
特殊効果・テクニック
初心者も簡単!迫力のあるイラストの描き方
「迫力」の正体とは? イラストに「迫力」を出すためには、視覚的なインパクト、躍動感、そして物語性という3つの要素が大切です。 この記事では、イラストに迫力を生み出すための具体的なポイントをご紹介します。ぜひ、ご自身のイラスト制作にどう活かせるか、一緒に考えていきましょう。 迫力を生み出す3つの要素 …
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イラストがのっぺり平面的に見えてしまうのには、いくつかの理由が考えられます。
この記事で紹介するポイントを意識して、イラストの「のっぺり感」を解消していきましょう。

まずは、立体感を出すために最も重要な考え方を2つ紹介します。
描く対象を、簡単な形の「立体」で捉える練習をしてみましょう。
このように簡単な形に置き換えることで、どこに影が落ちるのか、どこが明るくなるのか、立体感を捉えやすくなります。

色を塗るときは、「光源(光がどこから来ているか)」をしっかり決めてから塗り始めましょう。
光源を最初に決めることで、光が一番当たる場所(ハイライト)や、光が当たらない場所(影)を迷わず塗れるようになります。 さらに、モノの形状を把握することで、明るい部分から暗い部分への明暗の順番(グラデーション)も設定しやすくなり、これが立体感に直結します。
これらのポイントを押さえるだけで、イラストの立体感が格段に増すはずです。

次に、具体的な描き方のテクニックを構図・線画・塗りの3ステップで解説します。
パース(遠近法)を意識した構図にすることで、画面に奥行きが生まれ、立体感を出しやすくなります。 例えば、俯瞰やアオリといった、奥行きを強調しやすい構図がオススメです。
パースの描き方は、初心者も簡単!パースの考え方にて詳しく解説しています。

キャラクターの手前や奥にモノを配置し、挟み込むように見せることでも、簡単に奥行きを演出できます。 手前・キャラクター・奥、という層を作ることで、画面全体の立体感が増します。

立体感を出す線画のコツは「線の強弱」です。 基本的に、手前にあるモノの線は太く、奥にあるモノの線は細く描いてみましょう。 手前の線を太く描くことで、モノの存在感を強調し、前にあることを明確に示せます。

影を塗るときは、決めた光源の位置を常に意識しましょう。 影の色は、単純にベースの色を暗くするだけでなく、環境光(周りの色)や空の色を少し混ぜるのがオススメです。 特に、奥にあるモノの影色に少し青みを加えると、空気遠近法の効果で遠近感や空気感を表現しやすくなります。
影の塗り方は、初心者も簡単!イラストの影の付け方の記事にて詳しく解説しています。

ハイライトも、光源の位置を意識し、モノの形状に合わせて入れます。 例えば、球体なら「点」に、円柱なら「縦線」に沿うようにハイライトが入ります。ハイライトの色は、光源の色やベースの色に合わせて調整してみてください。
ハイライトの描き方は、初心者も簡単!クオリティを上げるハイライトの入れ方を参考にしてください。

色の濃淡は、立体感の基本です。 基本的に、光源に近いほど明るく・淡く、光源に遠いほど暗く・濃く塗ってみてください。 塗った後に、イラスト全体を一度グレースケール(白黒)に変換してみると、明暗のバランスが分かりやすく、調整しやすいのでオススメです。
色選びは、初心者も簡単!配色・色選びの基本の記事を参考にしてください。


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