
モチーフ・モチーフ表現
初心者も簡単!iPad・スマホのイラストの描き方
iPad(タブレット)やスマートフォンは、キャラクターイラストの小物や背景としてよく登場します。 これらを描く際は、使用するペイントソフトで以下の機能がどこにあるか、あらかじめ確認しておくとスムーズです。 本記事では、基本となる正面向きと、立体感のある斜め向きの描き方、そしてガラスの質感を出す塗り方…
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木を描く前に、針葉樹と広葉樹のちがいを知っておくことが大切です。イラストが木らしく見えるかどうかは、葉の細かい描き込みよりも、全体のシルエットでほぼ決まります。人は遠くの木を見るとき、葉を一枚ずつ見ているのではなく、輪郭の形から木の種類を感じ取っているからです。
針葉樹は、マツやスギのように細く尖った葉を持つ木です。針葉樹には、てっぺんの芽がいちばん強く上へ伸びる性質があります。そのため幹は一本まっすぐに通り、枝は上にいくほど短くなって、全体が三角形のシルエットになります。

広葉樹は、桜やケヤキのように平たく広がった葉を持つ木です。枝が横へ広がりながら何度も枝分かれし、枝先ごとに葉のかたまりができるため、丸くこんもりとしたシルエットになります。この成り立ちのちがいが、そのまま描き方のちがいにつながります。

針葉樹を描くときは、まず全体を三角形でとらえて大まかなアタリを取ります。最初に大きな形を決めるのは、細部から描き始めると途中でバランスが崩れても気づけず、修正がむずかしくなるためです。大きい形から小さい形へ、という順番は木にかぎらずイラストの基本になります。

幹はまっすぐ上に向かい、枝もそれに沿って上向きに伸びるイメージです。幹と枝はシルエットを重視して丁寧に描き込みます。このとき根元もしっかり描いておきます。木は地面の下の根で体を支えているので、幹の根元は少し広がった形をしています。ここを描かずに幹を棒のように地面へ刺すと、置いただけの木に見えて安定感がなくなります。

枝が描けたら葉を足していきます。針葉樹の葉は枝ごとにまとまって層をつくり、自分の重さで先端がわずかに垂れます。だから枝の周りを包み込むように、下向きの段々のイメージで描くと針葉樹らしくなります。

次に光と影を描きます。光はふつう上から届くので、葉のかたまりの上面は明るく、下側は影になります。

光が当たる部分は葉の色より明るい色で表現し、下方向に細い線を入れると、細かい葉が垂れ下がる流れが伝わってリアルな質感になります。

幹も同じように光の当たる側を明るくし、反対側にはぼんやりと反射光を入れます。反射光とは、地面や周りのものに跳ね返った弱い光が影側を照らすものです。これを入れると影が真っ黒につぶれず、幹の丸みが伝わります。最後に葉の形を整えれば完成です。
参考記事:初心者も簡単!ハイライトの描き方

次に広葉樹を描いていきます。広葉樹は葉の部分を丸い形、幹を三角形としてアタリを取ります。幹を三角形でとらえるのは、根元へ向かって太くなる木の自然な形をアタリの段階から入れておくためです。ここでバランスを決めておくと、あとの工程で形に迷いません。
参考記事:初心者も簡単!アタリの描き方

アタリが取れたら幹と枝をシルエット中心に描き、根元まで丁寧に仕上げます。枝は枝分かれするたびに細くなることを意識してください。幹の中には水を運ぶ管が通っていて、枝分かれのときにその管が分けられます。だから分かれたあとの枝は必ず元の枝より細くなり、分かれても太さが変わらない枝は不自然に見えます。

枝が完成したら、葉を丸いかたまりとしてざっくり乗せます。一枚ずつ描かないのは、遠くから見た木の葉は、目にはかたまりとして映るからです。一枚ずつ描き込むと、かえって距離感が壊れてしまいます。取れたら幹と枝をシルエット中心に描き、木の根元まで丁寧に仕上げます。

次に光と影を加えます。葉のかたまり一つひとつを小さな球と考えると、上が明るく下が暗くなります。

かたまり同士が重なる部分や幹には影をつけ、光が当たる部分は葉より明るい色で描き込みます。

さらに影側のふちに反射光を加え、全体のバランスを整えれば完成です。


根は木の体を支える部分なので、地面に沿って四方へ広がるように描きます。少し凹凸をつけると、地面をつかんでいる力強さが出てリアルになります。根元と地面の境目がなじんでいるかどうかで、木が生えて見えるか置いて見えるかが決まります。

木は光を求めて上へ伸びます。だから幹は基本的に上向きで、針葉樹ならまっすぐ、広葉樹なら自然な曲線を描きます。左右対称のきれいすぎる幹は電柱のような人工物に見えるので、少し揺らぎを入れるのがコツです。

枝も光へ向かって上向きに伸ばします。ところどころに節を作ると自然に見えます。節は枝が折れた跡や成長の跡で、木が生きてきた時間を感じさせる要素になります。

葉は、針葉樹なら下方向への段々、広葉樹なら丸みのあるブロック状のかたまりとしてとらえます。細部を描き込むときも、最初に決めたシルエットが崩れないように注意することが大切です。
参考記事:初心者も簡単!葉っぱのイラストの描き方

広葉樹のイラストをベースに、紅葉の描き方を紹介します。紅葉は専用のブラシを使うと、簡単にリアルな仕上がりになります。
最初は広葉樹と同じように、赤色で大まかなシルエットを取ります。形の考え方は緑の木とまったく同じで、変わるのは色と葉の質感だけです。

次に専用ブラシで紅葉の葉を重ねていきます。このとき影を意識して濃淡をつけると立体感が出ます。

もみじの葉は薄くて光を通すので、明るい部分は透けるようなあざやかな色にすると、秋の光に照らされた雰囲気になります。ぼんやり光る箇所には別のブラシを使って柔らかく仕上げます。

落ち葉を足すとさらに季節感が出るのでおすすめです。紅葉の葉の描き方はこちらの記事も参考にしてください。
参考記事:初心者も簡単!紅葉のイラストの描き方

春の暖かさや華やかな風景を表現したいときに欠かせないのが桜です。淡いピンクの花が一斉に咲く姿、繊細な一枚一枚の花びら、見る人を優しく包むような枝ぶりは、他の木にはない魅力を持っています。
「初心者も簡単!桜の木のイラスト描き方」の記事では、桜らしい柔らかな花の表現や、木全体を美しく見せるコツをステップごとに解説しています。
和のテイストや力強さを表現したいときに欠かせないのが松です。ジグザグに折れながら伸びる枝、針のような葉が集まった独特の形、どっしりとした幹は、他の木とはまったくちがう描き心地があります。
「初心者も簡単!松のイラストの描き方」の記事では、松らしい特徴のとらえ方をステップごとに解説しています。
清涼感のある和の趣や、凛とした立ち姿を表現したいときに欠かせないのが竹です。天に向かってまっすぐ伸びるしなやかな稈(かん)、リズミカルに入るくっきりとした節、風にそよぐ笹の葉は、木とは異なる独特の魅力があります。
「初心者も簡単!竹のイラスト描き方」の記事では、竹らしい直線的なフォルムや、生き生きとした葉の表現のコツをステップごとに解説しています。
まずはざっくりと木のアタリを取ります。葉の部分を丸、幹の部分を三角形で大まかにとらえるのは、これまでと同じです。
アタリが取れたら形を整えていきます。葉の部分は大きな丸の中にさらに小さな丸を描き足して、葉のかたまりの輪郭を作ります。幹は枝の伸び方を意識しながら整えます。

次にアタリに沿って輪郭線を取ります。葉が盛り上がっている部分は線を細かく刻むと、もこもことしたボリューム感が線だけで表現できます。幹には縦方向の直線を少し足すと、樹皮の筋に見えて幹らしくなります。

続いて葉の影部分にベタ塗りをして立体感を出します。白と黒しか使えない漫画では、この影のシルエットが立体を伝える主役になります。塗る位置に迷ったら、先ほど細かく描いた丸のアタリを参考にすると、かたまりごとの影が取りやすくなります。

最後に残りの葉の部分にトーンを貼れば、漫画風の木の完成です。画面の中で木が手前にあるか遠くにあるかで、必要な描き込み量は変わります。遠くの木ほど省略するのは、人の目にも遠くの細部は見えていないからで、描きすぎるとかえって距離感が崩れます。

アニメ風の木も、基本的な手順は同じです。ちがいは色の作り方で、葉の彩度を上げてあざやかにし、少し青寄りの緑にするとアニメらしい印象になります。
アニメの背景は空の青い光を全体に受けている前提で色が作られるため、緑に青を寄せると画面全体になじみ、キャラクターも乗せやすくなります。
参考記事:初心者も簡単!キャラクター・アニメイラストの描き方

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