イラストノウハウ
人物・キャラクターの描き方

初心者も簡単!2頭身キャラクターのイラストの描き方

  • 描き方

2頭身キャラクターの描き方にはいくつかのポイントがあり、それさえ押さえれば誰でもバランス良く、魅力的なイラストを描くことができます。

この記事では、イラスト初心者の方に向けて、かわいい2頭身キャラクターの描き方を解説します。構図の決め方からアタリの取り方、色の塗り方、そしてキャラクターをより魅力的に見せる仕上げのコツまで、イラストが完成するまでの手順を分かりやすくご紹介します。

参考記事:初心者も簡単!ミニキャラ・ちびキャラのイラストの描き方

2頭身キャラクターの魅力や特徴

2頭身キャラクター(SDキャラクター)は、頭が大きく身体が小さい、丸みのあるフォルムが特徴です。その愛らしい見た目が、キャラクターに親しみやすい印象を与えます。

デフォルメされたデザインは、アクリルスタンドやステッカーといったキャラクターグッズでも幅広く活用されており、非常に人気があります。

イラストを描く際でも、複雑な頭身バランスを気にせず、キャラクターの特徴や表情に集中して描けるため、初心者にとって非常に親しみやすいのが特徴です。

2頭身キャラクターを描くときのポイント

  • 比率:基本は「頭1:身体1」の比率で描きます。
  • 顔のパーツ:顔のパーツは、顔全体の下半分くらいのスペースに配置します。目を大きめに、口をやや小さめに描くと、バランスよく可愛らしく収まります。
  • 表情の豊かさ:2頭身キャラクターは、顔の表情がキャラクターの印象を大きく左右します。キャラクターの個性が出るように、表情やどこをどうデフォルメするかにこだわって描いてみましょう。

参考記事:初心者も簡単!イラスト・キャラクターの頭身比率とバランスの取り方

2頭身キャラクターをかわいく描くコツ

実際の描き方に進む前に、キャラクターをより魅力的に見せる頭と身体の具体的なコツを押さえておきましょう。

2頭身キャラクターの頭の描き方

2頭身キャラクターの頭をかわいく描きたいときは、次のポイントに気をつけてみてください。

  • 顔の輪郭はふっくらと丸く描く
  • 目は大きく、鼻や口などの他パーツは小さめにする
  • 顔パーツの位置は、全体の少し下めに配置する
  • 特徴的なモチーフ(耳など)や髪型はボリュームを大きめにする

また、眉をしっかり描くことで、どんな表情をしているかが読者に伝わりやすくなるのでオススメです。

2頭身キャラクターの身体の描き方

身体を描くときは、アルファベットのAの形(末広がり)をイメージしていきましょう。

2頭身キャラクターのイラストでは、ウエストのくびれを作らず、下にふんわりと広がるイメージで描くのが可愛さのポイントです。逆にメリハリをつけた体型にすると、アメコミ的なスタイリッシュな雰囲気になります。また、手足の先などを丸みを帯びた形にすることで、より愛らしい印象が増します。

2頭身キャラクターのイラストの描き方

今回は「ウサギ」をテーマにキャラクターをデザインし、実際に2頭身イラストを描く手順を解説します。

2頭身キャラクターの構図の作り方

2頭身キャラクターを描くときは、画面の中央に配置する円形構図(日の丸構図)がオススメです。キャラクターが引き立ち、バランスが取りやすくなります。

  • キャラクターがパッと引き立つ:視線が中央に集まるため、キャラクターの可愛さを最大限にアピールできます。
  • 左右のバランスが取りやすい:中心線(キャンバスの真ん中)を意識しながら描けるため、イラスト初心者でも身体の歪みやパーツのズレを防げます。

参考記事:初心者も簡単!図形で考える構図の描き方(円形構図・三角形構図・対角線構図)

また、2頭身キャラクターは頭が大きいため、キャンバスの上側にスペースが足りなくなりがちです。あらかじめ上下左右に少し広めの余白を残すことを意識して、キャンバスの真ん中に大きな丸を描くことから始めてみましょう。

2頭身キャラクターのアタリの取り方

次に、2頭身キャラクターのアタリを取っていきます。2頭身キャラクターをバランス良く描くためには、最初のアタリの段階で、思い切ったデフォルメを意識することが大切です。

2頭身キャラクターの身体の形状は、頭の大きさを基準にして、同じくらいのサイズ(1:1)で身体の丸を描きましょう。このとき、首はあえて描かない(またはごく短くする)ようにすると、頭と身体が自然に繋がってモチモチとした可愛いフォルムになります。身体の形はシンプルに描くのがポイントです。

顔のアタリでは、横のセンターラインを少し下げ気味に引き、目の位置が顔の下半分を占めるような比率を意識してみてください。おでこを広く、パーツを下に集めるのが、ミニキャラらしい愛らしさを表現する基本テクニックです。

また、ウサギの耳のようなチャームポイントは「ちょっと大げさかな?」と思うくらい大きめにアタリを取っておきます。逆に、洋服のシワや手足の複雑な構造は思い切ってシンプルに引き算することで、主役であるキャラクターの個性がパッと引き立つようになります。

2頭身キャラクターの線画の描き方

アタリをもとに、キャラクターの線画を描き起こします。

線画を描く際、立体感(存在感)を出したい場合は、「外側は太く、内側は細く」が基本です。具体的には、以下のように線の太さを使い分けてみましょう。

  • 外側の線(太めのブラシを使う):顔の輪郭、髪全体のシルエット、身体や手足のアウトラインなど。
  • 内側の線(細めのブラシを使う):服のシワ、髪の毛の細かい毛束、瞳の描き込みなどのディテール部分。

外側の線をしっかりと太く描くことで、小さな2頭身でも背景からキャラクターが力強く際立ち、シールやアクリルスタンドにした際にもシルエットが綺麗に見えます。

逆に、内側の線は太くしてしまうと、小さな身体の中が線でごちゃごちゃしてしまいます。服のシワなどをあえて細めに描くことで情報量が整理され、一番見せたい「顔」へと自然に視線が誘導されるようになります。デジタルソフトで描く場合は、ペンのサイズ設定を変えたり、筆圧を意識して強弱をつけてみてください。

参考記事:初心者も簡単!キレイな線画の描き方

2頭身キャラクターの色の塗り方

線画が描けたら、次に色塗りを行います。

まずはパーツごとにざっくりと色を分けていきます(ベースカラーを塗ります)。今回はメインカラーをピンク、サブカラーを青紫、アクセントカラーをオレンジで塗っていきます。

メインカラーのピンクを髪色・顔の色で塗り、サブカラーの青紫を服に塗ります。アクセントカラーのオレンジは、2頭身キャラクターのヘアピンに塗ります。

ピンクと青紫の組み合わせは、色が喧嘩せず自然とまとまりやすい組み合わせです。そのため、2頭身キャラクターのゆるかわいい雰囲気を表現できる配色として、今回はこの色の組み合わせを採用しました。

参考記事:初心者も簡単!配色・色選びの基本

色分けができたら、瞳のハイライトや服の模様などを描き込みます。複雑なデザインのキャラクターを描く場合でも、一部の飾りを省略するなど、情報を整理してシンプルにまとめるのがポイントです。

次に影を塗って立体感を出します。

2頭身キャラクターにおいて、最も目立ち、魅力を左右するのは顔(表情)です。そのため、顔周りの影は控えめにし、表情が明るく見えやすいようにするのがコツです。

  • 影を入れる場所の目安:髪が落ちる額の影、首元の落ち影、耳の影など、最低限の場所のみに絞ります。
  • 注意点:鼻の下や頬周りなどへのリアルで濃い影は、せっかくの可愛らしいデフォルメ感を損なってしまうため控えましょう。

参考記事:初心者も簡単!顔の影の付け方

一方で、身体や服の影は、大きく・シンプルに捉えます。

服の細かいシワをすべて描き込むと、情報量が多くなりすぎて頭身の低いポップな雰囲気に合いません。身体をシンプルな円柱や球体として捉え、影の面積を大きくざっくりと塗っていきます。

今回のケースだと、キャラクターのお腹を中心に大きな落ち影を作るだけで十分な立体感が出ます。

参考記事:初心者も簡単!イラストの影の付け方

最後に、光が当たる部分にハイライトを入れます。2頭身キャラクターは、以下のポイントを押さえてハイライトを入れると可愛く仕上がります。

  • 髪の毛のハイライト:頭の丸みに沿って、アニメ塗りのような光の輪(天使の輪)を入れます。真っ白ではなく、ベースカラーを明るくした色(薄いピンク)を使うと、髪色に自然に馴染みます。
  • 瞳のハイライト:瞳にハイライトを入れると表情が明るく見えます。今回は、最初に決めた光の方向(光源)に合わせて、左右の瞳の同じ位置に白い光を小さく置きます。

ただし、服のシワや小物など、全体にハイライトを入れすぎると、2頭身特有のシンプルな良さが失われます。ハイライトは、一番目立たせたい顔周りを中心に、ポイントを絞って入れましょう。今回は、顔周り以外にはハイライトを入れず、視線を顔に誘導するようなイラストにしています。

参考記事:初心者も簡単!ハイライトの描き方

2頭身キャラクターのイラストの仕上げ方

キャラクターが描けたら、背景を追加して仕上げましょう。

2頭身キャラクターのイラストには、シンプルな背景がよく合います。おすすめの背景は、単色塗り、水玉やストライプなどの簡単な柄、キャラクターの後ろに円や星などの図形を配置するシンプルな背景です。

背景の色も、キャラクターのメインカラーと同系色の薄い色にするか、補色(反対色)を選ぶと画面がバランスよくまとまります。今回は薄いピンクで格子柄のシンプルな背景を採用しました。

参考記事:初心者も簡単!シンプルでおしゃれな背景の描き方

さらに、キャラクターの周りを白い線で縁取ると、よりキャラクターが引き立ち、まとまりのあるイラストになります。

  • 白フチの効果:背景の色とキャラクターの境界がはっきりするため、キャラクターが背景に埋もれず目立ちやすくなります。
  • グッズのような仕上がりになる:アクリルスタンドやステッカーのような、まとまりのあるイラストになります。

アタムアカデミーのオンラインイラスト教室で2頭身キャラクターの描き方を学べる

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構図の決め方からアタリの取り方、色の塗り方、そしてキャラクターをより魅力的に見せる仕上げのコツまで、2頭身キャラクターのイラストの描き方の基本から応用まで、講師とやりとりしながら練習できます。

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