
特殊効果・テクニック
初心者も簡単!イラストをデフォルメ化する描き方
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仕上げ加工とは、「イラストが何か物足りないな」「いつもと違った雰囲気にしたい」と感じたときに、ひと手間加えてイラストの完成度を高める作業のことです。
「仕上げ」や「加工」と聞くと専門用語が多くて難しく感じるかもしれませんが、難しい技術はほとんど必要ありません。今回はイラスト初心者でも使える仕上げ加工をご紹介します。

イラストの仕上げ加工をするときの手順をご紹介します。
イラストを仕上げるときは、あらかじめレイヤーをそれぞれ分けておくと非常に便利です。
主に「線画」「光(ハイライト)」「影」「ベースカラー」のようにレイヤーを分けておくことで、後の加工や調整がとても簡単になります。

イラストを加工していくとき、まずは「光」「影」「色調整」に注目して考えてみましょう。
光や影については、どこから光が当たっているか(光源)をよく意識しましょう。例えば、正面から光がきているイメージで描く、などです。
「光」と「影」のレイヤーを分けておくことで、全体の陰影のバランスを取りやすくなります。レイヤーの不透明度を調整して、全体のバランスをとっていきましょう。
参考記事:
初心者も簡単!イラストの影の付け方
初心者も簡単!クオリティを上げるハイライトの入れ方

色を変えたり調整したい時は、「色調補正」機能を使って色味を調整していきます。デジタルイラストツールの「色調補正」から「色相・彩度・明度」などを調整することで、色味の変更や微調整ができます。
参考記事:初心者も簡単!配色・色選びの基本

また、線画の色を変えることでもイラストはよく馴染みます。塗っている色よりも少し明度が低い色(焦げ茶や濃紺など)に変更すると、線画がイラストに溶け込み、柔らかい印象になります。

最後に、イラスト全体に「オーバーレイ」や「ソフトライト」のレイヤーを重ねて、最終的なバランス調整をしましょう。
目的に合わせて使い分けてください。
参考記事:
【スケッチブック】ブレンドモードの効果的な使い方
【アイビスペイント】ブレンドモードの使い方(乗算・加算発光・オーバーレイ)

ここからは、初心者でも使える仕上げ加工の基本テクニックを紹介します。
グロー効果とは、イラスト全体をふんわりと光らせ、優しく柔らかい雰囲気を生み出す効果です。グロー効果を加えることで、イラストに温かみや華やかさをもたらします。

グロー効果をかけたいときは、まず加工したいイラストのレイヤーを結合(またはコピーして結合)し、1枚のレイヤーにまとめ、それを複製します。
複製したレイヤーに「レベル補正」をかけ、明るさを調整します。

レベル補正したレイヤーに、フィルターメニューから「ガウスぼかし」をかけます。ぼかし具合はお好みで調整してください。
最後に、レイヤーの合成モードを「スクリーン」に変更し、不透明度を調整したら完成です。

リムライトとは、被写体の輪郭に沿って光を当てるテクニックのことです。このリムライトを使うことで、キャラクターが背景から浮き立ち、存在感を強調することができます。
リムライトを描く際は、新規レイヤーを作成し、合成モードを「スクリーン」や「加算(発光)」などに設定するのがおすすめです。

髪の毛や瞳、服などにハイライトを描き足すことで、ツヤ感や明るさ、立体感をプラスすることができます。
ハイライトを描くときは、どこから光が当たっているか(光源)を常に意識して描きましょう。

慣れないうちは、線画のフチあたりを中心に細くハイライトを入れてみてください。慣れてきたら、面の広がりを意識して入れていきましょう。
ただし、ハイライトを入れすぎると、かえってくどい印象になりがちなので注意してください。
参考記事:初心者も簡単!クオリティを上げるハイライトの入れ方

トーンカーブを使うことで、イラスト全体の色味を整え、雰囲気を変えることができます。トーンカーブは、イラスト全体を後から調整することで、色味に統一感を出せる便利な機能です。

操作が少し難しく感じるかもしれませんが、まずは「カーブを上に動かすと明るく、下に動かすと暗くなる」と覚えておけば大丈夫です。まずは色々触って、どんな変化が起きるか確かめてみましょう。

テクスチャを重ねることで、イラストにアナログ感などの特殊な質感を簡単に出すことができます。
素材サイトなどから使いたいテクスチャを選び、イラストの上に新しいレイヤーとして重ね、合成モードを「オーバーレイ」などに変更しましょう。あとは不透明度を調整し、好みの質感になるように馴染ませます。

今回使ったような「キャンバス地」や「画用紙」のテクスチャは、紙に描いたようなアナログ感のあるイラストに仕上げることができます。他にも、木目や布地のテクスチャを重ねることで、それぞれの素材の質感を表現できるのでおすすめです。

ここでは、目指したい雰囲気に合わせた加工のコツを解説していきます。
ミステリアスな雰囲気を演出するときは、「逆光」によってキャラクターに強い光と濃い影を生み出し、くっきりとしたコントラストを作りましょう。
参考記事:【アイビスペイント】逆光を描く方法

切なく儚い雰囲気を演出するときは、コントラストの弱い、淡く柔らかな光を重ねましょう。全体的に色の彩度を少し抑えると、より落ち着いた印象になります。

明るく華やかな雰囲気にしたいときは、グロー効果で華やかに仕上げ、オーバーレイで全体の雰囲気を明るくしましょう。イラストに合わせた色で彩度を高く乗せ、オーバーレイで不透明度を調整するのがオススメです。
参考記事:【アイビスペイント】ブレンドモードの使い方(乗算・加算発光・オーバーレイ)

温かくほっこりした雰囲気にしたいときは、オレンジ系の色を重ね、ソフトライトを使い雰囲気を柔らかくしましょう。全体的な色味がオレンジや黄色になるように調整すると、レトロで温かみのある雰囲気になります。グラデーションマップで雰囲気をガラッと変えるのもオススメです。

クールでスタイリッシュな雰囲気にしたいときは、リムライトや加算(発光)などの効果を使い、イラストの光が当たる部分を絞ってみましょう。光が当たるポイントを絞ることで陰影のコントラストが生まれ、スタイリッシュな雰囲気を演出しやすくなります。

最後に、仕上げ加工で失敗しやすいポイントと対処法を解説します。
グロー効果などを使った際にイラストの一部が真っ白になってしまう場合は、効果レイヤーの不透明度が高すぎるかもしれません。まずは不透明度を下げて調整してみましょう。
それでも白飛びする場合は、白飛びする部分だけ消しゴムで薄く消すなど、部分ごとに調整してみてください。

イラスト全体の色味がバラバラになり統一感がなくなってしまった場合は、「色調補正」機能を使ってみましょう。
「トーンカーブ」や「色相・彩度・明度」で色味のバランスを整えたり、「グラデーションマップ」でガラッと雰囲気を変えてみたりするのも有効です。

フィルターやテクスチャ、エフェクトを過剰に使いすぎると、せっかく描いた元のイラストが見えづらくなります。
加工レイヤーの不透明度を下げて、自然な印象になるように調整しましょう。

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