
人物・キャラクターの描き方
初心者も簡単!8頭身キャラクターのイラストの描き方
この記事では、初心者でも簡単に実践できる8頭身キャラクターの描き方を、基本的な比率から構図、アタリ、線画、色塗り、仕上げのコツまで解説します。 頭身比率とバランスの取り方は、初心者も簡単!イラスト・キャラクターの頭身比率とバランスの取り方の記事でも詳しく解説しています。 8頭身キャラクターの魅力や特…
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この記事では、初心者向けにショートヘアの基本的な描き方を、アタリの取り方から線画、色の塗り方まで手順を追って解説します。
上手に描くコツや、ヘアスタイル別のアレンジ方法も紹介するので、ぜひ参考にして魅力的なショートヘアのイラストを完成させてください。
ショートヘアは、スタイリッシュな印象を与えやすいヘアスタイルです。描き方次第で、女性らしさも男性らしさも表現できます。
また、顔周りがスッキリするため、キャラクターの表情や顔の特徴を目立たせたい時にオススメです。

まずはアタリをとります。ショートヘアを描く時は、つむじと生え際の位置を最初に決めましょう。どこから髪が生えているかを意識することで、自然な毛流れを描きやすくなります。
髪全体のシルエットは、ヘルメットのような大きなかたまりとして捉えます。 さらに前髪・横髪(サイド)・後ろ髪(バック)のようにブロック分けすると、より立体的に描き進められます。

ブロック分けしたそれぞれのかたまりごとに、髪の毛の流れを描き込みます。描きたい髪型が思いつかない時は、実際のヘアスタイル画像を検索して参考にすると良いでしょう。
襟足は、首筋に沿わせるイメージで描くと、頭部に自然に収まります。

アタリが完成したら、線画を描き起こします。 線画の工程でも、アタリで決めたつむじと髪の毛の流れを常に意識することが重要です。
線は、一本の滑らかなストロークで描くように心がけましょう。
さらに、手前にある髪の束は太く、奥にある髪は細く描くなど、線の太さに強弱(メリハリ)をつけると、立体感や前後感を表現しやすくなるためオススメです。

線画ができたら色を塗っていきます。
1.ベースカラーを塗る
まず、髪全体の基本となる色(ベースカラー)を塗ります。
2.影色を塗る(1影)
次に、ベースカラーより濃い色で、全体の影(1影)を塗ります。このとき、頭の丸み(球体)を意識しながら塗るのがコツです。ツールは、境界がぼけやすい「柔らかいエアブラシ」を使うと、自然な影を表現できます。

このとき、顔周りの髪の毛先に、エアブラシなどで柔らかく肌色を乗せると、イラスト全体に透明感や馴染みやすさが出ます。雰囲気に合わせて試してみてください。
3.細かい影を塗る(2影)
全体の影(1影)を塗ったら、さらに濃い色で、髪の毛の流れに沿って細かい影(2影)を描き込みます。

4.ハイライトを入れる
影が塗れたら、最後にハイライト(光が当たっている明るい部分)を入れます。
まず頭の丸みに沿って「天使の輪」のようにざっくりと明るい色を置き、その後、消しゴムツールや透明水彩ブラシなどで毛先に向かって削るように形を整えると、綺麗なハイライトが簡単に描けます。

5.仕上げ
最後に、好みで「周り込みのハイライト(環境光)」を足したり、奥側の髪にエアブラシで薄く色(白や薄い青など)を乗せて不透明度を調整したりすると、空気感や奥行きを出すことができます。
これでショートヘアの塗りは完成です。

基本的な描き方をマスターしたら、次はさらに上手に描くためのコツを押さえましょう。
ショートヘアを描くときに最も重要なコツは、つむじを起点とした毛流れを意識することです。
つむじの位置を決めることで、髪をブロック(パーツ)分けしやすくなり、頭の丸みに沿った自然な立体感を描き出せます。
つむじの位置はてっぺんでも、少しズラしても大丈夫です。キャラクターの髪型に合わせてつむじの位置を考えていきましょう。

髪の美しさはツヤで決まります。これは影とハイライトで表現可能です。
基本として、頭の形に沿ったツヤの「天使の輪」を描くと、髪らしいツヤが出ます。「天使の輪」は髪の毛のキューティクルが整っている時に光が当たると見える輝き方を表現しています。

同じショートヘアでも、アレンジを加えることでキャラクターの個性を際立たせられます。
他にも、おくれ毛や生え際を描き込むと、さらに説得力が増します。

最後に、代表的なショートヘアのスタイル別に、描き分ける際のポイントを紹介します。
自然な丸みと、柔らかい髪の毛の流れを意識して描きます。毛先を軽く流したり、あえて切りっぱなし(ブラントカット)にしたりと、アレンジも様々です。

短い毛束感や、レイヤー(段差)を意識して描きます。襟足は刈り上げたり、逆に少し長めに残したりすると印象が変わります。元気な印象にするなら、前髪も短く切り揃えるのがオススメです。

大人っぽい前下がりショートは、後ろから前に向かって、前髪が長くなるシルエットを描きます。サイド(横髪)は顔のラインに沿わせるように描くと、全体が綺麗に収まります。
丸みのあるマッシュショートを描くときは、トップ(頭頂部)の髪を長めに残し、全体的に丸みのあるシルエットで描きます。襟足をスッキリさせるとくびれができ、バランスの良いヘアスタイルになります。


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