
モチーフ・モチーフ表現
初心者も簡単!iPad・スマホのイラストの描き方
iPad(タブレット)やスマートフォンは、キャラクターイラストの小物や背景としてよく登場します。 これらを描く際は、使用するペイントソフトで以下の機能がどこにあるか、あらかじめ確認しておくとスムーズです。 本記事では、基本となる正面向きと、立体感のある斜め向きの描き方、そしてガラスの質感を出す塗り方…
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この記事では、イラスト初心者でも分かりやすく形を捉えられる猫の顔の描き方を詳しく解説します。
正面や横向きといった基本的なアタリの取り方はもちろん、猫の表情を左右する目の仕組み、さらにかわいらしく簡略化したデフォルメと、本物に近いリアルな描き方というスタイル別の表現方法まで詳しく説明しています。
なお、他の動物をバランスよく描くコツについては、「初心者も簡単!動物のイラストの描き方」の記事で紹介しています。また、首から下の全身のバランスやポーズについて知りたい場合は、「初心者も簡単!猫のからだのイラストの描き方」で詳しく解説していますので、合わせて参考にしてください。
まずは、猫の顔がどのような構造になっているか、基本的な特徴を理解しておきましょう。形をただ真似するだけでなく、なぜそのような形に見えるのかという理由を知ることで、描き進めるときに迷わなくなります。
猫の輪郭は、全体として丸や逆三角形に近い形をしています。これは、猫の頭の骨が人間の子供の骨格に似ていて、脳を守る部分が丸く、顎が小さくまとまっているためです。イラストを描く際は、まず、大きな丸や、逆三角形のアタリを取ることから始めると、全体のバランスが崩れにくいです。
猫の目は、目頭よりも目尻の位置が上がった、つり目やアーモンドのような切れ長な形をしています。猫は暗闇でも周囲を見渡せるように、目の入る骨のくぼみが非常に大きく、正面をまっすぐ向いているのが特徴です。 イラストでは、目頭よりも目尻を上げるつり目を意識し、切れ長なアーモンド型を描き込みます。目のくぼみの大きさを意識して、顔の中心から少し離れた位置に配置すると、猫らしい鋭さと愛らしさが生まれます。
猫の鼻と口はとても小さく、その周りにはマズルと呼ばれるひげが生えているぷっくりとした部分があります。ここにはひげを動かすための厚い筋肉や脂肪が集まっているため、ふっくらとした特有のふくらみが生まれます。 鼻と口を小さくまとめ、その周りにぷっくりとしたマズルの膨らみを「ムニッ」としたカーブで表現します。
猫の耳は、頭の上のほうにちょこんと立つ、立体的な三角形の形をしています。音をたくさん集めるために、すり鉢のように内側がくぼんでいて、前や横へと自由に動かせる構造になっています。 耳は、頭の上のほうにちょこんと立つ、立体的な三角形を意識します。平面的に描かず、すり鉢のような内側のくぼみと、耳のフチの厚みを表現することで、音を集めるリアルな構造が伝わります。色を塗る際は、耳の内側を影で深く見せるのがポイントです。
また、猫の性別によっても顔立ちの印象には大きな違いがあります。メスの猫は骨格が細く、脂肪も少ないため、小ぶりでシャープな逆三角形の顔立ちになりやすいです。それに対してオスの猫は、縄張り争いなどで顔を守るために皮膚や皮下組織が厚く発達し、エラが張ったようなふっくらとした丸顔になりやすい傾向があります。どのような雰囲気の猫を描きたいかに合わせて、輪郭の描き方を選んでみてください。

まずは、基本となる正面向きの猫の顔の描き方を解説します。
最初に、正面を向いた猫の顔を描くための土台となるアタリを描いていきます。まずは画面に横に少し長い丸を描いてみましょう。猫の顔は実際の骨格よりも、周りのふんわりとした毛の厚みがあるため、縦の丸よりも横に広い丸を描くほうが猫らしいシルエットになります。
お使いのデジタルイラストアプリにある左右対称ツールという機能を使うと、左右の形がぴったりと揃うので、綺麗な土台をスムーズに用意できます。
参考記事:【スケッチブック】対称ツールの使い方(対称X・対称Y・放射状)

この丸が描けたら、耳や目、口といったメインのパーツを正しい位置に配置するための基準になる線を引きます。丸の真ん中を通るように、縦と横に1本ずつ線を引いて、十字の形を作ってください。さらに、その線を半分に分けるように目印をつけることで、パーツの間隔や上下のバランスが偏りにくくなり、誰が見ても違和感のない形に仕上げることができます。
先ほど引いた基準になる線を目安にして、顔の細かいパーツを置いていきます。猫の目は、横の基準線よりも少し上の位置に、目頭から目尻にかけて斜め上に上がるように配置します。目の輪郭を描くときは、目頭と目尻の境界線を少し濃く、はっきりと強調するように描くと、猫特有の鋭さと愛らしさが同時に表現できます。
鼻は、縦の基準線の上に、小さな逆三角形を描くように描きます。猫の鼻は人間の鼻のように前に高く突き出ておらず、平らな面が正面を向いているため、小さな図形で表すと自然に見えます。
口元は、鼻の下から左右に分かれるように、優しく波打つようなカーブを描いていきましょう。この部分が、猫らしさを引き立てるふっくらとした口元の表現につながります。

パーツが配置できたら、猫のふわふわとした質感を作るための毛流れとひげを描き足します。猫の毛は、額の真ん中や鼻筋を中心として、そこから外側に向かって太陽の光のように放射状に生えています。これは、雨が降ったときに水滴が顔にたまらず、外側へと自然に流れ落ちるようにするための仕組みです。イラストを描くときも、この中心から外へという流れに沿って短い線を重ねていくと、猫らしい立体感が出ます。
ひげについても同様に、ぷっくりとした口元の中心から外側に向けて、意図を持ってピンと伸びる線を引いてください。また、耳の内側にある飾り毛も、耳の奥から外のフチに向かって飛び出すように描くことで、耳の奥行きと柔らかい質感がしっかりと伝わるようになります。

全体のバランスが整ったら、いよいよ本番の線画を描いていきましょう。ここで大切なのは、すべての線をきっちりと隙間なく繋げてしまわないことです。一本の硬い線で全体を囲んでしまうと、プラスチックのような硬い質感に見えてしまいます。
猫の毛並みの柔らかさを出すためには、毛束が重なる部分や、光が当たって明るく見える部分の線をあえて少し離して、隙間を作って描くのがコツです。そうすることで、見る人の頭の中でふんわりとした毛の質感が再現されます。
また、目の周りのアイラインや、口元の影になる部分の線を少し太めに力強く描いてみましょう。猫の目は周囲に黒い縁取りのような模様があるため、ここを強調することで目がパッと引き立ち、表情がとても豊かになります。線画が終わったら、お好みの色を丁寧に塗って、正面を向いた猫の顔を完成です。

次に、横向きの猫の顔の描き方を紹介します。バランスを取るのが難しく感じられるかもしれませんが、アタリを使えば簡単に横向きの猫の顔を描くことができます。
次に、横を向いた猫の顔を描く手順を進めていきます。横顔は奥行きの捉え方が難しく感じられますが、こちらもアタリをしっかりと準備すれば、立体の仕組みがよく分かります。
最初に、正面のときと同じようにベースとなる横に少し長い丸を描き、真ん中に縦横の基準になる線を引きます。ここからが横顔のポイントです。猫の顔を横から見ると、脳が入っている丸い頭の部分から、鼻や口が前に突き出している構造をしています。そのため、ベースとなる丸の下半分の前側に、もうひとつ小さな丸を重ねるように描き足してください。これが、ひげが生えるマズルの立体的なアタリになります。
耳については、頭の真上ではなく、頭のてっぺんから少し後ろに下がった位置に配置します。これは、耳の穴の骨のパーツが頭の少し後ろ側にあるためです。平らな三角形ではなく、厚みのある三角錐が頭に乗っているようなイメージで描くと、立体感が一気に高まります。
参考記事:初心者も簡単!猫耳(ネコ耳)の描き方

用意した横顔のアタリに合わせて、細かいパーツを形にしていきます。
横から見た猫の目は、真ん中に引いた横のラインの上で、少しつり目になるように描きます。このとき、正面から見たときのようなきれいな楕円形ではなく、横を向いているために全体が逆三角形に近い形に見えるのが大きな特徴です。球体である目玉にまぶたが被さっている様子を横から覗き込む状態になるため、このような形になります。
毛流れやひげの描き方については、正面を向いているときと基本は同じです。鼻の先や目の周りを起点にして、顔の内側から後ろの首筋や耳の方へと、毛が流れていくように意識して線を重ねていってください。

パーツの配置が終わったら、仕上げの線画を描いていきましょう。画を描いていきます。
横を向いた目を描くときは、上のアイラインを特に太く、しっかりと描くことが大切です。上まぶたには光を遮る厚みがあり、その下に影ができるため、上の線を強調することで目の立体感が自然に表現できます。
また、口元を描くときは、下あごの大きさに注目してください。猫の骨格は、鼻先を含む上あごが大きく前に出ているのに対し、下あごは少し小さく、奥の方に引っ込んだ形をしています。下あごを前に出しすぎてしまうと、人間の顔のような不自然さが出てしまうため、上あごの下に小さく収まるように描くのが猫らしさを出す秘訣です。
線画がきれいに整ったら、好きな色を乗せて横顔のイラストを仕上げてください。

猫の目は、感情や表情を決める一番重要なパーツです。ここでは、猫の目の描き方をご紹介します。
猫の目は、そのキャラクターの感情や全体の雰囲気を決定づける、とても重要な部分です。魅力的な目を描くために、まずは横に長いきれいな丸を基準として描くことから始めてみましょう。
その丸のなかに、猫特有の切れ長な目の形を当てはめていきます。
ここで大切なのは、目頭と目尻の位置関係です。目頭の位置よりも、目尻の位置が少し斜め上に上がった直線上にならぶように意識してアイラインを描いてください。猫の目の入る骨のくぼみは斜めに傾いているため、この傾きを再現することで、野生の肉食動物らしい引き締まった美しい目のアタリが出来上がります。
この土台に合わせて、滑らかな線画を描き起こしていきましょう。

猫の目の中にある黒目(瞳孔)は、周りの明るさや気分の変化によって、その形が大きく変化します。目の周りの形だけでなく、この黒目の開き方を工夫することで、猫の生き生きとした表情や状況を豊かに表現できます。
光があまり届かない暗い場所にいるときや、おもちゃを見つけて興奮しているときは、より多くの光や周りの情報を取り込もうとして、黒目がまん丸に大きく広がります。
逆に、日中の強い日差しが当たる明るい場所にいるときは、眩しさから目を守るために、黒目が縦に細く縮んで針のような形になります。猫の目は、縦に縮める筋肉のほうが効率よく光を遮ることができるため、このようなスリット状に変化します。
また、お家でのんびりとリラックスしている普段の状態では、その中間である少しふっくらとした楕円形、つまりアーモンドのような形をしています。
このように、描きたい場面に合わせて黒目の形を使い分けてみてください。天気の良い外を歩いている場面なら細く、何かをじっと狙っている場面なら丸く大きく描くことで、イラストを見る人にもその時のシチュエーションがしっかりと伝わるようになります。

猫の基本の描き方に慣れてきたら、イラストのテイストに合わせて描き方を変えてみましょう。
親しみやすくてかわいらしい猫を描きたいときは、本物の特徴を思い切って分かりやすく簡略化し、目立たせたい部分を大きく表現するデフォルメという方法を使います。
この場合は、複雑な肉付けを考えず、顔全体を丸、耳をシンプルな三角形というように、簡単な図形だけを組み合わせて土台を作ります。そして、目や鼻、口といった顔のパーツを配置するときは、顔全体の中心よりも少し下のほうに集めて描くのが大きなコツです。人間の赤ちゃんや動物の子供は、頭に対して顔のパーツが低い位置に集まっているため、この比率を取り入れることで、本能的に幼さやかわいらしさを感じさせるイラストになります。
線画を描くときは、少し太めのペンを選び、線をきっちり繋げずにあえて少し離す部分を作ることで、ポップで軽やかな雰囲気が出ます。基本の形に慣れてきたら、耳を少し垂らしてみたり、目の形を丸くしてみたりして、色々なキャラクターを表現してみてください。

本物の猫のようなリアルなイラストを描くときは、基本の形を大切にしながら、実際の生き物の骨格や筋肉の付き方に近づけていきます。
特にリアルさを左右するのが、鼻と口の周りの細かい表現です。猫の鼻の頭は、匂いをよく嗅ぎ取るために毛が生えておらず、独特の溝があります。これを正面から捉えると、ただの三角ではなく、少し緩やかなハート型やアルファベットのT字に近い形に見えます。
また、ひげが生えているマズルの部分は、ただの平らな面ではなく、ふっくらとした半球がふたつ並んでいるような立体感を意識し、光と影の緩やかなグラデーションを使ってその膨らみを表現することが重要です。
色を塗る段階では、本物の毛がどのように生えているかという流れを細かく再現していきます。デジタルイラストを制作している場合は、線の端がざらざらとした質感になるテクスチャブラシを使ったり、細かい線を平行に重ねていくハッチングという技法が使えるブラシを選んだりすると、空気を含んだ本物の毛皮のような柔らかい質感を表現しやすくなります。


アタムアカデミーのオンラインイラスト教室では、猫の顔の描き方を学ぶことができます。猫の顔の描き方を学べます。
正面や横向きの基本のアタリの取り方から、猫らしさを決める目の描き方、かわいいデフォルメとリアルといったスタイル別の描き分け方まで、猫の顔の描き方のポイントを基本から応用まで、講師とやりとりしながら練習できます。


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