の余裕を出すのもオススメです。眉の太さやヒゲはキャラクターのイメージに合わせて調整しましょう。

参考記事:初心者も簡単!イケオジのイラストの描き方

デフォルメおじさん(ミニキャラ)の描き方

おじさんをデフォルメで描くときは、目の丸みを少し抑えた形にするのがオススメです。ヒゲやシワなどのおじさんらしい特徴は必ず描き加えましょう。シワは大きなものに絞って特徴的に描き込むのがコツです。太っているキャラなら、身体も顔と同じくらいの幅で、ふくよかに描いてみましょう。

参考記事:
初心者も簡単!ミニキャラ・ちびキャラのイラストの描き方
初心者も簡単!イラストをデフォルメ化する描き方

おじさんの似顔絵の描き方

おじさんの似顔絵を描くときは、目の形、目元のシワ 、眉の形、顔の輪郭、ヒゲの生え方や形に注目しましょう。特に目元のシワの特徴を掴んで描くと、その人らしい印象にグッと近づきます。

参考記事:初心者も簡単!似顔絵のイラストの描き方

漫画風の変なおじさんの描き方

変なおじさんを描くときは、目・鼻・口のどれかを特徴的にしてみましょう。1点だけ特徴的にしたり、全部を特徴的にしても大丈夫です。大きく描いてみたり、小さく描いてみたりしてみてください。

【パーツを特徴的にする例】

  • 鼻を大きく特徴的に描く
  • 白飛びしたメガネ
  • キツネのように細い目 など

また顔の輪郭を特徴的にするのもオススメです。

【輪郭を特徴的にする例】

  • 大きい丸
  • 四角形
  • ひょうたん型 など

参考記事:初心者も簡単!漫画イラストの描き方

おじさんのイラストのアイデア集

最後に、おじさんのイラストを描く際に役立つ髪型・ヒゲ・ポーズのアイデアを紹介します。描きたいキャラクターの性格や職業などの設定に合わせて、自由に組み合わせてみましょう。

おじさんの髪型のアイデア

おじさんの髪型をアレンジすると、キャラクターの性格や雰囲気を大きく変えることができます。

  • 紳士:前髪を横に流してきれいに整えたスタイルです。
  • オールバック:髪をすべて後ろに撫で付けたスタイルです。
  • ワイルド:少し長めの髪に動きをつけた無造作なスタイルです。

参考記事:初心者も簡単!オールバックのイラストの描き方

おじさんのヒゲのアイデア

ヒゲはおじさんらしさを最も手軽に表現できるパーツです。髪型とセットで考えるとより魅力が際立ちます。

  • 口の上(紳士風):鼻の下(口の上)にだけ、きれいに整えられたヒゲを描き足すと、几帳面で上品な印象を与えます。
  • 少し伸ばす(オールバック風):あご部分のヒゲを下に向かって少し伸ばしたスタイルです。男らしさやダンディな魅力が引き立ちます。
  • あごのライン(ワイルド風):あごのラインに沿って全体的に生やした無精ヒゲ風のスタイルです。少し影のあるキャラクターやリアルな疲労感を出すこともできます。

おじさんのポーズのアイデア

体格に合わせてポーズや構図を工夫すると、キャラクターの背景にある物語性がより引き立ちます。

  • くたびれたポーズ(細身のキャラクター向け)
    ひょろっとした細身のキャラクターなら、片手を頭や顔に当てて腰を曲げるような「くたびれたポーズ」で動きを作るのがオススメです。少し下から見上げる「アオリ構図」で表情をみせるように描くと、日々の疲労感や大人の哀愁をより効果的に読者に伝えることができます。

    参考記事:初心者も簡単!アオリ構図の描き方
  • うで組みしたポーズ(がっしりしたキャラクター向け)
    がっしりとしたキャラクターには、「体幹がどっしりとしたポーズ」がオススメです。胸を張ってうで組みしたポーズにすることで、大人の余裕や頼りがい、貫禄を表現できます。胸板の厚さや肩幅の広さを強調したい時にもぴったりです。

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おじさんらしいイラストを描くためのポイントを、顔のパーツや年齢別、手順ごとに講師とやりとりしながら練習できます。

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